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2012.07.16, Part II

〜休暇村本館前バス停〜裏磐梯サイトステーション北側の沼

休暇村裏磐梯へ(北塩原村),11:11, 11:13, 11:16, 11:18
1枚目:国道459号を離れ(県道2号と国道459号の重複区間が終わる),ふたたび県道2号 米沢猪苗代線を北へ。 2枚目:ほどなく右へ入り,曽原通りを北へ。 手許の地図には,ここからのバス路線が描かれているものといないものがある。比較的新しい路線のようだ。 3枚目:既述したように,五色沼入口バス停で他の乗客(3,4人)は全員下車した。その後は私一人。 前方の案内(液晶画面)に「小野川湖入口」から終点の「桧原」までは「自由乗降区間です」と表示されている。 4枚目:駅から「曽原湖入口」までは870円。私が降車した「休暇村本館前」までも同じ870円だった。

曽原通りを北へ(北塩原村),11:18-11:19
1,2枚目:レンゲ沼や中瀬沼(県道2号の西側,桧原湖の東岸近く)の後で訪れようと考えていた曽原通り沿いの沼の前を通過。 予想した通り溜池に近い。周囲には建物が点在する。これを見て,こちらまで来るのを止めて, レンゲ沼や中瀬沼周辺の探索に専念することにした(その結果,だいぶ時間が短縮できた)(注)。
3枚目:曽原湖の南岸沿いを南西へ。

注: 国土地理院の地図には,今回最後に訪れたハス沼(休暇村本館近く)の北側を北西〜南東へ通る遊歩道が描いてある。 その南東端が,今見ている沼の近く(南側)を通って車道(曽原通り)へ出るらしい。 その遊歩道と今見ている沼の間は,国土地理院の地図では湿地として描いてある。 同じ場所をGoogle mapの航空写真で確認すると,たしかに開けた場所になっている(樹木がない)ので, おそらく今も湿地なのだろう。 なので,そこを訪れてみるべきだったが,この後,休暇村探勝路を歩いた際に撮影した探勝路のルートを示した図には, 肝心のハス沼の北側を北西〜南東へ通る遊歩道が描かれていなかった。 もしかすると,現在は廃道になっているのかも知れない。あるいは,探勝路ではないので省略されたのか・・・。 次回,余裕があれば確認してみたい。
国土地理院の地図だと,休暇村探勝路からそのハス沼の北側を北西〜南東へ通る遊歩道へ通じるルートが描いてある(注の注)。 なので,そこを通れば休暇村探勝路を歩いた後,今見ている沼の南側の湿地へ短時間で到達できたはずだ。 しかし,もし,そのルートが通れないと,いったん車道(曽原通り)へ出て,大きく迂回しなければならない。 それにはかなり時間がかかるので今回は無理だったろう。
注の注:4枚目の画像は,この後,13:27に休暇村キャンプ場近くから休暇村探勝路に入った際に撮影したもの。 探勝路のルートを示したものだが,国土地理院の地図にある探勝路からハス沼の北側を北西〜南東へ通る遊歩道へ通じる 道は画像の右上にある「休暇村探勝路」の文字の下にある上側にカーブした遊歩道の一部から北へ向かって伸びている。 しかし,画像でわかるように,そのような道はこの案内図には描かれていない。

休暇村本館前バス停で下車(北塩原村),11:22-11:23
1,2枚目:バス停から休暇村裏磐梯の本館側をパノラマ撮影。

休暇村本館前バス停(北塩原村),11:23
復路の時刻を確認。予定では「15:47」のバスに乗車するはずだったが・・・。 既述したように,早めにここへ戻ったので,1本早い14:32のバス(猪苗代駅 15:20着)に乗車した。 ただし,猪苗代駅に着いて,窓口で早めの新幹線に切り替えようとしたが (18:01発の やまびこ152号→16:25発の Maxやまびこ188号),すでに普通車,グリーンとも満席だった。 結局,指定は3本後の 16:59発のやまびこ218号しか残っておらず,これに買い替えた(注)。

注:復路は,前日(07/15)に市ヶ谷駅の自販機で購入した時点で,普通車の窓際は満席だった。 よってグリーンにした。16:59発のやまびこ218号も空いていたのはグリーンのみ。

休暇村裏磐梯から車道へ出る途中に木道があった(北塩原村),11:24
ここは,向いにある裏磐梯サイトステーションへ通じる近道らしい。

桟橋状の木道を通って県道2号へ(北塩原村),11:24
2枚目:下は湿地だが,木道は1m以上高い位置にある。よって採集不可(注)。

注:カップ付き指示棒を使えば採集できなくもなかったが,最初からというのがやや面倒に感じたのと, ここは日影なのであまり原生生物は期待できないと考えて止めた。 しかし,この後,レンゲ沼探勝路から中瀬沼探勝路へと移動する際, 樹林帯の中に敷設された桟橋状木道沿いで木道に寝そべって採集したところ, 結構な数の原生生物が観察できた。ここでも採集すべきだったかも知れない。

