一ノ関駅〜厳美渓〜須川温泉〜国道342号沿いの小湿原〜野鳥の森湿原〜大仁郷湿原〜須川温泉〜一ノ関駅 (08:48 - 17:52)
Part I: | 一ノ関駅〜厳美渓(一関市) 2011.08.20, 08:48 - 09:28 ヒメホタルイ? |
Part II: | 厳美渓(一関市) 2011.08.20, 09:29 - 09:50 キンミズヒキ |
Part III: | 厳美渓〜須川温泉(一関市) 2011.08.20, 09:53 - 11:17 ムクゲ |
Part IV: | 須川温泉〜国道342号を北へ(一関市/東成瀬村) 2011.08.20, 11:25 - 11:39 シロバナトウウチソウ |
Part V: | 国道342号沿いの小湿原(東成瀬村) 2011.08.20, 11:40 - 12:03 イワショウブ, モウセンゴケ,ヤマハハコ,ウメバチソウ |
Part VI: | 野鳥の森北側の林道を西へ(東成瀬村) 2011.08.20, 12:04 - 12:19 ミヤマホタルイ, ミズギク |
Part VII: | 野鳥の森湿原(1)(東成瀬村) 2011.08.20, 12:20 - 12:29 サワギキョウ, コバギボウシ |
Part VIII: | 野鳥の森湿原(2)(東成瀬村) 2011.08.20, 12:29 - 12:40 コバイケイソウ, ??,コバギボウシ |
Part IX: | 野鳥の森湿原(3)(東成瀬村) 2011.08.20, 12:40 - 12:53 ミヤマフキバッタ |
Part X: | 野鳥の森北側の林道〜国道342号〜大仁郷湿原へ(東成瀬村) 2011.08.20, 12:57 - 13:25 ネジバナ, ヒカゲノカズラ |
Part XI: | 大仁郷湿原(1)(東成瀬村) 2011.08.20, 13:28 - 13:38 コバギボウシ |
Part XII: | 大仁郷湿原(2)(東成瀬村) 2011.08.20, 13:38 - 13:46 |
Part XIII: | 大仁郷湿原〜須川温泉へ戻る(東成瀬村) 2011.08.20, 13:47 - 14:18 ススキ, オカトラノオ,オオバコ?,ミヤマアキノキリンソウ,?? |
Part XIV: | 須川温泉〜一ノ関駅(一関市) 2011.08.20, 14:19 - 17:52 アキアカネ |
追加: | 採集したサンプルの観察(千代田区) 2011.08.21-08.23 |
今回は,栗駒山の北側にある須川高原を訪れた。
ここを訪れるのは,今回で4度目(2005.7.24,
2007.6.24,
2010.8.10,
2011.8.20)。
出発前の時点では,前回(2010.8.10)同様, 野鳥の森湿原, 大仁郷湿原 など秋田県側の湿原を再訪するか, あるいは,岩手県側の栗駒山登山道の途中にある湿原,ないし,池沼( 名残ケ原, イワカガミ群生地など) を訪れるか決めかねていた。 秋田県側の採集地では,とくに 野鳥の森湿原を再訪したかった。 ここは前回が最初の採集で,一度に95 種が観察された。 かなり有望な採集地なので,最大何種くらいいるかを知るために,何度か訪れて採集を繰り返す必要があるからだ。 一方,栗駒山登山道では,途中にある 名残ケ原, イワカガミ群生地, 苔花台 はすでに訪れているが,今回は昭和湖を経由しない東側の登山道の途中にある池まで歩こうかと考えた。 このコースを歩いた様子を紹介したHPを見るかぎりでは,それなりに原生生物がいそうなので, そこまでを往復してみたかった(標高差 約300 m,1120-1420 m)。 ただし,その往復に3時間以上かかるのは確実だった。 時間があればそこからの標高差200m (計 500 m)ほどの栗駒山頂まで行き,昭和湖を経由するコースを降りたかったが, 日帰りで須川高原に滞在できるのは,当初の予定では4時間しかない(注1)のでとても無理だった。 