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2007.08.23, Part XI

八幡平北西尾根の登山道(復路/途中〜八幡平頂上)

八幡平頂上へ戻る(八幡平市),14:02-14:06
元来た道を辿って八幡平頂上へ向う。今度は登りなのでやや息が切れる。

八幡平頂上へ戻る(八幡平市),14:08
同じ位置から空にピントを合わせて撮影したものと(1枚目),湿原にピントを合わせて撮影したもの(2枚目)を比較。 実物はこの中間?

八幡平頂上へ戻る(八幡平市),14:09
1,2枚目:前方を沢が横断している。 往路ではそのまま渡ってしまったが,よく見ると,沢の近くに沢の一部が飛び出したような水たまりがあるのに気づいた。 沢と通じているとなると池塘と呼べないかも知れないが,念のため近付いてみることにした。 3,4枚目:近付くとなんとなく池塘のような雰囲気がした。 ただし,細長く右端はやはり沢と繋がっているようにも見える。


八幡平頂上へ戻る(八幡平市),14:10-14:12
ここにも若干の踏跡があったので,それを辿り 採集(八幡平北西に点在する池塘-3a, b)(14:10)。 池端(a)のヘドロを採集した後,やや水深のある池の底を見ると緑色の藻塊(b)があった。 採集してみるとカワモヅクだった(3枚目,右側の遠沈管)。
観察された生物: 渦鞭毛虫の一種, トラケロモナス(Trachelomonas volvocina), リピドデンドロン(Rhipidodendron), ディフルギア( Difflugia oblongaD. pyriformisDifflugia sp. D. acuminata v. curvataに似るが突起が丸く膨らむ), アミカムリ(Nebela marginataN. collaris?), ラッパムシ(Stentor igneus, 共生藻類有り), 共生藻を持つチラキディウム(Thylakidium), キルトロフォシス(Cyrtolophosis), 珪藻少々, エレモスフェラ(Eremosphaera viridis,多数), ボツリオコッカス( Botryococcus brauniiB. sudetica), サヤミドロ(Oedogonium), Bulbochaete, カメガシラモ(Tetmemorus brebissonii), ミカヅキモ( Closterium intermediumC. rostratum), ツヅミモ( Cosmarium quadrifariumCosmarium sp.,小型), ホシガタモ( Staurastrum muticumStaurastrum sp., S. o'maeriiに似るが,側縁が凹み,棘がさらに長い。), イボマタモ( Euastrum crassumE. cuneatumE. sinuosum v. germanicum), ハタヒモ(Netrium digitus), タテブエモ(Penium polymorphum?), カワモヅク(Batrachospermum), クロオコッカス(Chroococcus turgidus), シネココッカス(Synechococcus), Gloeothece linearis (or Rhabdoderma ?), ユレモ(Oscillatoria), ハナビワムシ?(Collotheca), ミジンコ, イタチムシ, クマムシ, 共生藻を持つ渦虫類,

八幡平頂上へ戻る(八幡平市),14:12
採集を終えて歩きだそうとすると,道の真ん中に イワイチョウFauria crista-galli)が咲いていた。

八幡平頂上へ戻る(八幡平市),14:12-14:14
2,3枚目:コバイケイソウVeratrum stamineum)の群生。 4枚目:「八幡平頂上 0.4 km ←→草の湯歩道入口6.0 km」

八幡平頂上へ戻る(八幡平市),14:19
斜面を登ると,,

八幡平頂上へ戻る(八幡平市),14:19
最初の池塘がある場所に戻った。まもなく八幡平頂上。

八幡平頂上へ戻る(八幡平市),14:21
薮の中を登る。この辺に来ると前方の頂上付近にいる人の話声が聞こえてきた。

八幡平頂上へ戻る(八幡平市),14:22
頂上に到着。Uターンしたのが13:57だったので,25分で戻ったことになる(往路は約30分)。 復路は登りだが写真撮影が少なかった分,やや早く戻れた。

Part XII: 八幡平頂上〜メガネ沼〜鏡沼〜八幡平頂上バス停前
2007.08.23, 14:22 - 14:41