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2011.07.18, Part XI

弥陀ヶ原:東側の木道〜弥陀ヶ原東斜面

左折した後の様子( 弥陀ケ原,庄内町,現在位置),10:27

昨年の様子(2010.08.28,10:22撮影)。

一昨年の様子(2009.8.26,10:02-10:03撮影)。

右前方に大きな池塘があるが,離れ過ぎていて採集不可( 弥陀ケ原,庄内町),10:27

昨年の様子(2010.08.28,10:22撮影)。

一昨年の様子(2009.8.26,10:02-10:03撮影)。

弥陀ケ原 の東側に広がるなだらかな斜面(庄内町),10:28
1〜3枚目:パノラマ撮影。
1枚目:左遠方に池塘がひとつ見える(注)。 昨年(2010.08.28)は, 現在水路になっている所を歩いて近くにある池塘(らしき水たまり)で採集した。 今回,この高台から見えている池塘は前回とは違うようだ。 ひとまずあそこまで行ってみることにした。
3枚目:まだ7月なので,予想したとおり,右手にはまだかなりの残雪がある。 一昨年(2009.8.26)は,8月末だったので,雪はなかった。そこで右手にある踏跡を辿って斜面沿いを南下した。 しかし,残念ながら途中には適当な採集ポイントはなかった。 かなり先には,急斜面を流れる水路の先に小さな湿原(湿地?)が見えたのだが,急斜面を下るのは危険と判断して引き返した。

注:よ〜く見ると,池塘の先にある笹薮のさらにその先に,より大きな池塘があるのがわかる。 次回はあそこまで行ってみたい。

弥陀ケ原 の東側に広がるなだらかな斜面(庄内町),10:29
さらに近付いてパノラマ撮影。 1枚目:さきほど見えた池塘は薮に遮られて見えなくなった。


             2006.8.3,10:12撮影。

弥陀ケ原 の東側に広がるなだらかな斜面(庄内町),10:30
1,2枚目:高台を降りる途中でパノラマ撮影。 1枚目:さきほどの池塘がわずかに見える。もう少し草丈が伸びると隠れて見えなくなるだろう。 昨年(2010.08.28)は8月末だったので,草が伸び過ぎて見逃してしまったようだ。

弥陀ケ原 の東側に広がるなだらかな斜面(庄内町),10:30
1,2枚目:高台から降りて左方向をパノラマ撮影。 1枚目:上述のように,昨年は前方に伸びる踏跡(現在は雪解け水が流れる水路になっている)を辿って先へ進んだ。 左前方にわずかだが池塘が見えている。


昨年の様子(2010.08.28,10:26撮影)。

弥陀ケ原 の東側に広がるなだらかな斜面(庄内町),10:31
途中に咲いていたヒナザクラPrimula nipponica)。2枚目:ピンぼけ。

さきほど高台から見えた池塘が迫る(庄内町),10:32

弥陀ケ原 の東側に広がるなだらかな斜面(庄内町),10:32-10:33
2枚目:ここで採集(弥陀ケ原東斜面)。 今回の採集ではここがもっとも原生生物が豊富(種数で)だった。
観察された生物: Gymnodinium, リピドデンドロン(Rhipidodendron), ナベカムリ(Arcella sp.), ディフルギア( Difflugia bacilliferaD. oblonga), アミカムリ( Nebela carinataN. collaris), ラッパムシ(Stentor multiformis), クリスチゲラ(Cristigera phoenix), サヤツナギ(Dinobryon sertularia), Chlorobotrys, オーキスチス(Oocystis), エレモスフェラ(Eremosphaera viridis), ボツリオコッカス( Botryococcus brauniiB. sudetica), サヤミドロ(Oedogonium), コウガイチリモ( Pleurotaenium minutum), カメガシラモ(Tetmemorus brebissonii), ウネリマクラ(Docidium undulatum), アルスロデスムス( Arthrodesmus incus), ミカヅキモ( Closterium abruptumC. idiosporumC. pronum), ツヅミモ( Cosmarium globosum?, C. quadrifarium), ホシガタモ( Staurastrum hystrixStaurastrum sp.2Staurastrum sp.3), イボマタモ( Euastrum cuneatumE. humerosum), ハタヒモ(Netrium digitus), Bambusina brebissonii, クロオコッカス( Chroococcus pallidusC. turgidus), ワムシ, ケンミジンコ, カイミジンコ, イタチムシ, 共生藻を持つ渦虫類, センチュウ,

元へ戻る(庄内町),10:35

高台へ上がり,弥陀ケ原へ戻る(庄内町),10:36

前方のT字路を左折( 弥陀ケ原,庄内町,現在位置),10:37

東側の木道を南へ進む( 弥陀ケ原,庄内町),10:38-10:40
木道脇の草の中に一輪だけ小さな白い花が咲いていた(注)。 トキソウPogonia japonica)かと思ったが,トキソウにしてはだいぶ色が薄い。 わずかに赤味がある(4枚目)が,遠目で見るとほぼ白色。 これはおそらくヤマトキソウPogonia minor)。

注:よく見ると,左にも他の植物の葉の影にもう一輪咲いている。 サワランEleorchis japonica)かとも思ったが, 一応,唇弁の内側に「肉質の毛状突起が密生」(Wikipediaより)しているので,トキソウの仲間のはず。

東側の木道を南へ進む( 弥陀ケ原,庄内町),10:41
1枚目:途中にある潅木地帯を通過。 2枚目:右を見るとわずかだワタスゲEriophorum vaginatum)の果穂があった。

Part XII: 弥陀ヶ原:南側の木道を西へ
2011.07.18, 10:42 - 10:55