採集地で出会った生き物達 |
ニホンアカガエル Rana japonica japonica
無尾目 アカガエル科 アカガエル属 |
北本自然観察公園 公園北側の湿地(北本市新井 & 石戸宿),
2007.02.15, 11:09
カエルの卵があった。後で園内で出会った自然観察員の話ではこれはアカガエルの卵だとか。
ネットでも調べたが,これはアカガエル(Rana japonica)の卵塊である可能性が高い。
北本自然観察公園 高尾ふるさとの森脇の小沼群(北本市新井 & 石戸宿),
2007.02.15, 11:24-11:27
ここにもカエルの卵があった。
周囲の藻類を付着したためだろうが,他と異なりゼリー部分が緑色に染まっていた。
何が付着しているか確認するために一部を採集(注)。
観察された生物:
小型鞭毛虫各種,
ミドリムシ(Euglena viridis),
エダワカレツリガネムシ(Carchesium)
下毛類繊毛虫,
珪藻各種,
クラミドモナス(Chlamydomonas sp.),
注:ゼリーを擦っても緑色がなかなか落ちなかったが,顕微鏡で見ると,ゼリーの中にはミドリムシ(E. viridis)が
たくさん侵入していた。クラミドモナスはゼリーの外側ないし表層近くのみ。
したがって,落ちにくい緑色の正体はミドリムシだと思われる。
研究室に持ち帰って孵化したオタマジャクシを観察したところ, このカエルの卵は ニホンアカガエル(Rana japonica japonica)であることが判明した。 採集後の観察結果についてはこちらをご覧ください。
北本自然観察公園(北本市荒井),
2007.04.05, 12:02
前回(2007.2.15),この木道付近ではたくさんの
ニホンアカガエル(Rana japonica japonica)の卵塊があった。
そのため,オタマジャクシがいるはずと目を凝らしながら歩いたのだが,なかなか見つからなかった。
一部はドロに隠れているようだが,それにしては数が少な過ぎた。
唯一,この場所だけは結構な数のオタマジャクシがいた。
すでにかなり大きくなっている。おそらくまもなく足が生えてくるはず(研究室で飼育した個体との比較による)。
その後のオタマジャクシの様子:その1(2007.2.17-2.28)←詳しくはここをクリック。
その後のオタマジャクシの様子:その2(2007.4.4)←詳しくはここをクリック。
北本自然観察公園,ニホンアカガエルの卵塊(北本市),
2009.03.15, 14:34-14:35
1,2枚目:水底には厚く落ち葉が堆積し,その上にたくさんの卵塊があった。
これはおそらくニホンアカガエル(Rana japonica japonica)の卵塊。
2年前(2007.2.15)は,
緑色の藻塊がまだたくさんあり,卵塊も緑色に染まっていた。
それが何かを確かめるため卵塊の一部を採集してみたが,緑色の正体は
卵塊のゼリー層の中に侵入した
ミドリムシ(E. viridis)だった。
その時の観察結果はこちら。
今回の卵塊は,緑色ではなく薄茶色。水底のヘドロ(ないし腐食質)が付着しているだけなので,とくに採集せず。
水底の葉の上のヘドロを採集(北本自然観察公園-1b)。
小梅琴平公園,園内の池(桐生市琴平町),
2010.04.18, 10:17
1枚目:いつもより水が多めだった。最近,雨が多いせいだろう。
ここで採集(小梅琴平公園)。
よく見ると・・・。
2枚目:たくさんのオタマジャクシが泳いでいた。ここで見るのは始めて
(といっても今回でまだ三度目だが,,)。
背中中央に1対の斑紋があるので
ニホンアカガエル(Rana japonica japonica)?
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