坂を下りつつ西へ進む(市原市),15:07-15:08
1枚目:大宮神社を過ぎると次第に下り坂となる,途中はかなりの急坂だ。
2枚目:T字路へ出て左折。さらに坂を下る。
前方で左に入る(市原市),15:09
この先(南)を村田川が横切っているが,その手前(北側)に縦長の沼地がある。
おそらく村田川の旧流路ではないかと思うのだが,そこに近付くには2つのルートがある。
一つは北側から迫るルート,もう一つは村田川右岸沿いの堤防天端道路(=南側)から迫るルートだ。
どちらから近付くのがよいか(=水際まで行けるか)がわからなかった。
村田川まで下ってからでは北側のルートへ戻るのが大変なので,とりあえずここで左折する(北側から迫る)ことにした。
ほどなく右が開けてきた(市原市草刈),15:10
2枚目:木道らしきものがある。ただの草原ではなさそうだ。
ここは「ほたるの里」だった(市原市草刈1363番&1353番),15:11
後で調べたところ,この付近は「草刈堰周辺憩の森」と呼ばれていることが判明(市原市のHPより)。
ただし,問題は,肝腎の「草刈堰」とはどこかだ。
一般的には堰というのは,川の流れをせき止めるための構造物をいうはずで,
実際この後出てくるが,南を流れる村田川には小規模の堰がある。
当初は,そこが「草刈堰」だと思っていたのだが・・・。
ネットで色々調べると,地元では,この先にある細長い沼,既述した村田川の旧流路のように見える沼そのものを「草刈堰」と呼んでいることが判明。
その沼周辺の「憩の森」というのならたしかに納得できる表現だ。若干わかりにくいが,,(注)。
また,どこからどこまでが「草刈堰周辺憩の森」かもハッキリしない。
市原市のHPには「草刈堰と村田川に挟まれた平地に設置された憩の森」という説明がある。
とすると,この先の沼の南側が「憩の森」で,北側のここ(ほたるの里)は「憩の森」には含まれないことになる。
しかし,「草刈堰周辺」という表現が正しければ,沼の周辺ということだから,この「ほたるの里」も「憩の森」に含まれるのかも知れない。
もしかすると,明瞭な境界はないのかも知れないが,なんとなくスッキリしない。
注:さらに調べると,やはりここは村田川の旧流路であることが判明。
ここが村田川だった頃,この辺に「草刈堰」があったらしい。
堰の周辺は地元の人に親しまれていた場所らしく,河川工事(1973年)によって流路が直線化され,
村田川ではなくなった後も「草刈堰」と呼ばれているようだ。
草刈堰周辺憩の森,「ほたるの里」を通って南にある「草刈堰」へ(市原市),15:11
草刈堰周辺憩の森,「ほたるの里」を過ぎてさらに南へ(市原市),15:12
3枚目:右に葦原のような場所が見えてきた。近付いてみる。
草刈堰周辺憩の森,「草刈堰」に到着(市原市),15:13
葦原の先に沼が広がっていた。
草刈堰周辺憩の森,「草刈堰」,沼岸へ近付く(市原市),15:13
草刈堰周辺憩の森,「草刈堰」(市原市),15:14
枯草の上に足を降ろすとやや沈んだが,なんとか
採集(草刈堰周辺憩の森-1,草刈堰)。
葦原の水辺はどういう訳か原生生物がほとんどいない。ここも同様だった。
観察された生物:
珪藻各種,
カイミジンコ,
センチュウ,
元へ戻る(市原市),15:16
途中で咲いていた花。この季節に目立つハナニラ(Ipheion uniflorum)。
実際はもう少し青紫色が濃い。
草刈堰周辺憩の森,「ほたるの里」を通って車道へ戻る(市原市),15:17
草刈堰周辺憩の森,「ほたるの里」(市原市),15:17-15:19
1枚目:戻る途中で採集(草刈堰周辺憩の森-2,ほたるの里)。
ここは結構いた。
この季節ならではのヨツメモが目立った。
2枚目:オオフサモ(Myriophyllum aquaticum)。
大きく育ってはないが,あちこちにあった。
観察された生物:
クリプトモナス(Cryptomonas sp.),
小型鞭毛虫数種,
アクチノフリス(Actinophrys sol),
小型太陽虫,
コクリオポディウム(Cochliopodium),
ユーグリファ(Euglypha),
プラギオフリス(Plagiophrys sp.),
ハルテリア(Halteria),
ユープロテス(Euplotes patella),
リトノタス(Litonotus),
コレプス(Coleps hirtus),
フロントニア(Frontonia acuminata),
プルーロネマ(Pleuronema),
キネトキルム(Cinetochilum margaritaceum),
小型繊毛虫数種,
珪藻各種,
ヨツメモ(Tetraspora)多数,
ユレモ(Oscillatoria),
ワムシ,
イタチムシ,
「草刈堰周辺憩の森」北側の道路を東南東→南→南南東へ(市原市),15:19
途中,振り返って「草刈堰周辺憩の森」北側の草地を撮影(市原市),15:20
このように,「草刈堰」の北側は西端にある「ほたるの里」以外は草地になっている。
いずれここも自然公園風に整備されるのを期待したい。沼はそのまま残して欲しいが,,。
村田川の堤防天端道路へ移動(市原市),15:21
村田川の手前で車道は左にカーブするが,川沿いの堤防天端道路と接しているので,
ここで堤防天端道路へ移動。
堤防天端道路へ出たところで左前右を撮影(市原市),15:21
1枚目:上流側。前方に見えるのは新橋。
3枚目:下流側にも橋がある。橋の先で水面が途切れて見えるが,あそこに堰があり,水面が一段下がっているため。
既述した様に,当初はその堰を「草刈堰」だと思っていたのだが,,。
村田川右岸沿いを西北西へ,「でどはし」の袂を通過(市原市),15:22-15:23
「でどはし」=出途橋?(注),この橋の先に草刈堰がある。
注:岩手県西和賀町に「出途の湯」という所がある。それをあててみたのだが・・・。
Part XVIII: | 草刈堰周辺憩の森〜まきぞの自然公園〜ちはら台駅 2012.04.01, 15:23 - 16:17 |