野鳥の森北側の林道を東へ(東成瀬村),12:16-12:17
ミズギク(Inula ciliaris)?
野鳥の森北側の林道を東へ(東成瀬村),12:17
木道脇の水たまりミズバショウとヒツジグサが。
初回(2005.7.24)にここを通った際のメモによると,
当時はこの辺には木道はなく,路面は今と同様,草で覆われていた。
そこは水浸し状態で,ほとんど湿原と変わらなかった。
足を降ろすと,靴がズブズブと草の中に沈んでしまい,とても歩ける状態ではなかった。
やむなく,道端に生えた潅木の近くを歩いて,やっとのことで通り抜けたのを記憶している。
おそらくその後になって,現在のような木道が敷設されたと思われる。
野鳥の森北側の林道を東へ(東成瀬村),12:17-12:18
ヒツジグサ(Nymphaea tetragona)。
3枚目:ここで採集(野鳥の森,北縁の林道沿い)。
水流があるのと,季節によっては干上がってしまう可能性がある場所なので,原生生物は少なめ。
観察された生物:
アオミドロ(Spirogyra),
ミカヅキモ(
Closterium costatum,
C. gracile,
C. kuetzingii),
ユレモ(Oscillatoria),
野鳥の森北側の林道を東へ(東成瀬村),12:19-12:20
1枚目:やや上り坂。この辺は乾いた普通の林道。
2枚目:ふたたび木道が現れた。
湿原に向う遊歩道の分岐(No.2)まで戻った(東成瀬村),12:20
1,2枚目:パノラマ撮影。
1枚目:草があってわかりにくいが,左に指導標識(道標)が立っている。
2枚目:往路では,ここを右に入って湿原へ向った。
入ったのが11:25だったので,およそ1時間で一周して戻ったことになる。
近くに立つ指導標識(東成瀬村),12:20
往路でも書いたが,
栗駒『野鳥の森』地図によれば,ここは「No.2」のはず。
隣接するのは,東側入口の「No.1」と,さきほど通ってきた「No.3」だ。
「No.2」の金属板は,剥がされ,下に落ちている。
上に残った「No.1」の板は半分以上が引きちぎられたように失われている。
裏側には「No.3」の板があったはずだが未確認。
野鳥の森北側の林道を東へ(東成瀬村),12:23-12:26
以前に歩いた時は,途中に壊れた橋があったのだが,,。どこにもなかった。
どうなったのだろう?不思議だ。
2枚目(2012.07.23追記):前方がやや窪地になっていて,その先でわずかに左へ折れている。
私の記憶が正しければ,2005年当時は,この辺に沢(というか溝)があってそこに架かっていた橋が落ちていたはず。
その時もほとんど水は流れていなかったが,それもあって橋を作り直す替りに埋め立ってしまったのだろう。
地下に水を通すための土管を埋めたのかも知れない。
追記(2012.07.23):後日,この付近を航空写真(Google map)で確認したところ,
ここから左(北)へ下った場所にたくさんの池塘がある湿原が広がっていることに気づいた。
途中には20mほどの樹林帯があり,その先に開けた場所(おそらく湿地)がある。
そこを50mほど進むと池塘が密集したエリアがあった(あくまで航空写真を見るかぎり,だが)。
ここから遊歩道を50mほど進むと,左にやや樹間が開けた場所がある。
そこから入ればすぐ先に湿地が見えるようだ。そこから北へ進めば池塘のある場所へ到達できるかも知れない。
次回は試してみたい。
野鳥の森東側の遊歩道の入口まで戻った(東成瀬村),12:27
2枚目:旧タイプの指導標識。「至国道342号,→←至No.2」とある。
矢印があるので,これならわかりやすい。
ただし,現在地の番号が右下に小さく丸1と書かれているのが,分かりづらい。
まずは現在地の番号(No.1)を目立つ位置に大きく示して,隣接するポイントの方は小さめに記すべきだろう。
林道脇にあった実をつけたムシカリ(東成瀬村),12:28
ムシカリ(=オオカメノキ,Viburnum furcatum)。
岩を並べた車止めが3ケ所にあった(東成瀬村),12:29-12:30
かなり大きな岩が横に3個ずつ並べてある場所が3ケ所にあった。
いつ頃からか,2005年に訪れた際もあったような,,,なかったような,,。
まもなく国道へ出るが,左に小さな池塘があるのに気づいた(東成瀬村),12:30
1,2枚目:パノラマ撮影。
往路では左にある茂みに遮られて視界に入らなかった。
林道脇の池塘(東成瀬村),12:31
1,2枚目:林道から湿地の奥にある池塘をパノラマ撮影。
林道脇の池塘(東成瀬村),12:31
まずは手前で採集(野鳥の森,東口近くの池塘-1)。
観察された生物:
渦鞭毛虫の一種,
トラケロモナス(Trachelomonas volvocina),
トリカメーバ(Trichamoeba?),
ナベカムリ(Arcella sp.),
ディフルギア(
Difflugia oblonga,
Difflugia sp.),
アミカムリ(Nebela tincta),
珪藻各種,
エレモスフェラ(Eremosphaera viridis),
カメガシラモ(Tetmemorus laevis),
ツヅミモ(
Cosmarium globosum),
イボマタモ(
Euastrum humerosum),
アワセオオギ(Micrasterias truncata)多数,
ハタヒモ(Netrium digitus),
イタチムシ,
センチュウ,
林道脇の池塘(東成瀬村),12:32
ミヤマホタルイ(Scirpus hondoensis)。
林道脇の池塘(東成瀬村),12:33
奥へ進んで採集(野鳥の森,東口近くの池塘-2)。
観察された生物:
渦鞭毛虫の一種,
ラブドモナス(Rhabdomonas sp.螺旋状の隆起)多数,
アクチノスフェリウム(Actinosphaerium),
ナベカムリ(Arcella vulgaris,
ディフルギア(
Difflugia bacillifera),
アミカムリ(Nebela collaris),
クリスチゲラ(Cristigera phoenix),
エレモスフェラ(Eremosphaera viridis),
グロエオキスティス(Gloeocystis sp.),
ミカヅキモ(C. gracile),
アワセオオギ(Micrasterias truncata),
ハタヒモ(Netrium digitus),
Bambusina brebissonii,
クロオコッカス(Chroococcus turgidus),
Part XII: | 国道342号東側の湿原は到達不可〜大仁郷湿原(イワカガミ湿原) 2010.08.10, 12:35 - 13:07 |