北塩原村
桧原湖へ向かう道路沿いの沼
Part III: 白樺方面へ向う道路脇の沼〜白樺橋
ここで採集されたサンプルの観察結果を Google で検索 お知らせ

採集日:2013.06.09 ウオッちず で位置確認

白樺方面へ向う道路をさらに西へ(北塩原村),11:55
右に サワオグルマSenecio pierotii,キク科 キオン属) が咲いていた。この花が咲いているということは・・・。

白樺方面へ向う道路の右(北塩原村),11:55
1枚目:奥に湿地が広がっている。しかし・・・。 2〜4枚目:まずは, サワオグルマSenecio pierotii,キク科 キオン属) を撮影。

白樺方面へ向う道路の右(北塩原村),11:56
道路から足を踏み入れたとたん,靴が沈みだし泥水が湧いてきた。 これでは奥まで進むのは無理だ。諦めた。

前方で右にカーブするがその手前左にも水たまりがあった(北塩原村),11:57

ここは結構大きな水たまりだ(北塩原村),11:57

白樺方面へ向う道路右側の水たまり(北塩原村),11:58-11:59
1枚目:ここで 採集(白樺方面へ向う道路脇の沼-03)。 2枚目:ここも道路際は,道路をかさ上げする際に撒かれた土砂で埋まっていた。 3枚目:iPad mini で現在地を確認。
観察された生物: 渦鞭毛虫の一種, クリプトモナス(Cryptomonas sp.), ミドリムシ( Euglena acusE. oxyurisEuglena sp.), ウチワヒゲムシ(Phacus sp.), レポキンクリス( Lepocinclis ovumL. salina), トラケロモナス( Trachelomonas caudataT. granulosaT. volvocina), キクリディオプシス(Cyclidiopsis acus), 幅広のメノイディウム(Menoidium sp.), ナベカムリ( Arcella gibbosa), ディフルギア( Difflugia acuminataD. penardiDifflugia sp.), プロロドン(Prorodon sp.), コレプス( Coleps hirtus), ディセマトストマ(Disematostoma minor), シュードコニレンバス(Pseudocohnilembus), ラブドスティラ(Rhabdostyla), 小型繊毛虫数種, シヌラ(Synura), マルロモナス(Mallomonas papillosa), バキュオラリア(Vacuolaria virescens), グロエオモナス(Gloeomonas tecta), ミカヅキモ( C. gracile), ユレモ(Oscillatoria sp.), ワムシ, ミジンコ, ケンミジンコ, イタチムシ,

カーブの途中に「中瀬沼探勝路」への進入路がある(北塩原村),12:00

中瀬沼探勝路への進入路へ入ってみた(北塩原村),12:01

中瀬沼探勝路への進入路を南へ(北塩原村),12:01-12:02
1枚目:左(東)側に水辺が見えた。岩もある。 2枚目:水辺をやや望遠にして撮影。この辺の道路沿いは潅木で覆われているので近付けない。 3枚目:iPad mini で現在地を確認。

道なりに左へカーブ(北塩原村),12:02
1,2枚目:パノラマ撮影。 2枚目:上の地図によれば画面左端に右へ入る道があるはずだが,,。 その痕跡のような若干の空きスペースがあるだけで,その奥には進めそうにない。 ここもすでに廃道になっているようだ。

中瀬沼探勝路の入口が現れた(北塩原村),12:03
1974-1978年の航空写真だと,この辺に建物が写っているが,今現在はまったく何もない。 あるのは探勝路の案内板だけだ。しかもかなり古そうだ。 「東北自然歩道,吊り橋をわたって桧原湖畔を歩くみち」とある。 なお,探勝路は自転車進入禁止,のはず。(ここには書いていないが)