県道2号 米沢猪苗代線へ出た,向いに見える建物が裏磐梯サイトステーションだ(北塩原村),11:25

県道2号 米沢猪苗代線へ出て左前右を撮影(北塩原村),11:25
レンゲ沼は正面にある裏磐梯サイトステーションの左(2枚目)だが,その前に・・・。 3枚目:北側にある脇道へ。 あそこは桧原湖へ向うルートだが,地図を見ると道の両側に小さな沼(名称不明)があるらしい。 まずはそこへ向う。

ここを左折(北塩原村),11:27-11:28
2枚目:角に立つ看板等。 「桧原湖いかり潟カヌー体験」,「レンタルボート云々」,「オートキャンプ場,レイクランドヒバラ」などと書かれている。 一番左には「桧原湖畔探勝路,白樺方面」(注)という縦書きの道標?がある。 3枚目:この後,休暇村キャンプ場から休暇村探勝路へ入る際,入口にあった「休暇村周辺探勝路案内」 (本日,13:24 撮影)。 この案内図には下記の「白樺船付」の位置が示してある。

注:この道の先に桧原湖(檜原湖)があり,湖岸には「白樺船付」という定期船のりばがある。 「白樺方面」とはそこを指しているようだ。 また,途中で桧原湖と中瀬沼をつなぐ水路を渡るが,その水路に架かる橋は「白樺橋」。

桧原湖畔探勝路・白樺方面の入口でパノラマ撮影(北塩原村),11:28
上述のように,道の両側に沼があるはずだが,,。
1枚目:左(南)側はわずかだが踏跡の先に水面が見えた。 2,3枚目:右(北)側は樹木が多くてそれらしい場所はここからは見えない。 道路沿いに看板があるが,,。

まずは右(北)側の沼へ(北塩原村),11:29
「裏磐梯オートキャンプ場,モービルコテージ,Lakeland Hibara,レイクランドヒバラ」と書かれた看板の脇に, わずかだが踏跡らしい場所があった。 今は草茫茫でわかりづらいが,春頃だとおそらくここからも沼が見通せるはずだ。

右(北)側の沼へ(北塩原村),11:29
高く成長した草木をかき分けて進む。 後でわかったが,ここよりもう少し右(東)側にもっとわかりやすい踏跡があった。 しかし,道路側からだと草が多くて見つけられなかった。

右(北)側の沼が現れた(北塩原村),11:30

右(北)側の沼(北塩原村),11:30-11:32
1枚目:沼岸はフカフカの湿原状態。 水垢もたっぷりある。期待できそうだ。 2枚目:ここで採集(桧原湖畔探勝路・白樺方面入口北側の沼)。 原生生物は結構いた。とくに多いという訳ではないが,やや珍しい ツヅミモ(Cosmarium taxichondrum?) がいた。
地図によると,この沼の北側にもここと水路でつながった別の沼があるように描いてある。 しかし,ここから直接その沼へ向うのはとても無理。 いったん県道2号に戻って道路側から入口を探さないとならない(注)。 やや時間がかかりそうなので今回はパス。
観察された生物: スポンゴモナス(Spongomonas intestinum), 小型鞭毛虫数種, ナベカムリ(Arcella sp.), ユーグリファ(Euglypha), スピロストマム( Spirostomum ambiguumS. intermedium), プロロドン(Prorodon sp.), レンバディオン(Lembadion lucens), ディセマトストマ(Disematostoma bütschlii), クリスチゲラ(Cristigera phoenix), キネトキルム(Cinetochilum margaritaceum), マルロモナス(Mallomonas), 珪藻各種, ツヅミモ( Cosmarium taxichondrum), イボマタモ( Euastrum oblongum), ミクロキスティス(Microcystis), ユレモ(Oscillatoria), リングビア(Lyngbya sp.), NostocAchromatium oxaliferum, ワムシ, ミジンコ, ミジンコ(Sida sp.), ケンミジンコ, イタチムシ,

注:Google mapの航空写真を見ると,県道2号沿いを北へ進むと,道路とその北側の沼の間に開けた場所があった。 おそらくそこから入れば北側の沼に到達できたはずだ。 残念。事前にもう少し詳しく調べればよかった。次回は北側の沼も是非訪れてみたい。

右(北)側の沼(北塩原村),11:33
道路へ戻る途中,赤い実を付けた低木があった。 この後,他でも何度か見かけた。 これはヒョウタンボクLonicera morrowii)。 2年前(2010.08.04)に乗鞍高原で見たのが最初だ。今回が2度目になる。

Part III: 〜裏磐梯サイトステーション〜レンゲ沼
2012.07.16, 11:34 - 11:51