山ノ内町 奥志賀高原 |
稚児池湿原 |
ここで採集されたサンプルの観察結果を | Google で検索 | ! | お知らせ |
採集日:2008.07.20 | ウオッちず | で位置確認 |
稚児池湿原・稚児池へ(山ノ内町),14:42
山頂駅の脇の坂を降りて前方で右折する。
稚児池湿原・稚児池へ(山ノ内町),14:43
坂を降り右折した後の様子。ゲレンデの脇の小径を昇っていく。
左脇にリフトがあるが,山頂近くの乗降場の先に稚児池がある。
現在地の標高は約1950m。稚児池のある焼額山の山頂の標高は約2010m。
60mを上がる。
稚児池湿原・稚児池へ(山ノ内町),14:43
途中にある池塘(のはず)。前回はここでも採集したが,
今回は,時間的に余裕がない(注)ので,往路では採集せず。戻る際に余裕があれば採集するつもり。
注:奥志賀ゴンドラ前バス停から乗車予定の復路のバスは15:50前後
(ネットからダウンロードした時刻表にはゴンドラ前バス停への到着予定時刻は書いてない。
後でわかるが実際は15:49だった)。
今から1時間後だが,ゴンドラで山を降りる時間(10〜15分)も考慮すると往復約40分以内に戻ってこなければいけない。
湿原での採集・写真撮影に要する時間も考慮するとあまり時間がない。
10〜15分で山頂まで到達する必要がある。
稚児池湿原・稚児池へ(山ノ内町),14:46
結構急な傾斜のため時々立ち止まって息を整えた。
稚児池湿原・稚児池へ(山ノ内町),14:48
1,2枚目:途中で振り返って山頂駅方向をパノラマ撮影。
稚児池湿原・稚児池へ(山ノ内町),14:49
山頂が近付くと傾斜がますます急になる。息が切れる。
稚児池湿原・稚児池へ(山ノ内町),14:50
まもなく山頂。傾斜が緩やかになる。
稚児池湿原・稚児池へ(山ノ内町),14:52
ピンぼけだが,前方にある道標の先で右折する。
この分岐の先にも稚児池へ通じる道(池を周回する道の出口)があるのだが,
ここで先を歩いていた男女二人連れに稚児池へはどちらから入ればよいのかを尋ねられた。
どちらから入っても稚児池に到達できると説明した後,ここで右折。
途中にY字路があるのだが,そこで後から着いてきた二人連れに稚児池へは左へ行った方が近道であることを告げて,
私自身は右へ(注)。
説明するのに気がとられてそのY字路を撮影するのを忘れた。
そこで前回撮影したものを2枚目に示しておく。これだけ見てもよくわからないが,,。
注:前回は左へ入った。右のルートはまだ歩いたことがなかったが,位置関係から行ってこちらへ進めば稚児池湿原へ到達できるはずと,
そのままずんずん先へ歩いた。しかし,木道がやや長めだったので途中で若干不安になったが,ほどなく湿原の北端に出た。
稚児池湿原に到着(山ノ内町),14:56
1〜3枚目:4分ほどで湿原(北西端)に到着。湿原の手前から前方をパノラマ撮影。
稚児池湿原(山ノ内町),14:56-14:57
1枚目:木道周辺の池塘(ないし水たまり)はやや干上がりかけていた。
2枚目:画像が傾いているが,焦っているので写真を取り直す余裕がない。
3枚目:ちなみにこれは前回(2006.10.09)撮影したほぼ同じ場所の写真。
ただし,反対側から撮影している。この時も焦っていたのか画像は傾いている(注)。
注:傾いているように見えるが,実際は湿原が右奥に突き出しているため水平に撮影しても右上がりに傾いているように見えてしまうのかも。
稚児池湿原(山ノ内町),14:57-14:58
1〜3枚目:木道脇で採集(稚児池湿原-1,-2)。
観察された生物:
ミドリムシ(E. mutabilis),
トラケロモナス(Trachelomonas volvocina),
ペラネマ(Peranema),
マヨレラ(Mayorella),
小型アメーバ,
アミカムリ(Nebela sp.),
ユーグリファ(Euglypha),
トリネマ(Trinema sp.),
Assulina,
プラコキスタ(Placocista)?,
ウロレプタス(Uroleptus),
キルトロフォシス(Cyrtolophosis),
ミクロトラクス(Microthorax)?,
共生藻をもつ繊毛虫(未同定),
小型繊毛虫数種,
珪藻各種,
イカダモ(Scenedesmus costatus),
エレモスフェラ(Eremosphaera viridis),
ミクロスポラ(Microspora)?,
ヒザオリ(Mougeotia),
アルスロデスムス(Arthrodesmus sp.),
ツヅミモ(
Cosmarium globosum?,
