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2016.08.14, Part IX

富士見田代〜富士見峠(富士見小屋)

富士見田代へ(片品村),13:03

富士見田代前のT字路(片品村),13:03
1枚目:左は尾瀬ヶ原への分岐(長沢新道)だ(注)。その奥にあるのが富士見田代にある池塘だ。

注:後でわかったが,鳩待峠まで車で上がれるようになる前までは,この長沢新道を通るのが尾瀬の本体部分に 到達するメインのルートだったようだ。富士見下というところまで車で来て,そこから歩いてこの先にある 富士見峠まで上がり,長沢新道を下って尾瀬へ向ったらしい。 その際,富士見峠にある富士見小屋には定員を超えて大勢の人が泊まるのが常態だったという。 それほど賑わっていた 富士見小屋が・・・。

2015年08月の様子(2015.08.15,12:51-12:52撮影)。

2012年09月の様子(2012.09.29,12:24-12:25撮影)。

T字路の先を左折して富士見田代唯一の池塘へ(片品村),13:03

富士見田代にある大きな池塘(片品村),13:04
入ってすぐにパノラマ撮影。


2015年08月の様子(2015.08.15,12:52撮影)。

2012年09月の様子(2012.09.29,12:26撮影)。

2011年09月の様子(2011.09.29,12:38-12:39撮影)。

2010年08月の様子(2010.08.15,12:14撮影)。

富士見田代にある大きな池塘(片品村),13:04
少し進んで再度,パノラマ撮影。
曇っているのと,逆光なのでどうにも絵にならない。

富士見田代にある大きな池塘(片品村),13:05
カップ付き指示棒を使って池端の水を採取。

その水を入れたサンプリングチューブを観察(片品村),13:06-13:07
1枚目:赤黒い三角形のものがたくさん泳いでいる。
2枚目:動画で撮影。
これは今年6月に岩手県八幡平市にある安比高原 奥の牧場で観察(下段)した 共生藻を持つラッパムシ(Stentor fuliginosus or S. amethystinus,注) だ。

注:以前から培養しているS. fuliginosusと比べると,どうも微妙に異なることに気づいた。 もしかすると,S. fuliginosusに極めて似たS. amethystinusかも知れない。 両者の違いは,文献的には,色素の色がわずかに異なるのと,小核の周囲にその色素が集まっているか否かという,非常に微妙なものだ。 しかし,それ以外にも生きている細胞の形や遊泳の状態を見ると,かなりハッキリした違いがあることに気づいた。 これから詳しく違いを調べてみるつもり。
                ←動画(9.7 Mb, movファイル)
2016年06月の様子(2016.06.19,11:51-11:52撮影)。
                ←動画(.mov)

富士見田代にある池塘(片品村),13:08-13:09
1枚目:導電率は 7 μS/cm(24.2 ℃)。
2枚目:pH は 4.89。安比湿原とほぼ同じだ。

富士見田代にある池塘(片品村),13:10
立ち去る前に再度,パノラマ撮影。腰を低くして撮影した。


2015年08月の様子(2015.08.15,12:53撮影)。

2012年09月の様子(2012.09.29,12:27撮影)。

2011年09月の様子(2011.09.29,12:40撮影)。

2010年08月の様子(2010.08.15,12:15撮影)。

2008年08月の様子(2008.08.03,12:03-12:04撮影)。

2007年10月の様子(2007.10.06,12:01撮影)。

富士見田代にある大きな池塘(片品村),13:11-13:12
1枚目:近くでは, 2枚目:実が育ちつつある イワショウブTofieldia japonica,ユリ科 チシマゼキショウ属) や,
3枚目:果穂に変わった チングルマGeum pentapetalum,バラ科 ダイコンソウ属)
4枚目: これも花が終った キンコウカNarthecium asiaticum,ユリ科 キンコウカ属) などがあった。

富士見田代にある大きな池塘(片品村),13:12
出口近くには,枯れつつある コバイケイソウVeratrum stamineum,ユリ科 シュロソウ属) が。これも今年は開花しなかったようだ。

池塘を出て富士見田代を東へ,ゆるい坂を下る(片品村),13:12-13:13

池塘を出て富士見田代を東へ,ゆるい坂を下る(片品村),13:13
この辺の木道は平成18年(2006年)更新のものだ。

湿原の先にある急な階段を降りる(片品村),13:14-13:15
2枚目:この階段は平成24年(2012年)新しくなった。
3枚目:これは6年前(2010年)に撮影した更新前の階段だ。かなり痛んでいた (2010.08.15,12:19撮影)。

富士見小屋が迫る,だが,,(片品村),13:15-13:16
2枚目:どうも様子がおかしい。

富士見小屋は閉まっていた(片品村),13:16
1枚目:入口の脇に「お知らせ,本年は都合により営業を休ませていただきます,富士見小屋」との案内があった。 本年は,というのなら来年はどうなるのだろう?とこの時は疑問を抱いたままだったが。 この後,鳩待峠バス連絡所まで戻ってから,窓口の人に尋ねると, 「経営者は廃業した。新しい経営者に替れば来年からは営業を再開するかも知れないが,今のところその予定はない」 との返事だった。
帰宅してから調べると,たしかに富士見小屋は廃業したとのニュース記事があった。 尾瀬では山小屋が廃業するのは初めてとのこと。 既述したように,ここは鳩待峠のルートができる前は,尾瀬へ向うメインのコースだったそうで, その頃は,定員をオーバーするほど大勢の人がここに泊まって,尾瀬を目指したらしい。
う〜む,残念。いつものように,ここでカレーライスを食べたかったのだが,,。
2枚目:2015年08月の様子(2015.08.15,12:58撮影)。

前へ回ってパノラマ撮影(片品村),13:16-13:17
たしかに閉まっている。 昨年の画像(下段)は,中で食事をしてから撮影している。 そのため,時間的には,今回とほぼ同じになった。3分の遅れに縮まった。


2015年08月の様子(2015.08.15,13:13撮影)。

2012年09月の様子(2012.09.29,12:44-12:45撮影)。

2011年09月の様子(2011.09.29,13:05撮影)。

2010年08月の様子(2010.08.15,12:42撮影)。

2008年08月の様子(2008.8.3,12:21撮影)。

2007年10月の様子(2007.10.6,12:08撮影)。

Part X: 富士見峠〜アヤメ平〜中原山頂上〜無名湿原
2016.08.14, 13:18 - 14:01