田代山湿原へ(南会津町),11:39-11:47
小田代を過ぎると,ふたたび急登となる。
田代山湿原へ(南会津町),11:48
1〜4枚目:パノラマ撮影。
ここは片側が笹原のみで見晴しが良い。
ただし,道幅が狭く足を滑らすと笹の上の急傾斜をすべり落ちてしまうので,やや恐怖を感じつつ登る。
田代山湿原へ,山頂が近付くとロープ付きの急登が何ケ所かあった(南会津町),11:51-11:56
たしか3ケ所あったはず。そのうちの2ケ所を撮影。
両手両足を使ってどうにか登れた。
復路が心配になったが,後述するように,ここは岩や両側から突き出た木の根などがたくさんあるので,
下るのは登りほど難しくはなかった。
反対に,傾斜はゆるやかでも,路面じたいが傾斜している場所は,登るのは比較的楽だが,
滑りやすいので下るのが大変。
田代山湿原へ(南会津町),11:57
最後のロープ場を過ぎると傾斜がなだらかになった。
田代山湿原に着いた(南会津町),11:57
登山口から登り始めて1時間23分(10:34-11:57)かかった。
傾斜は急だが,歩く距離が短いのでさほど疲れない。
田代山湿原(南会津町),11:57
1,2枚目:かなりずれてしまったが,一応,パノラマ撮影したつもり。
木道の左側は急な斜面になっている。
田代山湿原(南会津町),11:57-11:58
1〜3枚目:少し進んだ位置で再度,パノラマ撮影。
慌てて撮影しているので,今度は上下がずれてしまった。
田代山湿原(南会津町),11:59
田代山湿原,湿原の周回路の分岐,順路→に従い右へ(南会津町),11:59
1〜3枚目:最初の分岐の手前でパノラマ撮影。
分岐には右へ進めとの一方通行の案内がある。
右へ進むとその先には帝釈山・木賊温泉分岐があるが,そこを左折すると避難小屋・帝釈山への分岐を経由して
大きく左に旋回して左側の木道を通ってここへ戻ってこれるようになっている。ただし,左の木道は1本道。
国土地理院の地図,および,ガイドブック(日野・葛西,南とうほく花の湿原,無明舎,2002)には
左の道は避難小屋には行かずに,途中で東へ折れて尾根筋の道へ通じている(注)。
比較的最近になって,分岐の左側を通るルート(湿原の南縁沿い)が敷設されたのだろう。
訪問客が多いので通行しやすいように周回路を整備して一方通行にしたと思われる。
注:ただし,その先は行き止まりで,現在は廃道になっている模様。
田代山湿原,木道の左側でなんとか採集できた(南会津町),12:00-12:02
水たまりは木道沿いに縦に続いている。どうやらかつてあった木道の跡のようだ。
2枚目:池塘ではないのであまり期待できないが,とりあえず採集(田代山湿原-1)。
観察された生物:
渦鞭毛虫の一種,
コロトネベラ(Korotnevella),
フセツボカムリ(
Centropyxis aculeata,
C. ecornis),
ディフルギア(
Difflugia bacillifera),
ヘレオペラ(Heleopera),
Assulina,
アンフィトレマ(Amphitrema stenostoma),
珪藻少々,
サヤミドロ(Oedogonium),
ヒザオリ(Mougeotia),
コウガイチリモ(
Pleurotaenium minutum),
ミカヅキモ(Closterium pronum),
ツヅミモ(
Cosmarium cucurbita v. latius,
C. globosum,
C. quadrifarium),
ホシガタモ(
Staurastrum hystrix,
S. wandae),
イボマタモ(
Euastrum ampullaceum,
E. binale or E. subamoenum ?,
E. cuneatum,
E. humerosum,
E. sinuosum),
ハタヒモ(Netrium oblongum),
ネジモ(Spirotaenia condensata),
フタボシモ(Cylindrocystis),
クロオコッカス(Chroococcus pallidus,
C. turgidus),
シネココッカス(Synechococcus),
メリスモペディア(Merismopedia),
ユレモ(Oscillatoria),
Achromatium oxaliferum,
ミジンコ,
田代山湿原,周回路を西へ(南会津町),12:03-12:04
1,2枚目:右にやや小さめの池塘らしき場所があった。
木道から離れているので採集不可。
2枚目:曇っているのであまりハッキリ見えないが,木道の先に見える山(2つある山頂の右側)が
会津駒ヶ岳(標高2133m)らしい。
田代山湿原,これはコケ?(南会津町),12:04
田代山湿原,あれが弘法沼?(南会津町),12:04
1,2枚目:パノラマ撮影。前方にやや大きな池塘らしき場所が現れた。
おそらくあそこが弘法沼のはず。
ここからだと木道から離れているように見えたので,採集は無理かと思ったが,
後出するように近付くと木道際まで水辺が広がっていた。
田代山湿原,弘法沼(南会津町),12:05
1〜3枚目:パノラマ撮影。
沼が近付くと,木道のすぐ側まで草地と水辺が入り交じった状態で広がっていた。
田代山湿原,弘法沼近くで採集(南会津町),12:06
ということで木道からギリギリ届く場所で採集(田代山湿原-2)。
風が肌寒い。
観察された生物:
アンフィトレマ(Amphitrema stenostoma),
ウロレプタス(Uroleptus),
ペロニエラ(Peroniella hyalothecae),
エレモスフェラ(Eremosphaera viridis),
ボツリオコッカス(
Botryococcus sudetica,
ブルボケーテ(Bulbochaete),
ヒザオリ(Mougeotia),
コウガイチリモ(
Pleurotaenium minutum),
カメガシラモ(Tetmemorus brebissonii),
ミカヅキモ(Closterium pronum),
ツヅミモ(
Cosmarium contractum v. minutum,
C. oblongum,
C. quadrifarium),
ホシガタモ(
Staurastrum hystrix),
イボマタモ(
Euastrum ampullaceum,
E. denticulatum,
E. sinuosum),
ハタヒモ(Netrium oblongum),
ダルマオトシ(Hyalotheca dissiliens),
クロオコッカス(Chroococcus),
シネココッカス(Synechococcus),
ユレモ(Oscillatoria),
Achromatium oxaliferum,
ミジンコ,
田代山湿原,左はかつての木道跡?(南会津町),12:07
木道の反対側にはさきほどと同様,木道に沿った水たまりがあった。
田代山湿原,ふたたび木道の左側で採集(南会津町),12:07
弘法沼以外に池塘はないかも知れないので,
とりあえずここでも採集しておくことにした(田代山湿原-3)。
観察された生物:
ヘレオペラ(Heleopera),
珪藻少々,
カメガシラモ(Tetmemorus brebissonii),
ホシガタモ(
Staurastrum hystrix,
S. wandae),
ツヅミモ(
Cosmarium globosum,
C. oblongum,
C. quadrifarium),
イボマタモ(
Euastrum ampullaceum,
E. crassum,
E. cuneatum,
E. humerosum),
フタボシモ(Cylindrocystis),
クロオコッカス(Chroococcus),
Part IV: | 田代山湿原〜田代山避難小屋(弘法大師堂) 2009.11.24, 12:08 - 12:52 |