Cosmarium oblongum),
ハタヒモ(Netrium oblongum),
タテブエモ(Penium polymorphum),
フタボシモ(Cylindrocystis),
Bambusina,
クロオコッカス(Chroococcus turgidus),
ミジンコ,
センチュウ,
イタチムシ,
稚児池湿原(山ノ内町),14:59-15:01
1枚目:木道の先(東)には稚児池がある。相変わらず画像は傾いているが,,。
ここは標高が高いので,まだワタスゲ()の季節。
2枚目:少し離れた位置にあるやや大きな池塘。ここの採集は無理。
3,4枚目:木道近くで再び採集(稚児池湿原-3,-4)。
観察された生物:
クリプトモナス(Cryptomonas),
ミドリムシ(E. mutabilis),
小型鞭毛虫数種,
ナベカムリ(Arcella),
ディフルギア(
Difflugia oblonga),
アミカムリ(Nebela marginata),
ヘレオペラ(Heleopera),
小型繊毛虫数種,
珪藻各種,
ヒザオリ(Mougeotia),
ホシガタモ(
S. wandae),
アルスロデスムス(
Arthrodesmus extensus),
ハタヒモ(Netrium oblongum),
タテブエモ(Penium polymorphum),
フタボシモ(Cylindrocystis),
ダルマオトシ(Hyalotheca dissiliens),
Bambusina,
クロオコッカス(Chroococcus turgidus),
ワムシ,
ミジンコ,
稚児池湿原から稚児池方向をパノラマ撮影(山ノ内町),15:02
1〜4枚目:稚児池の西岸に敷設された木道へ出たところで,周囲(北〜東〜南)をパノラマ撮影。
曇りなので色鮮やかでない。
そこで,参考までに前回(2006.10.09)撮影した画像を下段に示す。
晴れているとこのようにコバルトブルーの水面となる。
2006.10.09撮影(1〜3枚目:パノラマ撮影,4枚目:湿原の解説板近くに人がいたため,標柱のみを撮影)。
稚児池(山ノ内町),15:04
案内板の近くに池に隣接する池塘らしき場所があったので,ここで採集(稚児池)。
観察された生物:
渦鞭毛虫の一種,
カリキモナス(Calycimonas physaloides),
リピドデンドロン(Rhipidodendron),
プテロキスチス(Pterocystis),
太陽虫の一種,
トゲフセツボカムリ(Centropyxis aculeata),
ディフルギア(
Difflugia bacillariarum,
D. bacillifera,
Difflugia sp.),
カエネア(Chaenea),
ミクロトラクス(Microthorax)?,
プロロドン(Prorodon teres),
ミドリゾウリムシ(P. bursaria),
共生藻を持つチラキディウム(Thylakidium),
共生藻を持つプラチオフリア(Platyophrya similis),
棘毛類繊毛虫,
イカダモ(Scenedesmus longus),
ミクロスポラ(Microspora),
カメガシラモ(
Tetmemorus granulatus,
T. brebissonii,
T. laevis),
ミカヅキモ(
Closterium abruptum,
C. idiosporum),
アルスロデスムス(Arthrodesmus sp.),
ツヅミモ(
Cosmarium oblongum),
ホシガタモ(
Staurastrum simonyi),
ハタヒモ(
Netrium digitus),
N. oblongum),
タテブエモ(Penium polymorphum),
ネジモ(Spirotaenia condensata),
フタボシモ(Cylindrocystis),
アワセオオギ(Micrasterias truncata),
Sphaerozosma,
クロオコッカス(Chroococcus turgidus),
シネココッカス(Synechococcus),
ユレモ(Oscillatoria),
ミジンコ,
ワムシ,
イタチムシ,
クマムシ,
センチュウ,
前回は稚児池の南縁を周回する遊歩道へ入ったが,南側は池岸からやや離れた位置を歩くため, 適当な採集ポイントがなかった。今回は時間的にも余裕がないので, このまま北側から池の外へ出ることにした。
稚児池(山ノ内町),15:05
1,2枚目:途中,小さな薮を抜けて再び池東岸の木道へ出る。
