鶴岡市/庄内町
月山 弥陀ヶ原
Part VI: 北側の木道〜東端の池塘へ
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採集日:2013.08.22 ウオッちず で位置確認

弥陀ヶ原,北側の木道を東へ(庄内町),08:35
笹薮を過ぎるとその先に湿原の東縁を南北に通る木道がある。

弥陀ヶ原,北側の木道を東へ(庄内町),08:35-08:36
今日は月山山頂方向が非常にくっきり見える。 下段は昨年(2012.08.22)の様子。月山の山頂付近はすでに雲に隠れつつあった。 午前10時すぎというのがすでに遅過ぎたのかも知れない。


2012年08月の様子(2012.08.22,10:11撮影)。

月山山頂方向を望遠撮影(庄内町),08:36
あそこはどの辺だろうか? 手前に平坦な裸地があり,その右手に登山道の一部が見えている。 おそらく「無量坂」(標高 1500m付近)あたりだろう。 だとすると,登山道を挟んで西側にいくつかの池塘があるはず。 裏手に深緑色に見える部分があるが,あそこは「一の岳」(標高 1679m)か, さらにその上の「オモワシ山」(標高 1828m)と呼ばれる場所かも知れない。 後者だと,弥陀ヶ原と月山頂上の中間付近で,手前に仏生池小屋がある。

弥陀ヶ原,北側の木道を東へ(庄内町),08:37
1〜3枚目:パノラマ撮影。 前方に湿原の東縁を南北に通る木道が見えてきた。

弥陀ヶ原,T字路手前の池塘(庄内町),08:37, 08:38, 08:39
1,2枚目:木道脇で キンコウカNarthecium asiaticum,ユリ科 キンコウカ属) が咲いていた。 3枚目:ここで 採集(弥陀ヶ原-03)
観察された生物: マルウズオビムシ(Peridinium), リピドデンドロン(Rhipidodendron), トゲフセツボカムリ( Centropyxis ecornis), Lesquereusia, アミカムリ(Nebela collaris), ヒアロスフェニア(Hyalosphenia papilio), イカダモ(Scenedesmus quadricauda), サヤミドロ(Oedogonium), ウネリマクラ(Docidium undulatum), ミカヅキモ( Closterium ralfsii), ハタヒモ(Netrium digitus), Bambusina brebissonii, メリスモペディア(Merismopedia), Hapalosiphon, スティゴネマ(Stigonema ocellatum), ワムシ, ミジンコ,

前方のT字路を左折する(庄内町),08:39-08:40

北東端にある池塘へ(庄内町),08:40
実をつけた コバイケイソウVerantrum stamineum,ユリ科 シュロソウ属)

左折した後はゆっくりと右にカーブし,最後は南向きとなる(庄内町),08:41
1,2枚目:パノラマ撮影。 1枚目:左前方,笹薮の先にも湿原がある。

笹薮の先にある湿原を望遠撮影(庄内町),08:42
2枚目:iPad mini で確認。

弥陀ヶ原,カーブの途中にある踏跡(庄内町),08:43
この踏跡は北へ向い,前回歩いた御浜池へ向う遊歩道に合流している(はず)。 その途中にも池塘が点在している(はず)。 最近は雨が多かったのだろう。踏跡には水たまりができていた。

弥陀ヶ原,踏跡の先で右に折れて南向きとなる(庄内町),08:43

北東端の木道を南へ(庄内町),08:44

弥陀ヶ原,北東端の木道を南へ(庄内町),08:44-08:45
1枚目:木道の右に接する小さな池塘で 採集(弥陀ヶ原-04)。 2枚目:すぐ近くに 斑入りの ミズバショウLysichitum camtschatcense,サトイモ科 ミズバショウ属 ) があった。 ここ弥陀ケ原でみかけたミズバショウのほとんどは斑入りではない。 ここだけ?珍しい。なにしろこの先にはオゼコウホネがあるくらいだから,この辺は他と何かが違っているのかも。
観察された生物: クリプトモナス(Cryptomonas sp.), トラケロモナス(Trachelomonas volvocina), ディフルギア( Difflugia oblonga), 珪藻各種, エレモスフェラ(Eremosphaera viridis), カメガシラモ(Tetmemorus granulatus), ミカヅキモ( Closterium abruptumC. idiosporum), ホシガタモ( Staurastrum gracile), イボマタモ( Euastrum crassum), ハタヒモ(Netrium oblongum), フタボシモ(Cylindrocystis), クロオコッカス( Chroococcus pallidusC. turgidus), ユーカプシス(Eucapsis alpina), シアノセカ(Cyanothece, Syn. Synechococcus), メリスモペディア3種(Merismopedia), Hapalosiphon, ワムシ, ケンミジンコ,

木道の左側にも小さな池塘がある(庄内町),08:45

弥陀ヶ原,北東端の木道を南へ(庄内町),08:45
左に独特な形をした池塘がある。それが木道と接している。右は潅木。


2012年08月の様子(2012.08.22,10:17撮影)。

弥陀ヶ原,北東端の木道を南へ(庄内町),08:46-08:47
1枚目:池塘が木道と接した場所。 2枚目:水底はカワモヅクで埋め尽くされていた。 3枚目:カワモヅクの間にピペットを差し込んで,付着した水垢を 採集(弥陀ヶ原-05)
観察された生物: カリキモナス(Calycimonas physaloides), リピドデンドロン(Rhipidodendron), ディフルギア( Difflugia oblonga), 共生藻を持つLesquereusia or other genus ?, アミカムリ(Nebela collaris), 珪藻各種, イカダモ( Scenedesmus microspina), サヤミドロ(Oedogonium), ミクロタムニオン(Microthamnion strictissimum), ウネリマクラ(Docidium undulatum), ミカヅキモ( Closterium abruptumC. idiosporum), ツヅミモ( Cosmarium globosumC. quadrifarium), イボマタモ( E. humerosum)?, ハタヒモ(Netrium digitus), Groenbladia sp.?, カワモズク(Batrachospermum), クロオコッカス(Chroococcus turgidus), メリスモペディア(Merismopedia), ワムシ, ミジンコ, イタチムシ,

弥陀ヶ原,左前方がオゼコウホネが育つことで知られる池塘(庄内町),08:48
1枚目:ここも左の池塘側にだけネットフェンスが追加された。 昨年までは無かった。

月山山頂方向を望遠撮影(庄内町),08:48-08:49
雪がまだ少し残っている。 既述したが,手前の平坦な裸地がある付近が「無量坂」(標高 1500m付近)で, その奥に見えるのが「一の岳」(標高 1679m)か, さらにその上の「オモワシ山」(標高 1828m)付近,ではないかと思う。

Part V: 東端の池塘〜東側の木道 2013.08.22, 08:49 - 09:00
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