長瀞 岩畳,NT-01が迫る(長瀞町),15:18
2枚目:従来通り,その手前では
ウツボグサ(Prunella vulgaris var. lilacina,ゴマノハグサ科 ウツボグサ属)
が開花しつつあった。
長瀞 岩畳,NT-01(長瀞町),15:18
1,2枚目:東側からパノラマ撮影。
水位が下がって,水底にある中央の岩盤が露出していた。
その両側にわずかに水が残っている。
2016年04月の様子(2016.04.10,14:44撮影)。
水底は厚く水垢で覆われていた。
2015年04月の様子(2015.04.19,14:50撮影)。
この時は,水垢がほとんど無かった。
2012年04月の様子(2012.04.15,12:21撮影)。
水垢がわずかにあった。水底の岩盤が薄く水垢で覆われていた。
NT-01の過去の画像は
こちら!と
こちら!と
こちら!
ちなみに過去のNT-01が干上がった時の画像は以下のとおり,,(長瀞町),15:18
これらと比較すると,今回はもっとも激しく水が減っているのがわかる。
2016.06.08のテレビでは,今年は関東のダムの貯水率が極端に下がっていて,このまま雨が少ない状態が続けば
給水制限をしなければならなくなるというニュースが流れていた。う〜む大変だ。
今回の様子。
2013年03月の様子(2013.03.09,13:02撮影)。
2013年01月の様子(2013.01.13,13:37撮影)。
長瀞 岩畳,NT-01(長瀞町),15:18, 15:19, 15:20, 15:20
1枚目:普段は水底にある岩に立って,左側のわずかに残ったみずたまりで,,
2枚目:
採集(長瀞 岩畳,NT-01)。
従来通り,ここにはたくさんの原生生物がいた。
3,4枚目:導電率は 63 μS/cm(28.1℃)。
相当干上がっているわりには導電率が低い。干上がって濃縮されれば導電率も上がるので,
水がたまっている時の導電率はもっと低いはずだ(後日確認する必要あり)。
ここは,さきほどのNT-31より荒川から離れていて,かつ,他の水たまりより標高が高い位置にある。
そのため,ここの水源はほとんど雨水だけであり,それが導電率が低い理由だと思われる。
ここは,これまでの採集記録では,様々な接合藻類が観察されており,高地の湿原の原生生物相に近い,という特徴を持つ。
それは,ここが高地の湿原と同様に雨水のみを水源としていることにあるのだろう。
長瀞 岩畳,NT-01(長瀞町),15:21
ホタルイ(Scirpus hondoensis,カヤツリグサ科 ホタルイ属)
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長瀞 岩畳,NT-01の近くから東を向いてNT-02をパノラマ撮影(長瀞町),15:23
これから右(NT-02の南端)へ向う。
2016年04月の様子(2016.04.10,14:47撮影)。
2015年04月の様子(2015.04.19,14:52撮影)。
2014年08月の様子(2014.08.15,14:42撮影)。
2014年05月の様子(2014.05.11,14:04撮影)。
2014年03月の様子(2014.03.09,14:03撮影)。
2014年01月の様子(2014.01.07,13:45-13:46撮影)。
これ以前の様子はこちら!
長瀞 岩畳,NT-02の南端へ(長瀞町),15:23-15:24
長瀞 岩畳,NT-02,南端から北を向いてパノラマ撮影(長瀞町),15:24
長瀞 岩畳,NT-02南端(長瀞町),15:24-15:25
1枚目:導電率は 160 μS/cm(27.5℃)。
さきほどのNT-01と大違いだ。たっぷり水があるのに導電率はかえって高い。
川水とほぼ同じ値だ。NT-02はあきらかに右(東側)を流れる荒川より高い位置にある(最初のNT-31よりも高いはず)。
にも関わらずこのように高い値を示すのは何故だろう?
川水とほぼ同じということからすると,なんらかの仕組みで川水が浸入しているのかも知れない。
ここも多少とも水位の変動はある。これまでは,さきほどのNT-01同様,ここNT-02も,雨水が水源のため,雨が降らないことで水位が下がる(
水量が減る)と考えていたが,,,雨が降らなければ荒川の水位も下がる。
とすれば,ここの水位が下がるのは,雨そのものよりも,荒川の水位が下がったことが主要な原因なのかも知れない。
2枚目:ここで
採集(長瀞 岩畳,NT-02a)。
長瀞 岩畳,NT-02沿いを北へ(長瀞町),15:26-15:27
3枚目:ここでも測定してみた。
導電率は 160 160 μS/cm(27.1℃)。
当然ながら値は同じだ。
長瀞 岩畳,NT-02沿いを北へ(長瀞町),15:28
ヤナギ
の脇を通過。だいぶ成長した。
NT-02の水際(長瀞町),15:28-15:29
トクサ(Equisetum hyemale,トクサ科,トクサ属)
が胞子嚢穂
をつけていた。
ここでトクサを撮影するのは初めてだ,,,
と思って過去の画像をチェックすると,
2012年に二度も撮影していた。すっかり忘れていた。
長瀞 岩畳,NT-02の北端(長瀞町),15:30
ここもだいぶ水位が下がっている。
Part XI: | 長瀞 岩畳南端〜中央部 2016.06.05, 15:30 - 15:42 |