日光市(旧栗山村) |
鬼怒沼湿原
Part III: 木道合流点〜金沼 |
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採集日:2010.07.18 | ウオッちず | で位置確認 |
鬼怒沼湿原,木道を北に向って進む(日光市),11:28-11:29
あきらかに木道の設置跡と思われる場所で採集(鬼怒沼湿原-11)。
わずかだが,ここにも
ラッパムシ(Stentor pyriformis)
がいた。
観察された生物:
渦鞭毛虫の一種,
Assulina,
共生藻を持つラッパムシ(Stentor pyriformis),
サヤツナギ(Dinobryon sertularia),
Chlorobotrys,
珪藻少々,
ボツリオコッカス(Botryococcus sudetica),
サヤミドロ(Oedogonium),
ヒザオリ(Mougeotia),
ツヅミモ(
Cosmarium globosum),
ネジモ(Spirotaenia condensata),
Bambusina brebissonii,
鬼怒沼湿原,金沼が見えてきた(日光市),11:30
1〜3枚目:パノラマ撮影。雲の具合が立体感があって,なかなか良い。
1,2枚目:前方に見えてきたのが湿原北側にある「金沼」と呼ばれる大きな池塘。
金沼の前にベンチがあり,そこで休憩している人達がいる(1枚目)。
鬼怒沼湿原,金沼(日光市),11:32
1〜4枚目:金沼の南端からパノラマ撮影。
1枚目:沼の西端に道標が立っている。
下段は前回正面から撮影したもの
(2009.7.29,14:07撮影)。
前回も書いたが,ここに書いてある「鬼怒沼温泉」という名前,
「鬼怒沼温泉←3.7km,大清水→6.0km」とある距離の数値がややおかしい。
2枚目:この沼から北側では木道が2本敷設されている。
2009.7.29,14:07撮影。
鬼怒沼湿原,金沼(日光市),11:34-11:36
1枚目:上の画像でわかるように,道標の周囲は設置作業によって裸地化して,
その付近に水がたまっている。そこで採集することにした。
2枚目:よく見ると,ここにも
ラッパムシ(Stentor pyriformis)
がいた。
3枚目:水垢とラッパムシに分けて
採集(鬼怒沼湿原-12a, -12b)。
観察された生物:
渦鞭毛虫の一種,
トラケロモナス(Trachelomonas volvocina),
ナベカムリ(Arcella sp.),
共生藻を持つラッパムシ(Stentor pyriformis),
珪藻少々,
エレモスフェラ(Eremosphaera viridis),
スファエロキスティス(Sphaerocystis sp.),
グロエオキスティス(Gloeocystis sp.),
ボツリオコッカス(Botryococcus sudetica),
ミクロスポラ(Microspora),
ヒザオリ2種(Mougeotia),
ツヅミモ(
Cosmarium globosum,
C. quadrifarium),
ホシガタモ(
Staurastrum alternans v. subalternans),
イボマタモ(
Euastrum ampullaceum,
E. cuneatum,
Euastrum sp.),
ハタヒモ(
Netrium digitus),
ネジモ(Spirotaenia condensata),
フタボシモ(Cylindrocystis),
Bambusina brebissonii,
鬼怒沼湿原,金沼(日光市),11:39-11:40
同じ位置で金沼側の木道脇でも
採集(鬼怒沼湿原-13)。
観察された生物:
渦鞭毛虫の一種,
ナベカムリ(Arcella sp.),
トゲフセツボカムリ(
Centropyxis ecornis),
トリネマ(Trinema complanatum)?,
ツリガネムシ(Vorticella),
珪藻少々,
ボツリオコッカス(Botryococcus sudetica),
ヒカリモ(Chromulina),
オーキスチス(Oocystis marsonii),
ヒザオリ(Mougeotia),
イボマタモ(
Euastrum cuneatum),
ハタヒモ(
Netrium digitus),
ネジモ(Spirotaenia condensata),
Bambusina brebissonii,
メリスモペディア(Merismopedia),
ワムシ,
羽付きワムシ,
イタチムシ,
クマムシ,
鬼怒沼湿原,金沼(日光市),11:42
木道の上でクロオオアリ(Camponotus japonicus)の女王がウロウロしていた。
他にもこの付近には木道を歩き回るクロオオアリの働きアリがたくさんいた。
しかし,水びたしの湿原に巣が作れるはずはないので,これらのアリはどこから来たのだろう?
考えるとやや不思議。
湿原の外から木道を伝ってやってきたのだろうか?
それとも潅木がある付近の土壌は乾燥していて営巣できる?
鬼怒沼湿原,金沼脇のベンチの前に立って周囲をパノラマ撮影(日光市),11:42-11:43
湿原の南側は相変わらず雲が多い。
鬼怒沼湿原,金沼(日光市),11:43-11:44
1〜3枚目:ベンチ近くでツルコケモモ(Vaccinium oxycoccus)が群生していた。
4枚目:モウセンゴケ(Drosera rotundifolia)も。
鬼怒沼湿原,キンコウカ(日光市),11:46
花が咲きかけのキンコウカ(Narthecium asiaticum)。
Part IV: | 金沼北〜避難小屋分岐 2010.07.18, 11:46 - 12:04 |