左に段々になった水辺が現れた(名古屋市),11:35
1〜3枚目:パノラマ撮影。
さきほどの案内図によると,この辺から先が「シダレザクラの里」のはず。
4枚目:iPad mini で現在地を確認。
いたかの森,シダレザクラの里(名古屋市),11:36
1枚目:左は畦になっているが,その上を歩けるようになっている。
1,2枚目:右の田圃?は干上がっている。
その先に池があった(名古屋市),11:36
池には前方からわずかに水が流れこんでいた。そして,さきほどの「こもれび池」へ向って流れ出ていた。
いたかの森,シダレザクラの里(名古屋市),11:37
池端に近付いてパノラマ撮影。
いたかの森,シダレザクラの里(名古屋市),11:38
1枚目:水はやや濁っていて,水底にはたくさんの糸状藻があった。
ここで
採集(いたかの森,シダレザクラの里-01)。
糸状藻の正体は
アオミドロ(Spirogyra)
だった。
2枚目:ピペットに張り付いたこれは?
3枚目:iPad mini で現在地を確認。
観察された生物:
トラケロモナス(Trachelomonas volvocina),
小型鞭毛虫数種,
メソディニウム(Mesodinium),
ツリガネムシ(Vorticella),
キネトキルム(Cinetochilum margaritaceum),
小型繊毛虫数種,
珪藻各種,
イカダモ(Scenedesmus quadricauda),
ジクチオスフェリウム(Dictyosphaerium),
ボツリオコッカス(Botryococcus braunii),
アオミドロ(Spirogyra),
ミカヅキモ(
Closterium gracile,
C. setaceum,
Closterium sp.),
小型ミカヅキモ(Closterium sp.),
ツヅミモ(
Cosmarium circulare?,
C. contractum),
ユレモ(Oscillatoria sp.),
いたかの森,シダレザクラの里(名古屋市),11:39
池の先には湿地が広がっていた。
水はあったが,流れていたので採集せず。
いたかの森,シダレザクラの里(名古屋市),11:39
池まで戻り,向かい側へ移動して,そこで遊歩道側を向いてパノラマ撮影。
いたかの森,シダレザクラの里(名古屋市),11:42
足下近くで
採集(いたかの森,シダレザクラの里-02)。
水深は浅いが,よ〜く見るとわずかに水の流れがあった。
水底は薄茶色の泥ばかり。
これでは原生生物は期待できない。
観察結果は予想通り。
観察された生物:
アスピディスカ(Aspidisca),
珪藻各種,
ヒザオリ(Mougeotia),
遊歩道へ戻る(名古屋市),11:42
あぜ道を進んで前方を左折。
塚ノ杁池へ(名古屋市),11:43
この先にある塚ノ杁池は,最近の航空写真を見ると,水面にたくさんの植物が浮かんでいる様子が写っている。
なので,期待してきたのだが,,(注)。
注:40年前の写真だと,それらの植物は写っていない。
なので昔から生物が豊富にいたわけではないのかも知れない。
いずれにしても,この猪高緑地には他にもいくつかの溜池()があるが,
塚ノ杁池以外は,最近の航空写真でも水面に植物の姿がない。
よって,ここが一番期待できる。
この先に塚ノ杁池があるはず(名古屋市),11:43
前方のやや高くなった場所は,塚ノ杁池の堰堤のはず。
ここにも案内があった(名古屋市),11:44
案内図の下に「2,シダレザクラの里」と書かれている。
いたかの森,塚ノ杁池(名古屋市),11:44
1〜4枚目:坂をあがると,そこは塚ノ杁池の堰堤の一部だった。
2,3枚目:前方の池端に近付きたかったが,手前にロープ柵があるので止めた。
左のより高い堰堤部分に上がってみることにした。
いたかの森,塚ノ杁池(名古屋市),11:45
堰堤のより高い場所に上がって,再度パノラマ撮影。
1枚目:堰堤の上に遊歩道が続いているが,案内図によると行き止まりのようなので,これ以上先に進むのは止めた。
しかし,後日,この辺の詳しい情報を調べると,堰堤の先にも遊歩道が続いているらしいことが判明。
結果,池を一周できるようだ。
いたかの森,塚ノ杁池(名古屋市),11:45
池の中心部から鳥の鳴き声が聞こえたので,その方向を望遠撮影。
鳴いていたのは
オオバン(Fulica atra,クイナ科 オオバン属)
だった。
3,4羽が確認できた。
先日訪れた臼子池
にもこの鳥がいた。
オオバンは西日本では留鳥らしい。
Part IV: | いたかの森(塚ノ杁池〜) 2015.11.12, 11:47 - 12:01 |