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2008.11.15, Part V

観音沼森林公園(1:観音沼西岸)

観音沼森林公園へ(下郷町),13:12
この辺は自転車を走らせたが,,,。

観音沼森林公園へ,再び歩く(下郷町),13:15-13:16
徐々に傾斜が増したため自転車を降りて歩かざるをえなくなった。

観音沼森林公園へ,松川街道遊歩道 野際入口前を通過(下郷町),13:17
途中に通行止めになっている遊歩道の入口があった。 地図には,ここから北西にある大鹿沼山(標高 886.6m,現在地より低い)を経由して杉ノ沢地区へ通じる遊歩道が描いてある。 かつての街道跡のようだ。

観音沼森林公園に到着(下郷町南倉沢,なぐらさわ),13:17-13:18
1枚目:890 m付近のピークを過ぎるとやや下りとなり,その先に公園の入口が見えた。 2枚目:入口脇にも何台か車が停まっているが,地図によると右奥に大きな駐車場があるらしい。 3枚目:「観音沼森林公園,下郷町」の標柱と石灯籠を左に見つつ坂を上がって公園内へ。

観音沼森林公園,観音沼の西端から反時計回りに沼を周回する(下郷町南倉沢),13:19
1,2枚目:坂を上がった先は観音沼の西端で,沼を周回する道が左右に分岐している。 その分岐点に大きな案内図が。 3枚目:かなりデフォルメされた案内図だが,それなりに様子はわかる。

観音沼森林公園,沼西端からの眺め(下郷町南倉沢),13:19
1〜3枚目:案内図の脇から沼方向をパノラマ撮影。 ここからでは沼の様子はよくわからない(注)。

注:この後,沼を反時計回りに周回した後,1枚目の画面左からここへ戻ってきた。 その際,前方に見える斜面になっている沼岸で採集したのが最後のサンプルになったが, そこにもっとも多くの原生生物(種数)がいた。

観音沼西端,周回路からの眺め(下郷町南倉沢),13:20
1〜3枚目:右の周回路(東方向)を少し進んだ所で再度パノラマ撮影。 立ち木の先に沼の水面が見えた(注)。沼の中にはたくさんの浮島らしき場所が見える。 2枚目:このまま周回路を歩いたのでは採集できないので,沼岸へ降りられないかと足下を見たところ, 踏跡があった(落ち葉で被われているので写真ではわかりづらいが)。

注:今回はたまたま葉が落ちている時期に訪れたので水面が見えたが, 木々の様子からして,葉が繁っている時期だと,ここから沼を見渡すのは難しそうだ。

観音沼西端,沼岸からの眺め(下郷町南倉沢),13:21
1〜3枚目:踏跡を辿り沼岸に近付いた所で再度パノラマ撮影。

観音沼西端,沼岸で採集(下郷町南倉沢),13:21-13:22
1枚目:沼岸はたくさんの落ち葉や枯れ草で被われていた。 近付こうとすると水面の1 m位手前で靴がずぶずぶと沈んでしまうほど。 沼岸近くにはたくさんのジュンサイBrasenia schreberi) とオヒルムシロPotamogeton natans)らしき水草が浮かんでいた(注)。 2枚目:カップ付き指示棒を使って, 3枚目:沼岸ぎりぎりのところで採集(観音沼-1)。 約60種が観察できた(2008.11.19現在)。
観察された生物: ケファロタムニウム(Cephalothamnium), ボド(Bodo sp.), Gymnodinium, クリプトモナス3種(Cryptomonas), キクリディオプシス(Cyclidiopsis acus), ペラネマ(Peranema), アニソネマ(Anisonema), エントシフォン(Entosiphon sulcatum), リピドデンドロン(Rhipidodendron), 小型鞭毛虫数種, アクチノフリス(Actinophrys sol), アカントキスチス(Acanthocystis turfacea), クラスルリナ(Clathrulina elegans), 太陽虫の一種, コロトネベラ(Korotnevella), コクリオポディウム(Cochliopodium), ディフルギア( Difflugia penardi), ユーグリファ( Euglypha acanthophora), トリネマ(Trinema sp.), ラッパムシ( Stentor igneus, 共生藻類あり, Stentor sp.), パラコンディロストマ(Paracondylostoma setigerum), ウロトリカ2種(Urotricha), コレプス(Coleps), プロロドン(Prorodon), ホロフリア(Holophrya), ユープロテス(Euplotes), ナスラ(Nassula), ディセマトストマ(Disematostoma), ミドリゾウリムシ(Paramecium bursaria), レンバディオン(Lembadion bullinum), ミクロトラクス(Microthorax), ロクソケファルス(Loxocephalus), バラノネマ(Balanonema), クリスチゲラ(Cristigera phoenix), オフリディウム(Ophrydium), キネトキルム(Cinetochilum margaritaceum), キルトロフォシス(Cyrtolophosis), 棘毛類繊毛虫, 未同定の繊毛虫(明瞭な繊毛列が螺旋状に配列), 未同定の繊毛虫(やや大型,表面に円形の小顆粒が無数にある), 未同定の繊毛虫(コレプスに似ているが鎧板が不明瞭), モナス(Monas sp.), シヌラ2種(Synura), マルロモナス2種(Mallomonas), バキュオラリア(Vacuolaria virescens), 珪藻少々, クロロモナス2種(Chloromonas), クロロゴニウム(Chlorogonium sp.), パンドリナ(Pandorina), イカダモ(Scenedesmus), ジクチオスフェリウム(Dictyosphaerium), Ankistrodesmus, クルキゲニア(Crucigenia quadrata), ネフロキチウム(Nephrocytium sp.), サヤミドロ(Oedogonium), ミカヅキモ(Closterium dianae), ホシガタモ( Staurastrum sp.), Sphaerozosma, ユレモ(Oscillatoria), ワムシ, イタチムシ,

