守谷沼,北西端からの眺め(守谷市同地),12:33-12:34
守谷沼,南端からの眺め(守谷市同地),12:35
沼はほぼ長方形で北西〜南東にかけて広がっている。
南端に出島のような場所があるが,深く落ち込んだ沼岸との間にはすべて柵があり,水辺に近付くことはできない。
ただし,釣りに関する注意書きがあったので,釣り人は来るようだ。
小貝排水路を越えて右折(守谷市同地),12:35
沼を過ぎると,前方に沼の東側に沿って流れる小貝排水路が見えてくる。
その水路に沿った道路へ出て右折。南東へ向う。
小貝排水路沿いを南東へ(守谷市同地),12:36-12:37
小貝排水路沿いを南東へ(守谷市同地),12:39-12:40
今回は五月の連休真際ということで,田圃のあちこちで水が張られていたり,田起こし作業が行なわていた。
場所によっては(後出)すでに田植えが終わっている田圃もあった。
ここでは田圃に水が入れられてしばらく経っているのだろう,水の表面にアオコのようなものが大量に浮かんでいた。
確認のために採集(小貝排水路沿いの田圃)。
翌日の観察の結果,アオコかと思ったものはクラミドモナス(もしくはクロロコックム?)が大量発生したものだった。
珍しいかも。
観察された生物:
ミドリムシ(Euglena),
サッカメーバ(Saccamoeba),
ウロトリカ(Urotricha),
キロドネラ(Chilodonella),
スチロニキア(Stylonychia),
棘毛類繊毛虫,
モナス(Monas guttula),
クラミドモナス(Chlamydomonas)?,
ゴニウム(Gonium)
フタボシモ(Cylindrocystis),
市之代橋の手前で左折(守谷市同地→取手市市之代,いちのだい),12:41
この後,東を流れる小貝川に隣接する「農業ふれあい公園」へ向うため県道328号を東へ進む。
県道328号 谷井田稲戸井停車場線沿いを北東〜東へ(取手市市之代),12:43
稲豊橋が迫る,行き過ぎた(取手市市之代),12:47-12:48
当初はこの橋の袂を左折して小貝川沿いから農業ふれあい公園へ向おうと考えていた。
しかし,橋が近付いても左折できそうな道は見当たらない。
地図をよく見ると川沿いの道はこの橋の下を通っていた。
ここでUターン。
農業ふれあい公園へ(取手市市之代),12:49
これは前回(2008.4.20),金山調整池の土手でも見かけた
マツバウンラン(Linaria canadensis)。
農業ふれあい公園へ,ここで右折(取手市市之代),12:50
少し北西へ進むと,住宅の角に「農業ふれあい公園,→,公園入口」の案内板があった。
案内に従い,ここで右折。
農業ふれあい公園へ,坂を下り小貝川の手前で左折(取手市市之代),12:50
右折して少し進むと川に向ってやや急な下り坂となっていた。
坂を降りてすぐに左折。
農業ふれあい公園へ,小貝川の右岸沿いを北へ(取手市市之代),12:50-12:51
1,2枚目:左折した後の様子。
道路の右を小貝川が流れている。
農業ふれあい公園に到着(取手市市之代),12:51
1,2枚目:少し進むと公園に着いた。
1枚目:写っていないが,手前に駐車場(画像の左)があり,その先に桟橋状の木道が敷設された池(沼)がある。
道路はそのままS字にカーブしながら高台に上がっていく。高台にも公園の施設らしいものが見える。
高台の奥にも池があるかも知れないが,今回はこの手前にある池(沼)で採集するだけにした。
農業ふれあい公園,入口近くに沼?があった(取手市市之代),12:51-12:52
ということで池端の遊歩道へ入り,左回りに歩いて池の北側にある木道の入口へ移動。
農業ふれあい公園(取手市市之代),12:52
木道の入口近くの池端に咲いていたアヤメ(Iris sanguinea)?
農業ふれあい公園,沼の木道脇で採集(取手市市之代),12:53-12:56
池の中にはたくさんの草が生えていて,水面には藻塊がたくさん浮かんでいた。
水の中は水面近くまで泥や枯れ草が堆積していたが,それでなんとか採集はできた。
木道の脇2ケ所で採集(農業ふれあい公園-1,-2)。
今回の採集では,ここが一番原生生物の種類が多かった。
水が滞留しているのが幸いしているだろう。
また,おそらくここは公園化される前から池か沼だった可能性が高い。
とすれば,長期間水辺として存在していたことも影響しているだろう。
観察された生物:
クリプトモナス(Cryptomonas),
ミドリムシ(Euglena gigas),
ウチワヒゲムシ(
Phacus longicauda,
P. torta 2タイプ,
Phacus sp.),
レポキンクリス(Lepocinclis salina),
トラケロモナス(Trachelomonas volvocina),
ペタロモナス(Petalomonas sp.),
小型鞭毛虫数種,
アメーバ・プロテウス(Amoeba proteus),
トリカメーバ(Trichamoeba)?,
ストリアメーバ(Striamoeba),
ディフルギア(
Difflugia elegans,
Difflugia sp.),
フセツボカムリ(Centropyxis),
ユーグリファ(Euglypha tuberculata,
Euglypha sp.),
トリネマ(Trinema sp.),
スピロストマム(Spirostomum intermedium),
リトノタス(Litonotus cygnus,
Litonotus sp., 小型),
ウロトリカ(Urotricha),
コレプス(Coleps hirtus),
キロドネラ(Chilodonella),
ハルテリア(Halteria),
ストロンビディウム(Strombidium),
アスピディスカ(Aspidisca),
ウロレプタス(Uroleptus),
フロントニア(Frontonia leucas),
ゾウリムシ(Paramecium caudatum),
ラブドスティラ(Rhabdostyla),
キネトキルム(Cinetochilum margaritaceum),
棘毛類繊毛虫,
モナス(Monas guttula),
ボツリディオプシス(Botrydiopsis sp.)?,
珪藻各種,
イカダモ(
Scenedesmus acuminatus,
S. opoliensis,
S. quadricauda),
コエラストルム(Coelastrum astroideum),
クラミドモナス(Chlamydomonas)または
クロロコックムの仲間(Chlorococcum),
クロロコックム(Chlorococcum),
ヨツメモ(Tetraspora),
ミカヅキモ(Closterium acerosum,
C. praelongum),
ケンミジンコ,
Part IV: | 稲豊橋〜小貝川左岸〜岡堰 2008.04.28, 12:59 - 13:19 |