しかし,実際に訪れてみると,往路のバス時刻が変わっていたため(注2), 須川高原に滞在できるのは4時間(正確には4時間26分,10:34-15:00)ではなく, 3時間(正確には3時間26分,11:34-15:00)しかないことが判明。 これだと,栗駒山登山道の途中にある池まで行くと復路のバスに乗り遅れる恐れがある。 須川温泉に近い名残ヶ原やイワカガミ群生地等を再訪するだけでは逆に時間が余ってしまうし, これらの採集地にはあまり原生生物がいない(苔花台はゼロ)ので,再訪する魅力はさほどない。 よって前回(2010.8.10) と同様,秋田県側の採集ポイントを再訪することにした。 また,この結果,一ノ関駅に着いてから1時間,時間が余ってしまった。 駅周辺で1時間ブラブラしても仕方がないので,須川温泉行きバス路線の途中にある厳美渓で時間を潰すことにした。 厳美渓は観光地なので,ここへ行くバスは結構多い。 訪れた厳美渓には若干の採集ポイントもあり,余った時間を無駄にしないで済んだ。 それどころか,河川敷にある岩盤の窪みにある水たまり計3ヶ所で採集したところ, そのうちの一つ(厳美公園のサンプル)で,非常にたくさんの,しかも,通常は湿原でしか見かけない原生生物を観察することができた。 その数(種数)は,この後,訪れた須川高原の湿原群のサンプルよりも多いほどだった。 わずかな量の水たまりなので,通常なら原生生物はほとんど観察されないはずだが, 渓流沿いの岩盤という特殊な環境が幸いして,このような多様な原生生物相を生み出しているのかも知れない。 長年月安定した水環境でないと原生生物相は豊かにならないので,ここも安定した水環境になっているはずだが, 何がそうさせているのかは今のところ不明。ここも後日,再訪する必要がある。 偶然というか,怪我の功名というか・・・。 注1: 2007.6.24に訪れた時は, 往路のバスが一ノ関駅前7:30発(須川温泉 09:04着),須川温泉を出る復路のバスが16:40発なので, 須川高原に7時間30分以上滞在することができた(ただし,5月初旬〜11.4までの土日祝日のみ)(注3)。 これなら,十分に栗駒山に登って降りてくることが可能だ。 実際,それらしい人も大勢いた。が, 2010.8.10に訪れた際には, 一ノ関駅前9:00発(須川温泉 10:34着),須川温泉を出る復路のバスが15:00発と, 滞在時間が4時間26分に変わっていた(また,土日祝日のみから毎日運行に変わっていた)。 この変更の内容から推察すると,従来は日帰り登山者向けの運行だったのが,須川温泉に泊まって登山するなり, 周辺を散策する人向けに運行目的を変えたと考えられる。 注2:これは私の検索ミスだった。 今回は,先日,八幡平( 2011.6.12, 2011.8.9)を訪れた時と同様, 以下のwebpageを見てスケジュールを組んだのだが・・・。 http://www.iwatebus.or.jp/timetable/index.html(岩手県バス協会の路線バス時刻表) ここにあるデータが最新のものではなかった。 乗車したバスの岩手県交通では, 今年5月10日に時刻表を改正していた。 岩手県交通のHP にはしっかりそれが掲載されていたのだが,岩手県バス協会側のHPには反映されていなかったのだ。 6月1日から午前中のバスは,一ノ関駅前の発車時刻がさらに1時間遅れていた(9:00→10:00)。 注3:最初(2005.7.24)に訪れた時は,駅の発車時刻が2010年と同じ,9:00発だった。 したがって,この時は,2010年と今回同様,日帰りができた。 2007年は早朝(7:30)発だったので,前日に一関に移動。一泊して須川温泉行きのバスに乗車した。 |