細胞株配布のご案内

Paramecium bursaria

和名:ミドリゾウリムシ


特 徴
細胞内にクロレラを共生させている。共生進化のモデル材料。細胞の長さ約0.2mm、幅は約0.1mm。 淡水の池や水たまりに生息する。 交配反応活性が概日リズムを示す。ゾウリムシの仲間は、成熟すると通常培養の定常期で交配反応活性を示すが、ミドリゾウリムシはその際、昼間に活性を示すが夜になるといったん活性が消え、昼になるとふたたび活性を示すようになる。生物リズムの研究材料。

培養法

レタスのしぼり汁(通称:レタスジュース)やワラ(ないしはセロフィル)の煮出し汁、あるいは、アカエンドウマメの滅菌エキス等をベースにして土壌細菌(Klebsiella pneumoniae)を培養したものを与えると、細胞の栄養条件がそろうので実験に利用しやすい。しかし、これらの培養法には滅菌設備が必要で、手間もかかる。
簡便法として、キナコや米粒、「カロリーメイト」などを栄養源とした培養法がある。これらは滅菌を必要としないので簡単に培養ができるが、雑菌も増えるので培養が不安定になる。


配布者  住 所    所持株・備考  
柳  明  石巻専修大学理工学部生物生産工学科
〒986 宮城県石巻市南境新水戸 1
〒986-80 とすれば住所記入不要
数種類
見上 一幸  宮城教育大学理科教育研究施設
〒980 宮城県仙台市青葉区荒巻字青葉
高橋 三保子  筑波大学生物科学系 
〒305 茨城県つくば市天王台 1-1-1 
三輪 五十二  茨城大学理学部自然機能科学科
〒310 茨城県水戸市文京 2-1-1
藤島 政博  山口大学理学部自然情報科学科
〒753 山口市大字吉田 1677-1