原生生物と日本産アリ類の広域画像データベース

6 CD-ROMの配布とその反響

 既述したように,日本産アリ類および原生生物の両データベースについては,その内容をCD-ROM化して一般に無償配布する活動も行なっている。これは,通信速度の遅いネットワーク経由で画像データベースを利用するのは不便である,とくに小中高校などの授業で生徒が一斉にネットワーク経由で利用するには無理がある,また,現状ではネットワークを利用できない人も大勢いる,などの問題をクリアするために始めたものである。CD-ROM化は,データを提供する側にとっても,サーバへの必要以上のアクセスを減らすことで負荷を軽減できること,そしてなによりサーバのbackupになる等,有用な点が多い。CD-ROMはMacintosh, WINDOWS, UNIXにマルチ対応した ハイブリッド版を製作した。
 配布は郵送費を節約するために,グループ配布に協力してもらっている。アリ類CD-ROMは1000枚余が配布済みで,原生生物CD-ROMは第一版1000枚の配布がすでに完了し,昨年12末に制作した第二版はこれまでに約2900枚を配布している(1997.4.15現在)。
  1. これまでの経緯
    配布案内方法の違い
    宣伝媒体としてのインターネットの有効性
    グループ配布への協力依頼

  2. CD-ROMの制作方法と製作枚数
    CD-ROMの制作
    制作枚数

  3. ProtistCDの配布状況
    連絡方法
    配布先の内訳

    1. 研究者への配布状況

    2. 学校関連配布状況

      CD-ROMプレス案内