片品村 |
富士見田代
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採集日:2007.10.06 | ウオッちず | で位置確認 |
往 路 |
富士見田代の池塘(片品村),12:00
分岐近くに大きな池塘があった。池塘方向をパノラマ撮影。
富士見田代の池塘(片品村),12:00
1,2枚目:途中に池塘のある湿原へ入る脇道があった。
富士見田代の池塘(片品村),12:01
脇道へ入り,池塘方向をパノラマ撮影。遠くに燧ケ岳が見える。
富士見田代の池塘(片品村),12:01-12:03
木道と池塘の間の草がやや踏み付けられたような状態になっていたが,
ここでは木道からカップ付き指示棒を伸ばして池塘の岸辺で採集(富士見田代)。
この池塘で採集できたのはここだけ。
というよりも,後で出てくる湿原では採集できなかったので,富士見田代全体でも採集できたのはこの1ケ所のみとなった。
しかし,・・・。画像でもわかるようにカップの中にはわずかな水垢が入っただけだったが,
ここでは,以下のように多様な原生生物が観察できた。
その多くは腐食性の環境に棲む種類だが,とにかく種類が多い。この池塘は相当昔からここに存在していたのだろう。
観察された生物:
渦鞭毛虫の一種,
ミドリムシ(E. mutabilis),
クリプトモナス(Cryptomonas),
リピドデンドロン(Rhipidodendron),
襟鞭毛虫の一種(初観察),
アクチノスフェリウム(Actinosphaerium),
太陽虫の一種,
太陽虫の一種(曲った棘が表層を覆う),
ナベカムリ(Arcella sp.),
トゲフセツボカムリ(Centropyxis),
ディフルギア(
Difflugia bacillifera,
ア D. oblonga?),
ミカムリ(
Nebela marginata,
Nebela sp. 2種
いずれも初観察),
共生藻を持つヒアロスフェニア(Hyalosphenia papilio
共生藻を持つタイプは初観察),
ディアフォロドン(Diaphoropodon),
トリネマ(Trinema sp.,小型),
スフェノデリア(Sphenoderia),
ディプロフリス(Diplophrys),
糸状根足虫の一種,
ラッパムシ(Stentor polymorphus, 共生藻類有り),
ウロトリカ(Urotricha)?,
ラクリマリア(Lacrymaria),
レンバディオン(Lembadion lucens),
ユープロテス(Euplotes sp.),
ウロレプタス(Uroleptus),
ミドリゾウリムシ(Paramecium bursaria),
オフリディウム(Ophrydium, 共生藻なし),
ツリガネムシ(Vorticella,細長い)
繊毛虫の一種(見覚えがあるが・・・),
小型繊毛虫数種,
ペロニエラ(Peroniella hyalothecae),
黄金藻の一種(2個が対になっている),
小型珪藻各種,
イカダモ(Scenedesmus sp.),
Dictyosphaerium,
Asterococcus,
オーキスチス(Oocystis),
ボツリオコッカス(
Botryococcus braunii),
サヤミドロ(Oedogonium),
クレブソルミディウム(Klebsormidium),
Bulbochaete,
ヒザオリ(Mougeotia),
ミカヅキモ(
Closterium pronum),
ツヅミモ(
Cosmarium quadrifarium),
ホシガタモ(
Staurastrum simonyi),
アルスロデスムス(
Arthrodesmus extensus),
アワセオオギ(Micrasterias truncata),
イボマタモ(
Euastrum humerosum),
ハタヒモ(Netrium digitus),
ネジモ(Spirotaenia condensata),
タテブエモ(Penium polymorphum),
フタボシモ(Cylindrocystis),
ダルマオトシ(Hyalotheca dissiliens var. tatrica),
クロオコッカス(Chroococcus),
シネココッカス(Synechococcus),
メリスモペディア(Merismopedia)3種以上,
Hapalosiphon,
ミジンコ,
ケンミジンコ,
イタチムシ,
イタチムシ(Chaetonotus hystrix),
ワムシ,
富士見田代の池塘(片品村),12:04
池塘から少し後ろへ下がって再度パノラマ撮影。
富士見田代(片品村),12:04
池塘を離れ,さらに富士見峠へ向って進むと木道の両側に湿原が広がっていた。
富士見田代(片品村),12:04-12:05
1,2枚目:進行方向をパノラマ撮影。
3枚目:「H18」とある。横田代へ向う途中にあった同じ「H18」のものと比べると,見た目はもっと古そうに見える。
この辺は環境的に厳しい(=木道が痛みやすい)のかも。
富士見田代(片品村),12:05
1枚目:木道脇にある過去の踏み荒らしでできた裸地部分。水は干上がっている。
2枚目:やや離れた場所にある復元作業中の箇所。ここには池塘らしきものは見当たらない。
復 路 |
鳩待峠へ戻る(富士見峠,片品村),12:23-12:25
1枚目:12,3分の昼食&休憩を終えて,元来た道を辿って鳩待峠へ向う。
2枚目:さきほど降りてきた階段を上がって・・・。
3枚目:同じ位置から上空を撮影。
富士見田代(片品村),12:25
湿原を横に見ながら西へ向う。
尾瀬ケ原・富士見峠・アヤメ平分岐(片品村),12:27
1枚目:ゆるい登り坂。ここはさきほど通った尾瀬ケ原(4.0K)と富士見峠・アヤメ平の分岐。
地図では尾瀬ケ原方面のルート沿いにも富士見田代が広がっているように描いてあるので,尾瀬ケ原方面のルートへ少し入ってみることにする。
2,3枚目:これが尾瀬ケ原方面のルート。下り坂。
前方に右への分岐があった。
富士見田代(片品村),12:28
1枚目:ここはさきほど見た池塘への別の入口だった。
2枚目:せっかくなので再度中へ入って池塘を撮影。
富士見田代(片品村),12:28
もう一度,今度はパノラマ撮影。
尾瀬ケ原・アヤメ平分岐へ戻る(片品村),12:29-12:30
1枚目:その後,尾瀬ケ原方面へのルートを先へ進んでみたが,こちらの木道沿いには湿原はなかった。
この辺で引き返すことにした。
2枚目:戻る途中。往路の横田代へ向う途中でも見かけたが,
これはゴゼンタチバナ(Chamaepericlymenum canadense)の実。
尾瀬ケ原・富士見峠・アヤメ平分岐へ戻る(片品村),12:31
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