尾瀬ケ原の南，中原山の東西に広がる尾根筋にある湿原。富士見峠の近くにある（標高 1887 m）。 湿原の西端に大きな池塘があり，ここにはたくさんの原生生物がいた。 これまで観察した中で一つのサンプルでもっとも多くの原生生物（種数）が観察できたのは 樫原湿原（唐津市，サンプルNo.5, 80種）， いろは沼（上山市，サンプルNo.2, 72種） だったが， ここはその次のランクに属する（55種）。 同ランクにあるのは長野県乗鞍高原にある どじょう池（サンプルNo.1, 53種）。 しかし，その池塘以外の場所は踏み荒らしにより荒廃していた。 ここも現在は復元作業中となっていたが，全体が傾斜しているためか，木道周辺にある泥炭が露出している場所の多くは乾いていた。 観察された原生生物名一覧（現在 88 種） ＃2010.08.15 の採集で新たに 16 種が追加され 61 → 77 種となった。 ＃2011.09.29 の採集で新たに 02 種が追加され 77 → 79 種となった。 ＃2012.09.29 の採集で新たに 01 種が追加され 79 → 80 種となった。 ＃2015.08.15 の採集で新たに 08 種が追加され 80 → 88 種となった。