長年培養を続けているStentor coeruleus(採集地,上尾丸山公園)
採集地である上尾丸山公園を訪れたのは 2002.4, 2006.04.29, 2007.04.05 の計3回(記録が残っているものにかぎる)。
よって遅くとも,2007年からは培養を続けていることになる。9年以上。
以前は,他の繊毛虫と同様,
クロロゴニウム(Chlorogonium capillatum)
を餌にして培養していたが,
S. pyriformis が
キロモナス(Chilomonas paramecium)
を餌に増えることが分かって以降,この種にも キロモナスを与えたところ,
クロロゴニウムを餌にした時よりも多く(細胞密度)増えることがわかった。
そのため,それ以後は, Chilomonas parameciumを餌生物として与えている。
Stenostomum leucops
(Platyhelminthes: Turbellaria: Catenulida: Stenostomidae)
多細胞生物だが,Stentorの培養に餌としても使用しているChilomonas parameciium を餌として与えている。
細長い身体の中央がくびれて,2分裂することで増殖する。
Stenostomum leucops
(Platyhelminthes: Turbellaria: Catenulida: Stenostomidae)
Homalozoon vermiculare(採集地,唐花見湿原)
Stenostomum leucopsに似ているが,こちらは単細胞生物(繊毛虫)。
唐花見湿原
を訪れたのは,
2005.4.24, 2005.11.23, 2006.5.8, 2007.6.4, 2008.6.1, 2011.5.15
の計6回。
少なくとも5年以上培養を続けていることになる。
餌に使用しているのは,キロモナスで培養した
ミドリゾウリムシ(Paramecium bursaria)だ。
ゾウリムシ(Paramecium caudatum)でも増やせるが,ミドリゾウリムシの方が安定して増やせる。
Homalozoon vermiculare(採集地,唐花見湿原)
Homalozoon vermiculare(採集地,唐花見湿原)