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2012.10.14, Part VI

大峰沼東岸沿いを北へ

大峰沼,登山道との分岐を通過(みなかみ町),13:32

2011年10月の様子(2011.10.16,13:39撮影)。

2011年06月の様子(2011.06.26,13:34撮影)。

2010年09月の様子(2010.09.26,13:38撮影)。

大峰沼,分岐に立つ道標(みなかみ町),13:32
「キャンプ場」と書かれた場所に白いテープが貼られていた。 キャンプ場は去年撤去されたので,それに対応する措置だろう。

大峰沼,ここが東岸の第1採集ポイント(みなかみ町),13:33

2011年10月の様子(2011.10.16,13:39撮影)。

2011年06月の様子(2011.06.26,13:35撮影)。

2010年09月の様子(2010.09.26,13:38撮影)。

2010年05月の様子(2010.05.02,11:46撮影)。

2009年04月の様子(2009.04.19,11:41 撮影)

2008年10月の様子(2008.10.12,12:37 撮影)

2007年10月の様子(2007.10.21,13:27 撮影)

大峰沼,東岸の第1採集ポイント(みなかみ町),13:33
上空にはわずかながら青空がある。しかし,太陽が隠れているので逆光の山部分は真っ暗になってしまう。 山にピントを合わせると空は真っ白になる。

大峰沼,東岸の第1採集ポイント(みなかみ町),13:33
沼岸の様子をパノラマ撮影。

大峰沼,東岸の第1採集ポイント(みなかみ町),13:34
ここで採集(大峰沼,東岸-01)。 結構いた。これまでと比べると,とくに多いという訳ではないが,今回の採集サンプルの中ではここが一番多かった。
観察された生物: ペラネモプシス(Peranemopsis granulifera), アニソネマ(Anisonema),または近い仲間, スポンゴモナス(Spongomonas intestinum), マスチゴアメーバ(Mastigamoeba), マヨレラ(Mayorella), コクリオポディウム(Cochliopodium sp.), ディフルギア( Difflugia elegansD. scalpellum), トリネマ(Trinema sp.), 棘毛類繊毛虫, サヤツナギ(Dinobryon sertularia), マルロモナス(Mallomonas intermedia), パラコンディロストマ(Paracondylostoma setigerum), レンバディオン(Lembadion bullinum), 珪藻各種, イカダモ( Scenedesmus acuminatus), コエラストルム(Coelastrum reticulatum), ジクチオスフェリウム(Dictyosphaerium), エラカトスリックス(Elakatothrix genevensis), イトクズモ(Ankistrodesmus falcatus), キルクネリエラ(Kirchneriella obesa), テトララントス(Tetrallantos), サヤミドロ(Oedogonium), ヒザオリ(Mougeotia), コウガイチリモ( Pleurotaenium trabecula), ミカヅキモ( Closterium cornuC. cynthiaC. dianaeC. intermediumC. libellula), オクトカンチウム( Arthrodesmus octocornis), ツヅミモ( Cosmarium contractumC. obsoletumC. pandriformeC. pseudarctoumC. pseudobinerveC. pseudomagnificumC. quadrifariumC. regnellii), ホシガタモ( Staurastrum iotanum), イボマタモ( Euastrum ampullaceumE. ansatumE. binaleE. gnathophorum), ハタヒモ(Netrium digitus), ネジモ(Spirotaenia condensata), クロオコッカス(Chroococcus pallidus), ユレモ(Oscillatoria sp.), Achromatium oxaliferum, ワムシ, カイミジンコ,

大峰沼,東岸沿いを北へ(みなかみ町),13:35, 13:35, 13:37
1枚目:この辺は幹が二股に分かれた樹木が多い。 2,3枚目:左端の樹皮についた苔を撮ろうとしたが,薄暗いのでどうやってもピントが合わない。

大峰沼,左の薮の先が東岸第2の採集ポイント(みなかみ町),13:37

大峰沼,薮を抜け東岸第2の採集ポイントへ出た(みなかみ町),13:38

2011年10月の様子(2011.10.16,13:46撮影)。

今年06月の様子(2011.06.26,13:38撮影)。

2010年09月の様子(2010.09.26,13:43撮影)。

2010年05月の様子(2010.05.02,11:49撮影)。

2009年04月の様子(2009.04.19,11:45 撮影)

2008年10月の様子(2008.10.12,12:41 撮影)

2007年10月の様子(2007.10.21,13:31-13:32 撮影)