引き返す(北塩原村),12:04
1,2枚目:パノラマ撮影。 反対方向から見ると,右(東)には葦原が広がっているのがわかる。 これまでの画像でわかるように,この辺一帯は,かつては全体が湿地だったようだ(注)。 そこに土砂を盛って道路を作ったのだろう。そのため,いたるところ道路の両脇に湿地や沼があると思われる。 また,道路を作った当初はこの地域を農業用地として開拓するのが目的だったはず。 しかし,多くは開拓が進まないまま放置され,やがて観光化によって一部の道路は観光用として残ったものの, 他の多くは廃道となり,次第に木々に覆われて姿を消しつつある,というのが現在の姿のようだ。

注:既述したが,FieldAccessHDで見ることができる1974-1978年の航空写真では, この裏磐梯地域は草地(または湿地)が広がっている。樹木は多くない。 その中にまっすぐに敷設された農道らしい道があちこちにある様子が写っている。 しかし,40年後の今日では地域全体が樹木で覆われており,40年前の農道は大部分が廃道になってしまった,と思われる。

白樺方面へ向う道路をさらに西へ(北塩原村),12:04

白樺橋が現れた(北塩原村),12:05
1,2枚目:前〜右へとカメラを振って撮影。 2枚目:右側はチェーンが張られている。通行禁止だ。

白樺橋を渡る(北塩原村),12:05-12:06
1枚目:上流側? 3枚目:下流側?この先で桧原湖に流れ出ている。 はずだが,水の流れはほとんどない。

橋を渡ると右手に葦原があった(北塩原村),12:06
3枚目:iPad mini で現在地を確認。

白樺橋西側の湿地(北塩原村),12:07
1,2枚目:道路際から湿地を撮影。

白樺橋西側の湿地(北塩原村),12:07-12:08
1枚目:ここも枯草に足を降ろすとすぐに水が上がってきた。 2枚目:なんとか 採集(白樺方面へ向う道路脇の沼-04)。 ここにもたくさんいた。予想した以上に多い。 3枚目:ほどなく右足がずぶずぶと沈みだし,靴の中に水が入ってきた。 これ以上はいられない。すぐに道路へ上がった。
観察された生物: キストディニウム(Cystodinium), クリプトモナス(Cryptomonas sp.), ミドリムシ( Euglena acusEuglena sp.), ウチワヒゲムシ( Phacus longicaudaPhacus sp.1Phacus sp.2), レポキンクリス( Lepocinclis ovumL. salina), トラケロモナス( Trachelomonas armataT. caudataT. volvocina), アスタシア(Astasia sp.), カリキモナス(Calycimonas physaloides), エントシフォン(Entosiphon), 小型鞭毛虫数種, 小型太陽虫, ナベカムリ( Arcella arenariaA. gibbosaA. vulgarisArcella sp.), トゲフセツボカムリ( Centropyxis aculeata), ディフルギア( Difflugia acuminataD. oblonga), ユーグリファ( Euglypha acanthophora), 共生藻を持つラッパムシ(Stentor polymorphus), スピロストマム( Spirostomum filumSpirostomum sp.), ラクリマリア(Lacrymaria sp.), プロロドン(Prorodon sp.), ウロトリカ(Urotricha platystoma), コレプス( Coleps heteroacanthus), ハルテリア(Halteria), ストロンビディウム(Strombidium), フロントニア(Frontonia), 共生藻を持つフロントニア(Frontonia vernalis ?), ディセマトストマ(Disematostoma bütschlii), レンバディオン(Lembadion bullinum), デキシオトリカ(Dexiotricha sp.), キネトキルム(Cinetochilum margaritaceum), モナス(Monas sp.), シヌラ(Synura), バキュオラリア(Vacuolaria virescens), 珪藻各種, グロエオモナス(Gloeomonas tecta), パンドリナ(Pandorina), ツルギミドロ(Draparnaldia glomerata ?), ゲミネルラ(Geminella), ミクロスポラ(Microspora), サヤミドロ(Oedogonium), ヒザオリモドキ(Mougeotiopsis), ヒザオリ2種(Mougeotia), ミカヅキモ( Closterium moniliferum), ミジンコ, ケンミジンコ, イタチムシ,

Part IV: 桧原湖へ向かう道路入口〜県道2号へ戻る 2013.06.09, 12:10 - 12:28

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