ここは南西から北東にかけて傾斜した湿原(八幡平市),13:37
3枚目:GPSで現在地を確認。
2010年10月の様子(2010.10.02,13:29撮影)。
八幡平北西尾根沿いの傾斜した湿原(八幡平市),13:38
ここから見ると,池塘らしきものは何も見えない。
これまではそのまま通り過ぎていたが,よくよく見ると,傾斜した湿原だが,若干の段差というか,段丘状になっているようにも見える
(画像ではほとんどわからないが,歩きながら眺めるとなんとなくそうかなと思える程度)。
そこで,失礼して,少し上がってみることにした。
傾斜した湿原のせいか,足下はかなりしっかり(硬い)していた。ぬかるんではいない。
2010年10月の様子(2010.10.02,13:30撮影)。
2007年08月の様子(2007.8.23,13:47撮影)。
八幡平北西尾根沿いの傾斜した湿原(八幡平市),13:38
少し上がると,このように細長い池塘があった。
遊歩道と平行した細長い池塘なので,遊歩道からは隠れて見えなかった。
八幡平北西尾根沿いの傾斜した湿原(八幡平市),13:39
まずは細長い池塘の南端付近で
採集(八幡平北西尾根沿い-02a)。
観察された生物:
渦鞭毛虫の一種,
テカメーバ(Thecamoeba terricola),
ディフルギア(
D. bacillariarum,
D. oblonga,
D. pyriformis,
共生藻を持つLesquereusia or other genus ?,
共生藻を持つラッパムシ(Stentor pyriformis),
珪藻各種,
アステロコッカス(Asterococcus superbus),
エレモスフェラ(Eremosphaera viridis),
アミカムリ(Nebela carinata),
ヒザオリ(Mougeotia),
カメガシラモ(Tetmemorus granulatus),
ミカヅキモ(
Closterium abruptum),
イボマタモ(
Euastrum cuneatum,
E. humerosum,
E. sinuosum),
ハタヒモ(Netrium digitus)多数,
タテブエモ(Penium polymorphum),
Bambusina brebissonii,
クロオコッカス(Chroococcus turgidus),
ワムシ,
イタチムシ,
センチュウ,
八幡平北西尾根沿いの傾斜した湿原(八幡平市),13:39, 13:40, 13:40, 13:41
1,2枚目:池塘の北側へ移動。
3枚目:ここで採集(八幡平北西尾根沿い-02b)。
4枚目:ピペットに吸い込んだ水を見ると,なにやら緑色の粒々が。
共生藻を持つラッパムシ(Stentor pyriformis)だ。
観察された生物:
渦鞭毛虫の一種,
ナベカムリ(Arcella sp.),
ディフルギア(
Difflugia acuminata,
D. bacillifera,
D. bacillariarum,
D. oblonga),
共生藻を持つLesquereusia or other genus ?,
アミカムリ(
Nebela carinata,
N. collaris),
共生藻を持つラッパムシ(Stentor pyriformis),
エレモスフェラ(Eremosphaera viridis),
サヤミドロ(Oedogonium),
ミカヅキモ(
Closterium sp.),
イボマタモ(
Euastrum crassum,
ハタヒモ(Netrium digitus)多数,
タテブエモ(Penium polymorphum),
Bambusina brebissonii多数,
ユレモ(Oscillatoria sp.),
ワムシ,
ミジンコ,
ここは八幡平頂上から400m降りた地点(八幡平市),13:42
2枚目:2010年10月の様子(2010.10.02,13:30撮影)。
八幡平北西尾根沿いの傾斜した湿原(八幡平市),13:42
少し先に進むと,そこにも段差があった。
八幡平北西尾根沿いの傾斜した湿原(八幡平市),13:43
近付いてみたが,ここには池塘はなかった。やや窪んだ場所があるのみ。
傾斜した湿原の北東端まで移動(八幡平市),13:43
ここは遊歩道のすぐ脇に水路とつながった池塘がある。
水路とつながった池塘(八幡平市),13:44
1〜3枚目:パノラマ撮影。
1枚目:左端にも池塘のなごりのような場所がある。水が多い時期は水面が上がってくるのだろう。
2枚目:中央がこれまでの採集ポイント。2年前に比べると,水面から出ている草の量が多めだ。
3枚目:その右には水路のように見える水たまりが続く。今は水が少ないので,たんなる窪みにしか見えない。
2010年10月の様子(2010.10.02,13:31撮影)。
2007年08月の様子(2007.8.23,14:10撮影)。
水路とつながった池塘(八幡平市),13:44
中央の池塘で採集(八幡平北西尾根沿い-03)。
観察された生物:
小型太陽虫,
ディフルギア(
Difflugia acuminata,
D. oblonga),
アミカムリ(Nebela carinata),
共生藻を持つラッパムシ(Stentor pyriformis),
共生藻を持つチラキディウム(Thylakidium),
エレモスフェラ(Eremosphaera viridis),
アステロコッカス(Asterococcus superbus),
ボツリオコッカス(Botryococcus sudetica),
ヒザオリ(Mougeotia),
ミカヅキモ(
Closterium abruptum),
ホシガタモ(
S. o'mearii
初観察,
イボマタモ(
Euastrum cuneatum,
E. sinuosum),
ハタヒモ(
Netrium digitus,
N. oblongum),
ネジモ(Spirotaenia condensata),
クロオコッカス(
Chroococcus pallidus,
C. turgidus),
シネココッカス(Synechococcus),
メリスモペディア(Merismopedia),
ワムシ,
ミジンコ(Sida sp.),
ケンミジンコ,
イタチムシ,
センチュウ,
八幡平北西尾根沿いをさらに北西へ(八幡平市),13:45-13:46
1枚目:地面にピントを合わせて撮影。
2枚目:日射しが弱いので,空にピントを合わせると,こうなる。
八幡平北西尾根沿い(八幡平市),13:46
これはコバギボウシ(Hosta sieboldii)?
八幡平北西尾根沿いを北西へ(八幡平市),13:47
八幡平北西尾根を下る,再び小湿原を通過(八幡平市),13:48
ここはかなり狭いので池塘はない。
八幡平北西尾根を下る(八幡平市),13:49
1枚目:遊歩道の両側にあった笹薮が刈り払われていた。
2枚目:2010年10月の様子(2010.10.02,13:36撮影)。
2年前の段階で道の両側には笹薮が発達していた。
おそらく通り難くなったので,比較的最近,刈り払いを行ったのだろう。
ご苦労様です。
Part XI: | 北西尾根の登山道(2) 2012.09.22, 13:51 - 14:06 |