福島駅〜兎平バス停〜兎平〜兎平野営場〜浄土平南の小湿原〜浄土平〜鎌沼・姥ヶ原分岐〜鎌沼〜分岐〜浄土平駐車場〜桶沼〜桶沼の北を通る遊歩道〜仙水沼へ向う遊歩道〜浄土平駐車場〜福島駅 (09:13 - 17:29)
Part I: | 福島駅〜兎平バス停〜浄土平へ(途中迂回路を通る)(福島市) 2013.07.21, 09:13 - 11:02 |
Part II: | 野地温泉〜土湯峠〜兎平バス停〜兎平へ(福島市) 2013.07.21, 11:04 - 11:47 |
Part III: | 兎平〜兎平野営場(福島市) 2013.07.21, 11:48 - 11:57 ??, ハクサンシャクナゲ,コバイケイソウ,アキアカネ |
Part IV: | 兎平野営場〜浄土平南の小湿原(福島市) 2013.07.21, 11:58 - 12:11 トリアシショウマ? |
Part V: | 浄土平南の小湿原(1)(福島市) 2013.07.21, 12:11 - 12:22 ??, ??,モウセンゴケ,トンボソウ,コバギボウシ,コバイケイソウ,ミヤマホタルイ? |
Part VI: | 浄土平南の小湿原(2)(福島市) 2013.07.21, 12:23 - 12:34 ミヤマホタルイ?, ?? |
Part VII: | 浄土平南の小湿原〜浄土平〜鎌沼・姥ヶ原分岐へ(福島市) 2013.07.21, 12:35 - 13:08 クロマメノキ? |
Part VIII: | 鎌沼・姥ヶ原分岐へ,登山道を上がる(福島市) 2013.07.21, 13:10 - 13:43 ゴゼンタチバナ, マルバシモツケ,ハクサンシャクナゲ |
Part IX: | 鎌沼・姥ヶ原分岐〜鎌沼〜分岐〜登山道を下る(福島市) 2013.07.21, 13:44 - 14:12 ミヤマリンドウ?, チングルマ,コバイケイソウ,アズマシャクナゲ? |
Part X: | 浄土平駐車場〜桶沼へ(福島市) 2013.07.21, 14:12 - 14:50 ミヤコグサ? |
Part XI: | 桶沼入口〜桶沼〜桶沼の北へ降りる(福島市) 2013.07.21, 14:51 - 15:01 ウツボグサ |
Part XII: | 桶沼の北を通る遊歩道〜仙水沼へ向う遊歩道(途中まで)(福島市) 2013.07.21, 15:02 - 15:15 トリアシショウマ |
Part XIII: | 車道へ戻る〜浄土平駐車場〜福島駅(福島市) 2013.07.21, 15:16 - 17:29 |
追加: | 採集したサンプルの観察(千代田区) 2013.07.22-07.25 |
今回は吾妻連峰の東端にある浄土平とその周辺を4年ぶりに訪れた。
浄土平 じたいはあまり原生生物は多くないし,西にある 鎌沼も同様。 また,その先にある谷地平へは 7年前(2006.09.03) に訪れようとして時間切れで途中で引き返した苦い思い出がある(注1)。 ということで,それだけだと浄土平を訪れる魅力は今一つなのだが・・・。 最近は航空写真を見てガイドにない小湿原や池沼を探して訪れているが,ここもガイドにある場所以外にあちこちに無名の小湿原や池沼があるらしいことがわかった。 それで訪れた。のだが。 よくあることではあるが,今回もまた想定外というか,残念なことがいくつか重なってしまった。 そのまま書くと長くなるので箇条書きにする。 1)また,天気予報が外れた 前日の予報では福島市周辺は「日中は晴れ」だったが,当日になると「終日曇り」の予報に変わってしまった。 「日中は晴れ」の予報を確認してから,夕方,帰りがけに市ヶ谷駅で切符を購入した。今さら止める訳にはいかない。 (埼玉も曇りだったので)どんよりとした空を見つめながら福島へ向った。そして,訪れた吾妻山の空も同じだった。 2)出発直前にデジカメを交換 自宅を出る直前にデジカメをチェックしたところ,液晶画面がふらついていてどうにも使いものにならなくなっていた。 このカメラは,以前から液晶画面に黒い部分ができる,動作がやや遅くなった,などかなりガタがきていたのをこれまでだましだまし使っていたが, ついに使用不能となった。そのため,急遽,これまでスペアとして持ち歩いていた同型機と交換した。 