注:この辺は,これまででもっとも原生生物が多く観察できている群馬県の 大峰沼によく似ている。 なので,徐々に期待が高まった。そして,翌日以降の観察結果は実際その通りであることを示していた。

観音沼西岸(下郷町南倉沢),13:24
1,2枚目:沼岸を少し東へ移動して採集(観音沼-2)。 3枚目:足下は岸辺からかなり離れた位置にあるのだが,それでもこのように深く沈んでしまう。 これ以上近寄るのは危険。
観察された生物: キストディニウム(Cystodinium), クリプトモナス(Cryptomonas), ゴニオモナス(Goniomonas), トラケロモナス(Trachelomonas), アスタシア(Astasia sp.), アニソネマ(Anisonema), Eutreptia or Heteronema ?, 未同定のEuglenozoa(ユーグレナ運動活発,螺旋が明瞭), 小型鞭毛虫数種, クラスルリナ(Clathrulina elegans), サッカメーバ(Saccamoeba), テカメーバ(Thecamoeba sp.), コロトネベラ(Korotnevella), コクリオポディウム(Cochliopodium), ナベカムリ(Arcella), ディフルギア( Difflugia acuminata), トリネマ(Trinema sp.), ディプロフリス(Diplophrys archeri), アスピディスカ(Aspidisca), ハルテリア(Halteria), ウロレプタス(Uroleptus), ウロトリカ(Urotricha), ホロフリア(Holophrya), コレプス(Coleps), キロドネラ(Chilodonella), バラノネマ(Balanonema), ミクロトラクス(Microthorax), ロクソケファルス(Loxocephalus), レンバディオン(Lembadion), ツリガネムシ(Vorticella), キネトキルム(Cinetochilum margaritaceum), 未同定の繊毛虫(やや大型,表面に円形の小顆粒が無数にある), オクロモナス(Ochromonas), シヌラ(Synura), マルロモナス(Mallomonas), バキュオラリア(Vacuolaria virescens), 珪藻少々, モノラフィディウム( Monoraphidium contortumMonoraphidium sp.), ネフロキチウム(Nephrocytium sp.), サヤミドロ(Oedogonium), アルスロデスムス( Arthrodesmus extensus), ツヅミモ( Cosmarium depressum), Achromatium oxaliferum

観音沼西岸,池に突き出した場所で採集(下郷町南倉沢),13:26-13:27
1〜3枚目:さらに東へ進むと岸辺が沼に突き出した場所がある。 4枚目:その手前?で採集(観音沼-3)。
観察された生物: キストディニウム(Cystodinium), クリプトモナス(Cryptomonas), エントシフォン(Entosiphon sulcatum), キクリディオプシス(Cyclidiopsis acus), ポンフォリクソフリス(Pompholyxophrys sp.), クラスルリナ(Clathrulina elegans), コロトネベラ(Korotnevella), コクリオポディウム(Cochliopodium), ナベカムリ(Arcella), ユーグリファ(Euglypha filifera), ラッパムシ(Stentor igneus), ハルテリア(Halteria), ウロトリカ(Urotricha), コレプス(Coleps), レンバディオン(Lembadion lucens), バラノネマ(Balanonema), モナス(Monas sp.), バキュオラリア(Vacuolaria virescens), 未同定の繊毛虫(やや大型,表面に円形の小顆粒が無数にある), 珪藻少々, イトクズモ(Ankistrodesmus), セレノディクチウム(Selenodictyum sp. or Tetrallantos ?), ネフロキチウム(Nephrocytium lunatum), サヤミドロ(Oedogonium), ミカヅキモ(Closterium dianae), ツヅミモ( Cosmarium depressum f. minuta), 棘毛類繊毛虫, トリネマ(Trinema sp.), ジクチオスフェリウム(Dictyosphaerium), Westella botryoides, セレナストルム(Selenastrum), アルスロデスムス( Arthrodesmus extensus), ホシガタモ( Staurastrum sp.),

Part VI: 観音沼森林公園(2:観音沼南岸)
2008.11.15, 13:28 - 13:44