信濃町 戸隠高原
古池湿原
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長野駅から出る川中島バス戸隠線に乗り,終点の戸隠キャンプ場から県道76号 長野戸隠線を北へ進むと, 長野市と信濃町の境にある大橋を越えた先に黒姫山(標高 2053m)への登山口がある。 この登山道の途中に古池と呼ばれる発電用のため池があり,これに隣接するのが古池湿原(標高 1190m)。 全体に傾いていて雪解け時には湿原全体に水の流れがある。また,池塘は見当たらない。 そのため,原生生物相は貧弱。

採集日:2009.06.07 ウオッちず で位置確認

古池が迫る(信濃町),10:38

古池に到着(信濃町),10:39
1,2枚目:前方の木の右脇を上がる。 ここは大勢の人が通るため,土が次第に削れている。 下段は3年前の画像だが,この時と比較すると足跡のある場所の土がさらに深く抉れていて, 木の根がさらに1本露出してきたのがわかる。
なお,下段の画像には大勢の人が写っているが,この時はミズバショウのシーズンということで一般の訪問客も多かったが, この集団はどこかの大学の実地研修らしく,数名の先生らしき人物ごとに2,30人の学生がついて登山道のあちこちで研修を受けていた。


2006.5.21,10:42撮影。

古池,堤防に上がる(信濃町),10:39
木の幹にこのような登山道の案内(道標)が打ち付けてあった。 「←新道分岐,古池,西登山道入口→」とある。 西登山道入口というのは,ガイドブック等にある「古池登山口」のことだろうか? おそらくそうだろう。

古池(信濃町),10:40
古池もガスがかかっていた。 本当は下段のような写真を撮りたかったのだが・・・。


2006.5.21,11:01撮影。

古池,堰の脇を通って登山道を北へ(信濃町),10:41

古池西岸を北へ(信濃町),10:41

古池西岸を北へ(信濃町),10:41
池端は始めは普通の山道だが,,。

古池西岸を北へ(信濃町),10:42-10:43
1枚目:途中から木道に変わる。 今回は乾いていたが,前回ここを通った時はかなりぬかるんでいた。 そのために必要なのだが,,,。 2枚目:木道はかなり痛んでいる。ほとんど木道としての機能を失いつつある場所もあった。 下段は3年前の画像。 この時も多少痛んでいる場所があったが,今回ほどひどくはなかった。 この3年の間,ほとんど補修されないまま放置されてきたのだろう。 3枚目:「中部電力境界」と書かれた道標が点々と立っていた。 今のところ意味不明。


2006.5.21,10:45撮影。

古池西岸を北へ(信濃町),10:43
木道は途中でいったん消える。

古池湿原へ(信濃町),10:44
1,2枚目:その先に小さな広場があり,その左奥が古池湿原。

古池湿原に入る(信濃町),10:44
湿原入口近くに咲いていたニリンソウAnemone flaccida)。

古池湿原(信濃町),10:45
1枚目:入口付近の木道は3年前(2枚目, 2006.5.21,10:49撮影)とおおよそ同じ。 途中で傾いているのも3年前と同じ。 ただし,傾斜が前よりも大きくなっているように見える。 木道が濡れていたらおそらく滑り落ちてしまうのではないかと思えるほど。

古池湿原(信濃町),10:45
1,2枚目:季節的には半月ほど後になるが,前回同様,木道の周囲には リュウキンカCaltha palustris var. nipponica)が咲き乱れていた。

古池湿原(信濃町),10:45-10:46
1〜3枚目:パノラマ撮影。さらに奥へ進むと,北(画面右)から南(画面左)に向ってやや傾斜した湿原が現れる。 下段の1,2枚目は3年前の画像(2006.5.21,10:50撮影)。 2週間の違いで湿原の様子はだいぶ変わっている。 前回はリュウキンカとミズバショウくらいしか目に止まらなかったが, 今回は以下のように他の花々もたくさん目に入った。 3枚目: これは反対側から撮影した3年前の木道の様子(2006.5.21,10:56撮影)。 この時すでに木道はかなり痛んでいたが,この3年の間に歩くのが恐いくらいに痛みが増していた。
この湿原は全体に水の流れがあり,原生生物はほとんどいない。 ので,写真撮影のみで早々に立ち去ることにした。


1,2枚目:2006.5.21,10:50撮影, 3枚目:2006.5.21,10:56撮影。

古池湿原(信濃町),10:46
大きく成長したリュウキンカCaltha palustris var. nipponica)。 一部はすでに実になっている。

古池湿原(信濃町),10:46
サワオグルマSenecio pierotii)も花を咲かせていた。

古池湿原(信濃町),10:47
ミズバショウLysichitum camtschatcense)の多くは花の時期を終えて葉が大きく成長していたが, このような小振りの花を咲かせているものもあった(もしかして別種?)。

古池湿原を出て登山道へ戻る(信濃町),10:48
1,2枚目:湿原を出て左折したところでパノラマ撮影。 水際にトクサの仲間が群生していた。

古池北西岸(信濃町),10:48
これはミズドクサEquisetum fluviatile)?

古池北西岸を東へ(信濃町),10:49-10:51
少し進むと,ふたたび木道が現れた。ここも痛みが激しい。

ここで左折し,黒姫山 西登山道を北西へ(信濃町),10:51
1,2枚目:パノラマ撮影。 木道が古池の北岸沿いに変わってほどなく左への分岐が現れた。 最初はそのまま木道を先まで進んでしまったが,脇に「登山道」の案内があるのに気づいて,慌てて戻った。

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