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2011.10.27, Part V

〜四十八池湿原

四十八池湿原へ(山ノ内町),11:32
1枚目:ぬかるみの上を白いものが覆っている。 最初は雪かと思ったが,歩くとザクザクと音がした。 2枚目:近付いてよくよく見ると細長い氷だった。 雪が降り始めた頃に木々の枝に着いて,いったん解けてすぐに氷ったものが, 今日の日射しで再び解けて上から落ちてきたのだろう。

四十八池湿原へ(山ノ内町),11:32
日射しがある所の路面はすっかり乾いている。

湿原が見通せる場所まで来た(山ノ内町),11:33
1,2枚目:パノラマ撮影。


今年07月の様子(2011.07.02,11:33撮影)。

湿原を望遠撮影(山ノ内町),11:34
1,2枚目:パノラマ撮影。 2枚目:前方に木道が見える。
今写しているのは四十八池湿原の東端近くだが,最近の地図では東端近くの遊歩道は描かれていない。 しかし,古い地図だと,現在の湿原の東縁に沿って南北に敷設された木道の途中から西に向って伸びる遊歩道が描いてある。
今見えている木道は東縁に沿って敷設されている木道とはあきらかに造りが異なる。 現在の南北に敷設された木道は,数年前に旧木道の上に新しい木道を載せる形で更新された。 そのため,湿原からやや高い位置に木道が敷設されているが,今写っている木道は湿原すれすれに敷設されている。
かつてはあそこも歩けたはずだが,現在は,あの木道へ通じる分岐が無いため歩くことができない。

四十八池湿原へ(山ノ内町),11:34-11:35
1〜3枚目:少し進むと,茂みの隙間から東縁に沿って南北に敷設された木道が見えてくる。

四十八池湿原へ(山ノ内町),11:35
1枚目:やや望遠にして撮影。 2,3枚目:望遠モードを最大にして撮影。2枚目:手前にピントが合ってしまった。 3枚目:上述のように,東縁に沿って敷設された木道は古い木道の上に丸太を並べ,その上に敷設してある。 そのため,湿原からやや高い位置を歩くようになっている。
その更新の工事は, 2006年(2006.06.01) に訪れた時から行われていて, 半年後(2006.10.09)も工事中だったが, 翌年(2007.06.17) には終っていた。

前方に昨年まで建設中だった公衆トイレが見えてきた(山ノ内町),11:36

公衆トイレの脇を通って湿原へ(山ノ内町),11:36
このトイレは,一昨年(2009)から工事が始まって,昨年中にはほぼ終わったはずだが, 今年07月に訪れた際には入口が封鎖されていて使用不可だった。 2枚目:窓には,さきほどの硯川公衆トイレと同様,雪囲いがしてある。 よく見ると,入口も雪囲いで塞がれている。いまだに使用不可のようだ。 今年07月と同じだが,07月以降に使用可能な時期があったのだろうか?(注)

注:「志賀高原ブログ」に,このトイレが2011.10.17の午後から冬季閉鎖期間に入った,との案内があった。 ということはそれまでトイレとして使用されていたのだろう。

今年07月の様子(2011.07.02,11:35撮影)。
窓には雪囲いが無かったが,入口は雪囲いで封鎖されていた。

2010.10.23,11:36撮影。
完成まじかのようだが,今回と同様,窓も入口も雪囲いで封鎖されていた。

1枚目:2009.08.17,11:37撮影, 2枚目:2009.08.17,11:37撮影, 3枚目:2008.07.20,11:37撮影,

四十八池湿原に到着(山ノ内町),11:37
湿原の入口にこのような看板が立っていた。 この後向う予定の大沼池の近くの遊歩道の路肩が崩落しているという案内だった。 「応急処置により通行可能」とあるが,やや不安になる。 どうしようかと迷ったが,とりあえず予定通り大沼池へ向って,通れそうになかったらUターンすることにした。 後述するが,現場はすでに路肩の修復工事(隣の斜面を削って道幅を広げる)が終わっていて, 問題なく通過することができた。看板の撤去が遅れているだけのようだ。
それにしても,渋池近くの砂利道は大きく抉れていたし,これらは皆,9月の台風12号の影響なのだろうか?

四十八池湿原,入口付近の様子(山ノ内町),11:37

公衆トイレの裏側(山ノ内町),11:38
窓という窓は,すべて雪囲いで塞がれている。

四十八池湿原,木道の手前まで進んでパノラマ撮影(山ノ内町),11:38-11:39
今日は今まで以上に志賀山がくっきり見える。


今年07月の様子(2011.07.02,11:36撮影)。

2010.10.23,11:37撮影。

2010.7.25,11:34-11:35撮影。

2009.8.17,11:38-11:39撮影。

2008.7.20,11:30撮影。

2007.6.17,11:40撮影。

2006.10.9,11:40-11:41撮影。

四十八池湿原,木道へ入ったところで再度パノラマ撮影(山ノ内町),11:39

今年07月の様子(2011.07.02,11:36撮影)。

2010.10.23,11:40-11:41撮影。

2009.8.17,11:38-11:39撮影。

四十八池湿原,少し進むと・・・(山ノ内町),11:40
前回(2011.07.02)は,右に干上がりかけた池塘があったのだが, 今回はすっかり干上がっていた(2枚目)。


今年07月の様子(2011.07.02,11:36撮影)。

四十八池湿原,木道沿いに縦長の池塘(山ノ内町),11:40

四十八池湿原,木道沿いに縦長の池塘(山ノ内町),11:41
その南端がいつもの採集ポイント。 ここで採集(四十八池湿原-1)。 画像でわかるように,水面には薄く氷が張っていた。 昨年のこの時期(下段)はまだ暖かく,ここでオフリディウムの群体が観察できたのだが,,。 今回は観察できなかった。原生生物も全体に少なめ。 共生藻を持つラッパムシ(Stentor fuliginosus) が観察された。
観察された生物: クリプトモナス(Cryptomonas sp.), 小型鞭毛虫数種, ナベカムリ(Arcella mitrata), 共生藻を持つラッパムシ(Stentor fuliginosus), 小型繊毛虫数種, 珪藻各種, ゲミネルラ(Geminella), ミクロスポラ(Microspora),


2010年10月の様子(2010.10.23,11:42-11:43撮影)。

Part VI: 四十八池湿原〜大沼池へ
2011.10.27, 11:42 - 12:01