HOME | 研究資料館 | 地域検索 | 採集の記録 | 2014 . 11 . 30 | お知らせ

2014.11.30, Part X

やなが沢池〜北山湿地入口

「やなが沢池」へ(岡崎市),12:51

「やなが沢池」へ(岡崎市),12:51
1枚目:靴の泥落としがあった。 現在私は北山湿地の入口に向って歩いている。 訪問者の多くは,通常,前方からやってくるので,湿地に向う前に,ここで靴底に着いた泥を落とす。 泥に混じっている植物の種などが湿地に持ち込まれないようにするためだ。 以前(2006.06.29), 尾瀬の鳩待峠にあったものを思い出した(下段 2,3枚目)。 2枚目:足下の泥落としを撮影。


2006年06月の様子(2006.06.29,10:07-10:08撮影)。

左下に「やなが沢池」が見えてきた(岡崎市),12:51
1,2枚目:パノラマ撮影。 木々の間から「やなが沢池」の水面が見えた。 3枚目:iPad mini で現在地を確認。

やなが沢池(岡崎市),12:52
池の西端近くに遠浅になっている岸辺があった。

やなが沢池(岡崎市),12:52
遠浅になっている場所を望遠撮影。
池全体は薄茶色の水であまり原生生物がいそうには見えないが(実際は違った), この辺ならばいるかも知れない。 と最初は思ったが,あそこまで斜面を降りるのはやや大変そうに感じてしまい,降りる気力を失った。 ここはパス。

やなが沢池(岡崎市),12:53
少し進むと,池の水面と遊歩道の高低差が次第に少なくなった。 そして,池の北岸の中央付近に,池端に近付けそうな場所が現れた。

やなが沢池(岡崎市),12:53
1,2枚目:斜面を降りて池岸に近付く途中でパノラマ撮影。
作成年代がやや古いと思われる国土地理院の等高線地図(下段2枚目)を見ると, この池には釣り用の桟橋と思われるものが2本ほど描かれている。 しかし,現在はこのようにそれらは存在しない(注)。 一方,同じ等高線地図にある「いもじ池」にはそのような桟橋は描かれていないが, 現在はそれらが存在し,岡崎トラウトポンドとして知られている(後出)。 オルソ画像やGoogle mapの航空写真にもそれらが写っている。 ということは・・・。

注:iPad mini で見れる1974〜1990年の航空写真だと, どちらの池にも釣り用と思われる桟橋は写っていない(=存在しなかった)。 ということは・・・?
国土地理院の等高線地図は1974年以前のものとは思えないので, 1990年以降に,いったんやなが沢池が「釣り堀」化され, その後,2009年に北山湿地が自然環境保護区に指定されたことで, 「釣り堀」を現在の「いもじ池」に移設した可能性が高い。

やなが沢池(岡崎市),12:54-12:55
1枚目:池端で 採集(やなが沢池)。 溜池(西岸に堰堤がある)なので原生生物はあまり期待しなかったが, 今回の採集ではここがもっとも原生生物(種数)が多かった。 平地の溜池には原生生物があまりいないことが多いが, ここは谷地を溜池にした場所なので,昔からの湿地だったのが種数が多い理由だろう。 2枚目:iPad mini で現在地を確認。
観察された生物: ミドリムシ(Euglena sp.), ディフルギア( Difflugia claviformis), Lesquereusia, アミカムリ(Nebela collaris), トリネマ(Trinema sp.), ディレプタス(Dileptus sp.), コスルニア(Cothurnia), フタヅノクンショウモ(Pediastrum duplex), イカダモ(Scenedesmus quadricauda), ミカヅキモ( Closterium cornuC. intermediumC. kuetzingiiC. navicula?, C. praelongumC. toxon), アワセオオギ(Micrasterias rotata), ユレモ(Oscillatoria sp.), トリネマ(Trinema sp.),

やなが沢池沿いを北西へ進む(岡崎市),12:56
1〜3枚目:パノラマ撮影。 3枚目:斜面側に青々とした葉をつけた木があった。 これは ??

やなが沢池沿い(岡崎市),12:56
??) に近付いて撮影。

やなが沢池の西岸にある堰堤脇を通過(岡崎市),12:57

北山湿地入口へ(岡崎市),12:57

北山湿地入口へ(岡崎市),12:57
ゆるい下り坂だ。

北山湿地入口へ(岡崎市),12:58
1,2枚目:パノラマ撮影。 1枚目:左前方に道路際に駐車している車が見えてきた。

北山湿地入口へ出た(岡崎市),12:59
1〜3枚目:入口手前でパノラマ撮影。 遊歩道の前を横切る未舗装道は,両側とも道路際にたくさんの車が停車していた。 既述したが,湿地内を歩いていある間は誰とも遭遇したなかったので,この光景にはやや不思議な気持ちがした。 近くにある釣り場(いもじ池=岡崎トラウトポンド)を訪れた釣客の車のようだ。

北山湿地入口にある各種案内(岡崎市),12:59, 12:59, 13:01, 13:02
1枚目:北山湿地の案内。 2枚目:案内マップ。 3枚目:ルート部分に近付いて撮影。左が北だ。 4枚目:GPSの軌跡と比較してみた。 おおよそ一致した。

Part XI: 北山湿地入口〜いもじ池〜いもじ池・尾根道分岐
2014.11.30, 13:02 - 13:20