大峰沼,東岸第2の採集ポイント(みなかみ町),13:38
沼岸の様子。 あいかわらず水垢は少なめだが,昨年(下段)よりは増えたような気がする。


2011年10月の様子(2011.10.16,13:46撮影)。

大峰沼,東岸第2の採集ポイント(みなかみ町),13:39
少しは期待できるかと思いつつ採集(大峰沼,東岸-02a)。 これまでに比べると多くはないが, 前回(2011.10.16)よりは多い。
観察された生物: マルウズオビムシ(Peridinium), ミドリムシ(Euglena mutabilis), 小型鞭毛虫数種, 小型太陽虫, サッカメーバ(Saccamoeba), コクリオポディウム(Cochliopodium minus), ディフルギア( Difflugia sp.), プロロドン(Prorodon sp.), 共生藻を持つストロンギリディウム(Strongylidium), フロントニア(Frontonia depressa), 未同定の繊毛虫, Chrysostephanosphaera globlifera, マルロモナス(Mallomonas splendens), オフィオキチウム(Ophiocytium capitatum, 珪藻各種, イカダモ( Scenedesmus acuminatusS. ecornis), コエラストルム(Coelastrum reticulatum), ジクチオスフェリウム(Dictyosphaerium), イトクズモ(Ankistrodesmus falcatus), キルクネリエラ(Kirchneriella obesa), エラカトスリックス(Elakatothrix genevensis), ボツリオコッカス(Botryococcus braunii), ブルボケーテ(Bulbochaete), ヒザオリ(Mougeotia), ミカヅキモ( Closterium cornuC. dianaeC. cynthiaC. libellula), オクトカンチウム( Arthrodesmus octocornis), ツヅミモ( Cosmarium amoenumC. connatumC. moniliformeC. obsoletumC. pseudopyramidatumC. regnelliiC. zonatumCosmarium sp.), ホシガタモ( Staurastrum iotanum), イボマタモ( Euastrum gnathophorum), タテブエモ(Penium polymorphum), タテブエモ(Penium rufescens = Actinotaenium rufescens), ネジモ(Spirotaenia condensata), Achromatium oxaliferum, ワムシ, ミジンコ, イタチムシ,

大峰沼,東岸第2の採集ポイント(みなかみ町),13:40-13:41
左側に草が多いので,,。左側でも採集してみることにした (大峰沼,東岸-02b)
観察された生物: 渦鞭毛虫の一種, 小型鞭毛虫数種, パラコンディロストマ(Paracondylostoma setigerum), ディレプタス(Dileptus sp.), レンバディオン(Lembadion lucens), シュードコニレンバス(Pseudocohnilembus), 小型繊毛虫数種, 珪藻各種, グロエオモナス(Gloeomonas sp.), クンショウモ(Pediastrum boryanum), コエラストルム(Coelastrum reticulatum), キルクネリエラ(Kirchneriella obesa), ボツリオコッカス(Botryococcus braunii), サヤミドロ(Oedogonium), ヒザオリ(Mougeotia), ミカヅキモ( Closterium cynthiaC. dianaeC. libellula), ツヅミモ( C. contractumC. globosumC. pandriforme, ホシガタモ( Staurastrum iotanum), イボマタモ( Euastrum binaleE. cuneatumE. gnathophorum), タテブエモ(Penium spirostriolatum), ネジモ(Spirotaenia condensata)多数, ワムシ, ミジンコ,

大峰沼,北東端にある堰へ(みなかみ町),13:43-13:44

大峰沼,堰の上を通って北岸沿いへ(みなかみ町),13:44
1枚目:既述したように,大峰沼の手前にある沢では水流が確認できなかった。 そのため,今回はこの堰からは水が流れ出ていないと予想したが, 実際はごくわずかながら水流があった。 量が少ないので岩の多い沢では伏流水のようになって見えなかったようだ。
2枚目:2011年10月の様子(2011.10.16,13:51撮影)。 昨年のこの時期は滔々と水が流れ出ていた。 やはり今年は雨が少なかったようだ。

大峰沼,堰の中央付近で左前右とパノラマ撮影(みなかみ町),13:44-13:45
前回までの様子はこちらをどうぞ。

大峰沼,堰のすぐ近くが北岸沿いの第1採集ポイント(みなかみ町),13:45

2011年10月の様子(2011.10.16,13:52撮影)。

2011年06月の様子(2011.06.26,13:47撮影)。

大峰沼,北岸沿いの第1採集ポイント(みなかみ町),13:45-13:46
沼岸にはたくさんのオヒルムシロPotamogeton natans)と ジュンサイBrasenia schreberi)の葉が浮いていた。いずれも緑色のままだ。


2011年10月の様子(2011.10.16,13:53撮影)。

2011年06月の様子(2011.06.26,13:47-13:49撮影)。

大峰沼,北岸沿いの第1採集ポイント(みなかみ町),13:47
ここで採集(大峰沼,北岸-01)。 これまで,ここで採集したサンプルにはあまり原生生物がいなかったが,今回は結構いた。 何が原因だろう?
考えられる理由:古沼の水位が極端に下がっていた(ほとんど干上がりかけていた)ことからわかるように, 今年はこれまで雨が少なかったのは確か。とすると,大峰沼から溢れ出る水も例年に比べて少なかったはず。 ここは近くに水が流れ出る堰があり,降雨量が多い時は,大量の水とともに原生生物の多くが流し出されてしまうので, 従来は観察できる原生生物が少なかった。 しかし,今年は流れ出る水が少なかったため,多くの原生生物がここでも増えて観察できるようになったのだろう。
観察された生物: Gymnodinium, クリプトモナス(Cryptomonas sp.), ウチワヒゲムシ(Phacus hispidulus), トラケロモナス(Trachelomonas cylindrica), メノイディウム(Menoidium gracile), マスチゴアメーバ(Mastigamoeba)?, 小型太陽虫, コクリオポディウム( Cochliopodium sp.), ディフルギア( Difflugia acuminataD. mammilarisD. claviformis), Lesquereusia, ユーグリファ(Euglypha sp.), コレプス(Coleps hirtus), ハルテリア(Halteria), レンバディオン( Lembadion bullinumL. lucens), キルトロフォシス(Cyrtolophosis), 未同定の繊毛虫, 小型繊毛虫数種, 珪藻各種, イカダモ( Scenedesmus acuminatus), イトクズモ(Ankistrodesmus falcatus), テトララントス(Tetrallantos), サヤミドロ(Oedogonium), ヒザオリ(Mougeotia), ミクロキスティス(Microcystis), Achromatium oxaliferum, ワムシ,

Part VII: 大峰沼北岸〜大峰山登山道を下る
2012.10.14, 13:48 - 14:11