このすぐ先で木道は池を離れていく。
稚児池を出る(山ノ内町),15:06
前方で左折し池を離れる。前回はこの付近でも採集したが今回はパス。
下段は前回(2006.10.09)撮影した画像。逆光のため色彩的には今ひとつ。
2006.10.09撮影(ほぼ同じ位置から池方向を撮影したもの,逆光)
稚児池を出る(山ノ内町),15:06
池端には
モウセンゴケ(Drosera rotundifolia)がたくさん育っていた。
奥志賀ゴンドラリフト山頂駅へ(山ノ内町),15:07
1,2枚目:山頂駅に向かって斜面を下って行く。
奥志賀ゴンドラリフト山頂駅へ,途中で採集(山ノ内町),15:15-15:16
1〜3枚目:往路で撮影した池塘(らしき水たまり)はこの薮の先にあるが,
手前にあるここも池塘らしい雰囲気。花が終わったミズバショウの葉が大きく育っている。
奥志賀ゴンドラリフト山頂駅へ,途中で採集(山ノ内町),15:16
ということで,カップ付き指示棒を伸ばして採集(山頂駅近くの池塘-1)。
観察された生物:
渦鞭毛虫の一種,
ディフルギア(
D. oblonga),
アミカムリ(Nebela marginata,
Nebela sp.),
ヒアロスフェニア(Hyalosphenia papilio),
アンフィトレマ(Amphitrema sp.),
ウロレプタス(Uroleptus),
ウロネマ(Uronema),
ミクロトラクス(Microthorax)?,
キルトロフォシス(Cyrtolophosis),
共生藻を持つチラキディウム(Thylakidium),
小型繊毛虫数種,
Chlorobotrys,
ジクチオスフェリウム(Dictyosphaerium),
エレモスフェラ(Eremosphaera viridis),
サヤミドロ(Oedogonium),
ヒザオリ(Mougeotia),
カメガシラモ(
Tetmemorus laevis),
ミカヅキモ(
Closterium idiosporum),
アルスロデスムス(Arthrodesmus sp.),
ホシガタモ(
Staurastrum brachiatum,
S. simonyi,
Staurastrum sp.),
イボマタモ(
Euastrum didelta),
ハタヒモ(
Netrium digitus),
N. oblongum),
タテブエモ(Penium polymorphum),
ネジモ(Spirotaenia condensata),
フタボシモ(Cylindrocystis),
Bambusina,
クロオコッカス(Chroococcus turgidus),
Rhabdoderma lineare,
Hapalosiphon,
奥志賀ゴンドラリフト山頂駅へ,途中で採集(山ノ内町),15:18
1〜3枚目:数歩進んで笹薮の先にある大きな池塘。
前回(下段の2枚)は右下がりになってしまったので,今回は,水平になるよう注意して撮影。
しかし,木道じたいが傾斜しているため,どの辺が水平なのか今ひとつはっきりしない。
もしかすると,今度は右上がりになっているかも。
2006.10.09 撮影(2枚目:右へ傾いてしまった)
奥志賀ゴンドラリフト山頂駅へ,途中で採集(山ノ内町),15:18
ミズバショウの葉付近に藻塊らしき水垢があったので,その付近を狙って採集(山頂駅近くの池塘-2)。
観察された生物:
渦鞭毛虫の一種,
クリプトモナス(Cryptomonas),
リピドデンドロン(Rhipidodendron),
Chlorobotrys,
共生藻を持つチラキディウム(Thylakidium),
Chlorobotrys,
イカダモ(
Scenedesmus serratus),
ボツリオコッカス(Botryococcus braunii),
エレモスフェラ(Eremosphaera viridis),
ホシガタモ(
Staurastrum brachiatum,
S. muticum),
イボマタモ(
Euastrum didelta),
ハタヒモ(
Netrium digitus),
ネジモ(Spirotaenia condensata),
タテブエモ(Penium polymorphum),
ミジンコ,
ケンミジンコ,
ワムシ,
イタチムシ,
奥志賀ゴンドラリフト山頂駅へ(山ノ内町),15:20
やっと山頂駅に戻った。復路のバスまであと30分程ある。
これなら十分間に合う。
奥志賀ゴンドラリフトで焼額山を下る(山ノ内町),15:23-15:25
この頃になるとガスが出てきて視界が悪くなった。
目 次 へ |