2006.02.07 02.05に採集したサンプルの観察の際,ついでに撮影した |
研究室の様子 Part II |
法政大学 自然科学センター 生物学研究室 |
1枚目:恒温庫の上にある三角フラスコ。すでに紹介したとおり,滅菌したHyponex(0.02%)+ KCM溶液中で色々な(微小)藻類を培養している。
フラスコの奥には,白のカラーボックスを2個,横に寝せて棚替りにしている。
2,3枚目:植継ぎコーナー。これから微小藻類の植継ぎをするところ(約1カ月ごと)。
4枚目:実験台と恒温庫の隙間を利用して設置した可動式の培養棚。既述したように,DIYの店で部品を購入して組み立てた。
やや暗いので蛍光灯(TRUE-LITE, 製造元:米国DURO-TEST社)を取り付けてある。
1枚目:植継ぎコーナーとその奥にある窓。
棚が足りないので,ここでも生協で購入したカラーボックスを3個連結して棚として利用している。
右端に半分だけ見えているのが交換用のプラスチックシャーレ。
2,3枚目:窓の外の風景。左手にみえるのが靖国神社(の一部)。
1枚目:私(月井)の実験コーナーの脇から見える風景。
ここには天井から床までの壁があって,その両側に実験台(画面右)や機器類が(壁の裏側)が設置してある。
2枚目:実験台の上の棚。ここには滅菌済みの各種培養液が保管してある。月に200個ちかく使用(植替え)するので,
ここにあるものは数日から1週間程度でなくなってしまう。そのため,毎日のように培養液作りとその滅菌作業に追われている。
1枚目:植継ぎコーナーの反対側。可動式乾燥棚を出したところ。
2枚目:棚をしまおうとするところ。3枚目:その奥に見える機器類を設置したコーナー。中央に見えるのは可動式の踏み台。
4枚目:冷却高速遠心機。
これで
ゾウリムシのミトコンドリアや,ゾウリムシの餌用バクテリア(Klebsiella pneumonia)を沈澱させたりしている。
5枚目:遠心機のある場所から実験室の入口方向を撮影。冷蔵庫,冷凍庫,恒温庫,乾熱滅菌器,オートクレーブ(高圧蒸気滅菌器,
120℃,2.2気圧の水蒸気で20分間処理,主に液体培地等の滅菌に用いる)でなどがところ狭しと並んでいる。
6枚目:ゾウリムシを低温で保存している恒温庫(10℃)。月に1回の頻度で餌足し(または植継ぎ)を行なっている。
1枚目:入口側から機器類のコーナーを撮影。奥から遠心機,電気孵卵器,冷凍庫(-20℃),冷凍冷蔵庫(中古品),乾熱滅菌器の順に並んでいる。
2枚目:冷凍庫のドアに手をかけて,3枚目:中を覗くとたくさんのサンプルが入っている。この多くは,以前に行なっていた
ミトコンドリアゲノム,および,ミトコンドリアプラスミドの実験に関係したサンプルである。
1枚目:乾熱滅菌器とその隣(入口側)に並ぶ製氷機(下,上に小型の保温庫が乗っている)と2台のオートクレーブ。
2枚目:2台のオートクレーブ。培養液の滅菌等には容量の大きな右側を使用している。ほぼ毎日使用。
購入してからすでに20年以上経過しているが,故障もせずに(最初のころスイッチ部分を交換したことがあるが)働いている。感謝感謝。
1枚目:洗い場。左には自作の木製棚(白のペイントを施してある)があり,その上に,脱イオン水が入ったポリタンクがある。
水道水(中身は汲み上げた井戸水,飲用ではない)で洗った後は,脱イオン水でゆすいで,左にある可動式の乾燥棚で乾かす。
他に設置場所がないため,やむをえず植継ぎコーナーの下の床に設置してある卓上(?)遠心機。
これで
ゾウリムシや餌用の
Chlorogonium(C. euchlorum or C. capillatum ?)を集めている(500 rpm〜1000 rpmで使用)。
SDS-フェノール抽出等を行なう際は 1500 rpm程度で。かなり古いので無理はきかない。。。
1枚目:実験コーナーとその奥にある棚。
2,3枚目:棚の中には洗浄済みの試験管や,その中に様々な培養液を入れ蓋をした後,滅菌したものが置いてある(植継ぎ用)。
EM=もともとはミドリムシ(
Euglena)用の無菌培地だが,
これでキロモナス(
Chilomonas),アスタシア(
Astasia),ポリトメラ(
Polytomella),
ポリトマ(
Polytoma),クロロモナス(
Chloromonas),クロロゴニウム(Chlorogonium,の一部)を培養している。
4YN=クロロゴニウム(
Chlorogonium)用の培地。これでもキロモナスやクロロモナス,クラミドモナス(
Chlamydomonas)
なども殖えるが,EMに比べるとあまり調子は良くない。ただし,同じ種でも,株によってEMと4YNのいずれが適しているかは異なるので,
個別に調べてみるしかない。
4PPYG=テトラヒメナ(
Tetrahymena)用の無菌培地。Polypeptoneが 4g 含まれる他,Glucoseを 10g 含む。
オクロモナス(
Ochromonas
)はこれで培養している。非常によく殖える。
注:4YN,4PPYGは,自分で区別がしやすいようにつけた名称であり,一般的に認知されたものではない。
1枚目:冷却遠心機の近くに設置してある戸棚(事務用を転用)。ここには1リットルの三角フラスコが何本かある。
黄色いテープが貼ってあるのは,
ゾウリムシの餌用として使用しているアカエンドウマメ(Pisum sativum)に水を加えてオートクレーブしたもの。
保存用。このまま数年は室温で保存可能。
使用の際には,固形物を除いて,希釈した後,塩溶液を加えて滅菌する(薄茶色のフラスコ)。
2枚目:その隣にある乾熱滅菌器で滅菌した蓋付き試験管(180 x 18 mm)。蓋はアルミ製。これらはゾウリムシの培養用。
その下の段には,隣にある高速冷却遠心機で使用するローター(回転する金属性の入れ物)が置いてある。
機器類のコーナーにある棚。釣り棚のため,ここには比較的軽い消耗品類を置いてある。
最近は,培養用のシャーレやフラスコ(いずれもディスポーザブル)が入れてある。