景場平へ(福島市),11:10-11:11
1,2枚目:ふたたび階段を上がる。いずれもピンぼけ。
3枚目:ショウジョウバカマ(Heloniopsis orientalis)。
景場平へ(福島市),11:15-11:19
1,2枚目:平坦な場所になると,今度は水たまり。
そこには角材で造った踏み台が点々と置かれていた。その上を歩く。
3枚目:やや抉れた一般的な登山道もある。
4枚目:足下は泥状態。ここには刈取った笹の葉と枝が敷かれていた。
ぬかるみの上を歩きやすくする工夫だろう。
なお,この登山道を歩く間,東吾妻山から降りてきた3組(2人,1人,1人)とすれ違った。
一方,私の前を歩いて東吾妻山へ向う人,ないし,私を追い越していった人はいなかった。
景場平へ,ここにも残雪が(福島市),11:21
1,2枚目:道の脇に大きな白い塊があった。雪の上を歩く。
景場平へ(福島市),11:23-11:25
1枚目:複雑に屈曲した木々。
2枚目:ぬかるみ(というか水たまり)に置かれた角材や丸太。木道の替り。
景場平へ,視界が開けてきた(福島市),11:28-11:29
1枚目:見晴らしがよくなってくると,・・・。
2枚目:木道が現れた。湿原が近い,という意味だろう。
景場平に到着(福島市),11:29
鳥子平登山口から登山道に入ったのが10:49なので,ちょうど40分かかったことになる。
景場平(福島市),11:29
1〜3枚目:少し進んで周囲をパノラマ撮影。
景場平(福島市),11:30
湿原の入口ある案内図。
「吾妻山地域案内(磐梯朝日国立公園)」。
ここには,鳥子平登山口から景場平まで30分とある。
通常,私は下りは苦手だが登りは一般的な速さのはずだが,,。
雨でぬかるんでいることで10分(33%)余計に時間がかかったことになる。
これだと,もしこの後も東吾妻山の山頂を経由して浄土平まで歩くとすると,予定していた時間より大幅に遅れる可能性が高い(注1)。
やはりここで引き返した方が無難だ。
注1:自分の予測では,鳥子平登山口から景場平の西端までが30分(この案内図と同じ),
そこから東吾妻山山頂(標高1974.7m)までが50分ないし1時間(この案内図では1時間25分),
東吾妻山山頂から姥ヶ原までが約50分(案内図では30分),
そこから鎌沼を経由しないルートで浄土平まで降りるのに約50分(これは前回の記録に基づく,案内図では35分)だった。
合計すると,自分の予測が計3時間10分(or 20分)で,案内図だと計3時間になる。
自分の予測と案内図では,登り降りに要する時間の配分は異なるが,最終的な到着時刻はほぼ同じになる。
すなわち,浄土平に着くのは午後3時頃で,復路のバスの発車時刻(15:40)には十分間に合うはずだ。
しかし,上記のように,雨の影響で30%以上コースタイムが伸びるとすると,
1時間ほど到着が遅れるので,確実にバスに乗り遅れてしまう(注2)。
ここでUターンすることにしたのは正解だった。
注2:さらにいえば,景場平から鳥子平登山口までの下りは,この案内図では,
わずか25分としてあるが,今回の私の場合,47分(12:00-12:47)もかかってしまった。
2倍弱(88%増)だが,これは膝が弱いため,通常でも,登りと下りの時間はほぼ同じになるのだが,
今回は雨でぬかるんだ登山道だったので,足を降ろす場所を探すのにいつも以上に時間がかかったことの結果だ。
これも考慮すると,東吾妻山山頂を経由したら1時間以上,場合によっては2時間近く余分に時間がかかっただろう。
景場平(福島市),11:30
湿原には様々な花が咲いていた。
イワカガミ(Scizocodon soldanelloides)?と,
チングルマ(Geum pentapetalum)。
景場平(福島市),11:31
1〜3枚目:さらに進んで,再度,周囲をパノラマ撮影。
景場平(福島市),11:31
木道の周辺にはいくつもの水たまりがあったが,いわゆる池塘なのか,
それとも現在の雨でできた一過性の水たまりなのか区別がつかない。
これは・・・。輪郭がはっきりしないので池塘ではないかも。
景場平(福島市),11:32-11:34
1,2枚目:少し進んだ先では,木道の両側に水たまりがあった。
左(1枚目)は不定形で池塘らしくないが,右(2枚目)はいかにも池塘らしい雰囲気がした。
3枚目:よって右で
採集(景場平-1)。
観察された生物:
クリプトモナス(Cryptomonas),
カリキモナス(Calycimonas physaloides),
小型鞭毛虫数種,
フセツボカムリ(
Centropyxis constricta),
ディフルギア(
Difflugia oblonga),
アミカムリ(
Nebela carinata,
N. tincta),
大型トリネマ(Trinema sp.),
スフェノデリア(Sphenoderia lenta),
Assulina,
珪藻各種,
ツヅミモ(
Cosmarium cucurbita),
メソテニウム(Mesotaenium macrococcum),
タテブエモ(Penium sp.),
クロオコッカス(Chroococcus turgidus),
シネココッカス(Synechococcus),
ユレモ(Oscillatoria),
スティゴネマ(Stigonema),
ワムシ,
ケンミジンコ,
ミジンコ,
センチュウ,
景場平(福島市),11:35-11:37
1枚目:さらに進んで,近くにある潅木地帯へ入る手前にも池塘らしき場所があった。
2枚目:ここでも
採集(景場平-2)。
観察された生物:
クリプトモナス(Cryptomonas),
ミドリムシ(Euglena mutabilis),
小型太陽虫,
フセツボカムリ(
Centropyxis ecornis),
ディフルギア(
Difflugia bacillifera),
アミカムリ(
Nebela carinata),
ヘレオペラ(Heleopera),
共生藻を持つチラキディウム(Thylakidium),
ホシミドロ(Zygnema),
ミカヅキモ(C. abruptum),
アルスロデスムス(Arthrodesmus incus),
ハタヒモ(
Netrium digitus,
N. oblongum),
タテブエモ(Penium sp.),
フタボシモ(Cylindrocystis),
ダルマオトシ(Hyalotheca dissiliens),
クロオコッカス(Chroococcus turgidus),
景場平(福島市),11:38
近くでは
ミツバオウレン(Coptis trifolia)がいくつも花を咲かせていた。
景場平(福島市),11:38-11:39
1,2枚目:笹薮や背の低い潅木地帯を通る。
景場平(福島市),11:39
1枚目:木道からやや離れた位置には池塘らしくない水たまりと,
2枚目:コバイケイソウ(Veratrum stamineum)?の群生があった。
Part IV: | 景場平 2009.06.14, 11:39 - 11:55 |