採集地で出会った生き物達 |
ベニドウダン Enkianthus cernuus f. rubens
=チチブドウダン E. cernuus var. matsudae
ツツジ科 ドウダンツツジ属 |
観音沼森林公園,道端の木で赤い花が咲いていた(下郷町),
2011.06.19, 12:09-12:10
これはベニサラサドウダン(Enkianthus campanulatus var. rubicundus)。
とこの時は思ったが,よく見ると花の縁の様子が異なる。
チチブドウダン(Enkianthus cernuus var. matsudae)のようだ。
根の上湖の北岸沿いを東へ(中津川市),
2015.05.30, 12:48
チチブドウダン(Enkianthus cenuus var. matsudae)?
花の形はそっくりだが,やや赤味が少ない。
また,葉の鋸歯の部分も丸みがある。
保古の湖北岸,道路へ戻る(中津川市),
2016.05.22, 12:29-12:30
1枚目:上記のように,この頃になると湖岸には数頭の馬がいて水を飲んでいた。
ボートの姿はすでにない。
乗馬の一団には指導員らしき男性がいて,他の乗馬した人達を案内してきたようだ。
後で調べると,ここから7, 8 km南に乗馬クラブがあった。
そこからここまで馬で来たのかは不明。やや遠すぎる気がするが,,,。
2〜4枚目:湖岸沿いに赤い花があった。
これは前回は根の上湖側で見た花だ(下段)。この後も何度か遭遇した(後出)。
前回は
チチブドウダン(Enkianthus cernuus var. matsudae,ツツジ科 ドウダンツツジ属)
かと思ったが,,。今回調べると
ベニドウダン(Enkianthus cernuus f. rubens,ツツジ科 ドウダンツツジ属)
というのがより似ていることに気づいた(注)。
ベニサラサドウダン(Enkianthus campanulatus var. palibinii,ツツジ科 ドウダンツツジ属)
というのもあるが,これとベニドウダンは別らしい。
サラサドウダン(Enkianthus campanulatus,ツツジ科 ドウダンツツジ属)
は花に赤い縦筋(更紗)が入っている他に,花の形が釣鐘状で先端がやや外へ開いている。花柱が花冠から突き出ないというのも特徴らしい。
ベニドウダンは花柱が花冠から突き出ている。
ドウダンツツジ(Enkianthus perulatus,ツツジ科 ドウダンツツジ属)
というのもあるし,なかなかややこしい。
注:チチブドウダンの方が花の赤味が強く,西日本に分布するのに対して,
ベニドウダンはやや赤味が薄く,東日本に分布するとされるが,
チチブドウダンとベニドウダンを同一とする見方もある。
保古の湖東端(中津川市),
2016.05.22, 12:44-12:45
橋の近くで,さきほども撮影した
ベニドウダン(Enkianthus cernuus f. rubens,ツツジ科 ドウダンツツジ属)
,もしくは,チチブドウダンが咲いていた。
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