左に「はんのき夫婦沼」が見えてきた(山辺町),12:23
地図によると,
道路の路面は正確には山形市。斜面を降りた先が山辺町らしい。
はんのき夫婦沼(山辺町),12:23
1枚目:左は,沼の西端にあるミズバショウの群生地だ。
奥になにやら黄色い花がある。
はんのき夫婦沼(山辺町),12:24
黄色い花を望遠撮影。
これはもしかすると
サワオグルマ(Senecio pierotii,キク科 キオン属)??
はんのき夫婦沼,ミズバショウ群生地(山辺町),12:24-12:25
前回同様,途中で道路脇の斜面を降りた。
3枚目:以前は,この辺に壊れた木道があったが,
昨年(2013.06.01)から姿を見ない。
撤去されたようだ。
はんのき夫婦沼,ミズバショウ群生地(山辺町),12:25, 12:25, 12:26, 12:26, 12:27
1枚目:
ミズバショウ(Lysichitum camtschatcense,サトイモ科 ミズバショウ属)
近くで採集できないかと近付いてみたが,泥ばかりで水が入ってこない。
採集中止。
2〜4枚目:花はすでに終っていた。
5枚目:わずかだが斑入り?かも。
はんのき夫婦沼(山辺町),12:29
沼沿いを東へ進む。
2013年06月の様子(2013.06.01,12:06撮影)。
2009年05月の様子(2009.5.10,12:59撮影)。
この時は,一部に花が残っていた。
はんのき夫婦沼,沼岸へ(山辺町),12:30
前方の灌木近くがいつもの採集ポイントだが,,,。
ここも水位が上がっていて手前の湿地がかなりゆるくなっているようだ。
もしかすると,靴が水没してしまうかも知れない。そうならないように慎重に進んだ。
2013年06月の様子(2013.06.01,12:06撮影)。
2011年11月の様子(2011.11.02,12:13-12:14撮影)。
2009年11月の様子(2009.11.02,10:02撮影)。
2009年05月の様子(2009.5.10,12:58撮影)。
この時は並木の近くまで水があった。
はんのき夫婦沼(山辺町),12:30
灌木に近付いたところでパノラマ撮影。
昨年(下段)に比べて水際が灌木の周囲に迫っているのがわかる。
ただし,2009年05月と比べれば,水位はまだまだ低い。
2013年06月の様子(2013.06.01,12:06撮影)。
はんのき夫婦沼(山辺町),12:31
1枚目:灌木の周囲には水がある。これ以上近付くと靴が泥の中に埋没しそうだ。
2枚目:やむなく近くで
採集(はんのき夫婦沼-01)。
たくさんの水垢が入った。これは期待できる。
今回の採集では,ここがもっとも原生生物が多く(種数)いた。
観察された生物:
キストディニウム(Cystodinium),
渦鞭毛虫の一種,
クリプトモナス(Cryptomonas sp.),
ウチワヒゲムシ(Phacus sp.),
トラケロモナス(
Trachelomonas armata,
Trachelomonas sp.),
レポキンクリス(Lepocinclis fusiformis),
Marsupiogaster sp.?,
スポンゴモナス(Spongomonas intestinum),
小型鞭毛虫数種,
マヨレラ(Mayorella),
共生藻を持つマヨレラ(Mayorella viridis?),
コクリオポディウム(Cochliopodium sp.),
ナベカムリ3種(
Arcella vulgaris,
Arcella sp.1-2),
フセツボカムリ(
Centropyxis aculeata,
C. ecornis),
ディフルギア(
Difflugia sp.),
ユーグリファ(
Euglypha acanthophora,
Euglypha sp.),
スフェノデリア(Sphenoderia),
ラッパムシ(Stentor muelleri),
スピロストマム(
Spirostomum intermedium,
S. teres),
コンディロストマ(Condylostoma),
ディレプタス(Dileptus amphileptoides),
ウロトリカ(
Urotricha farcta,
U. platystoma),
コレプス(
Coleps heteroacanthus,
Colepssp.),
ハルテリア(Halteria),
ユープロテス(Euplotes),
スチロニキア(Stylonychia mytilus),
ナスラ(Nassula),
プルーロネマ(Pleuronema),
マルロモナス(Mallomonas sp.),
ヒスチオバランティウム(Histiobalantium natans),
キネトキルム(Cinetochilum margaritaceum),
シヌラ(Synura),
バキュオラリア(Vacuolaria virescens),
メロトリキア(Merotrichia capitata),
オフィオキチウム(Ophiocytium capitatum,
珪藻各種,
クンショウモ(Pediastrum angulosum),
フタヅノクンショウモ(Pediastrum duplex),
イカダモ(
Scenedesmus acuminatus,
S. ecornis var. disciformis,
S. quadricauda),
イトクズモ(
Ankistrodesmus densus,
A. falcatus),
Quadrigula chodatii,
アステロコッカス(Asterococcus sp.),
ミクロスポラ(Microspora),
サヤミドロ(Oedogonium),
ヒザオリ2種(Mougeotia),
アオミドロ2種(Spirogyra),
ホシミドロ(Zygnema),
コウガイチリモ(
Pleurotaenium nodosum,
P. trabecula),
ミカヅキモ(
Closterium baillyanum,
C. dianae,
C. gracile,
C. lunula,
C. nematodes,
C. setaceum,
C. venus,
Closterium sp.),
アルスロデスムス(
Arthrodesmus extensus),
ツヅミモ(
Cosmarium depressum f. minuta,
C. quadratum),
小型ツヅミモ(Cosmarium sp.),
ホシガタモ(
Staurastrum aciculiferum,
S. iotanum),
アワセオオギ(Micrasterias pinnatifida),
ハタヒモ(Netrium digitus),
フタボシモ(Cylindrocystis),
Sphaerozosma,
ユレモ(Oscillatoria sp.),
Nostoc,
ワムシ,
イタチムシ,
車道と並木の間にある高台を通って沼の東端へ(山辺町),12:32-12:33
2つある沼の間にある舗装道へ上がる(山辺町),12:33
3枚目:舗装道の右側にも沼がある。そこでは3年前(2011.11.02)に採集したが,原生生物はあまり多くなかった。
よって以後は採集していない。
はんのき夫婦沼,北岸沿いを西へ進む(山辺町),12:34
はんのき夫婦沼,北岸沿いを西へ進む(山辺町),12:34
前方の出島のように見える場所(2枚目)がいつもの採集場所だ。
はんのき夫婦沼(山辺町),12:35
昨年同様,岸辺近くに
ムラサキサギゴケ(Mazus miquelii,ゴマノハグサ科 サギゴケ属)
の群生があった。
2013年06月の様子(2013.06.01,12:12撮影)。
Part VIII: | はんのき夫婦沼〜苔沼 2014.05.31, 12:35 - 13:00 |