3)最初の目的地は無断で立入ってはいけない場所だった 前回(2009.06.14)は 景場平・ 栂平 を訪れた後,車道を歩いて浄土平へ向ったが,その際, 浄土平の少し手前で道路際からカエルの鳴き声がした。 その時,どうやらそこに湿原があるらしいとは思っていたが,前回は時間の余裕がなかったので,通り過ぎてしまった。 今回,航空写真で確認したところ,道路際に多数の池塘らしき水たまりがある小湿原があるようにみえた。 そこで,今回はそこを第一の目的地として訪れた。 そこは道路際には何もロープや柵などがなかった(注2)ので「見捨てられた小湿原」かと思い,中に入って池塘で採集を行った。 しかし,道路へ戻る際,監視員?らしき二人連れがやってきて「ここには入らないように」との注意を受けてしまった。 色々話しを聞くと,ここにもかつては木道があったそうだ。 それがいつのまにか姿を消して今の状態になったらしい(注3)。 調査をするなら事前にビジターセンターで了解をとって欲しいとのことで,その後,ビジターセンターを訪れて勝手に入ったことを詫びて, 了解してもらった(注4)。 4)復路のバスでトラブル発生,あやうく・・・ 駅へ戻る急行バスが途中でトラブルが発生し,あやうく復路の新幹線に乗り遅れるところだった。 詳しく書くと,山を降りて市街地を走りだした頃だが,突然,車内にビービーという音が鳴り響いた。 どうやらなんらかの異常を知らせる警報ブザーらしい。 そして,なんとなく車内に変な臭いが漂っていた。前に座っていた女性の乗客は「何かが焦げたようだ臭いだ」とも話していた。 運転手は慌ててバスを止め,車外へ出てバス会社に電話連絡。しばらく話した後,「私も安全第一で運転している。 会社に状態を伝えたが,まだどうすべきか指示がない。一応,車も動くし,今のところとくに異常は発見できない」 「もう少しで駅に着くので,動かせるところまで走らせてみる」とのことで,再スタートした。 しかし,その後も何度も警報音がなったため,福島駅の西口手前のバス停で乗客全員(といっても4名だけだが)が降りることになった。 幸い,その時点ではほぼ定刻(というか,本来であれば終点の東口に着いた時の時刻と同じという意味だが)だった。 こんなこともあろうかと,私自身はバスから新幹線の乗継ぎ時間を多少長め(30分以上)にとっておいたので, とくに焦ることはなかった。 注1:日帰りで訪れる場合,磐梯吾妻スカイライン急行バスを使うことになるが,それが1日に2本しかないので, 1本目で浄土平に着いて,2本目で駅に戻ることになる。 その間が滞在可能な時間になるが, 7年前(2006.09.03) はその時間内では谷地平の手前までしか行けなかった。 しかし,今回はさらに滞在可能時間が短くなっていた(7年前にくらべて1時間短くなった,5時間10分→4時間10分)。 よって,今後,谷地平を訪れるには近くに一泊しなければ絶対に無理,となった。 注2:すこし先にある浄土平の入口近くには,道路際にロープがあった。おそらくそこからの進入は「禁止」なのだろうとは思ったが, カエルが鳴いていたのはそこよりも南で,その周囲には「立入禁止」の案内はおろか,ロープ柵も何もなかった。 そのため,中へ入ってみたのだが・・・。 注3:鎌沼から戻った後も多少時間に余裕があったので,これまで訪れたことがなかった桶沼を見てから, 桶沼の北へ降りた。そこから車道へ上がろうとしたところ,その周辺にもいくつかの池塘があった。 そこは「仙水沼」という「吾妻小富士」の東の裾野にある池を経由する登山道の入口近くなのだが, 地図等には湿原としてはまったく描かれていない。 そこで気づいたのだが,どうやら「浄土平」と呼ばれる湿原は,かつては車道(磐梯吾妻スカイライン)の両側に広がっていたようだ。 今回私が訪れた「浄土平南の小湿原」も含めてかなり広いエリアが湿原だったようだ。 それが,道路や駐車場によって分断されてしまったと推察できる。 注4:2番目に目指したのは,浄土平から200m弱登山道を上がった所にある姥ヶ原・鎌沼分岐近くにある湿原らしき場所だった。 ここは木道沿いなのでおそらく近付けない(=立入禁止)だろうと予想はしていたが,その通りだった。 また,遠くから見るかぎり湿原には違いないが,航空写真で池塘のように見えた場所は実際は深い窪地だった。 そこに水がたまっている状態。 かりに近付けたとしても水際まで到達するのは難しいだろう。 |