那須塩原市/那須町 |
JAふれあいの森
Part IV:JAふれあいの森と北側の笹薮 |
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採集日:2009.09.11 | ウオッちず | で位置確認 |
JAふれあいの森,通路?らしき場所に水がたまっていた(那須塩原市・那須町),11:08
1〜3枚目:草原の北東端近くまで来ると細長い水辺があった。
どうやらここは本来は通路として裸地化していた場所のようだ。
水没した泥の中にヒトの足跡が点々と残っている。
1枚目:左。前方に見えるのは「JAふれあいの森」の北東端付近。
泥の上をヒトが歩いてできた窪みに水がたまっている。
2枚目:目の前。南に下がるにつれ水は少なくなっている。
3枚目:右。こちらには水はなく。泥のみ。
JAふれあいの森,隣の水辺は干上がりつつあった(那須塩原市・那須町),11:08-11:09
1,2枚目:水がたまった通路の左側にも水たまりだった場所があった。
3枚目:ここはまだ泥の表面に緑色をした藻塊が残っていた。
これらを採集(JAふれあいの森-4)。
観察された生物:
アスタシア(Astasia sp.)?,
ディフルギア(
Difflugia claviformis),
キルトロフォシス(Cyrtolophosis),
珪藻各種,
Quadrigula,
ヒザオリ(Mougeotia),
アオミドロ(Spirogyra),
コウガイチリモ(
Pleurotaenium nodosum),
ツヅミモ(
Cosmarium connatum,
C. globosum),
アルスロデスムス(
Arthrodesmus convergens),
イボマタモ(
Euastrum humerosum,
E. sinuosum),
アワセオオギ(Micrasterias ceylanica),
ダルマオトシ(Hyalotheca dissiliens)多数,
センチュウ,
JAふれあいの森,ここが唯一の水辺(那須塩原市・那須町),11:10
1枚目:水辺沿いに北へ進むと,水の量が増えて来た。
2枚目:ここも水没した泥の中にヒトの足跡がはっきりと残っている。
JAふれあいの森(那須塩原市・那須町),11:11-11:12
1,2枚目:窪みにたまった水の底にある泥と水垢の部分を採集(JAふれあいの森-5,-6)。
観察された生物:
渦鞭毛虫の一種,
マヨレラ(Mayorella),
ディフルギア(
Difflugia acuminata),
Lesquereusia,
バンピレラ(Vampyrella),
ディアフォロドン(Diaphoropodon),
ラッパムシ(Stentor sp.),
ロクソフィルム(Loxophyllum sp.1, sp.2),
ツリガネムシ(Vorticella),
キルトロフォシス(Cyrtolophosis),
珪藻各種,
イカダモ(Scenedesmus),
コエラストルム(Coelastrum microporum),
アオミドロ(Spirogyra),
コウガイチリモ(
Pleurotaenium granuliferum ?,
P. minutum,
P. nodosum,
P. trabecula),
ミカヅキモ(C. abruptum,
C. cynthia,
C. dianae,
C. lunula),
Quadrigula,
ツヅミモ(
Cosmarium decoratum?,
C. oblongum,
C. obsoletum),
ホシガタモ(
Staurastrum punctulatum,
Staurastrum sp.),
イボマタモ(
Euastrum crassum,
E. egregium,
E. humerosum),
アワセオオギ(Micrasterias truncata),
ハタヒモ(Netrium digitus),
ダルマオトシ(Hyalotheca dissiliens),
センチュウ,
イタチムシ,
ミジンコ,
JAふれあいの森(那須塩原市・那須町),11:12-11:13
これはおそらくハリイ(Eleocharis congesta, カヤツリグサ科ハリイ属)。
JAふれあいの森(那須塩原市・那須町),11:13
これはアブラガヤ(Scirpus wichurae)?
JAふれあいの森(那須塩原市・那須町),11:14
ヤマハハコ(Anaphalis margaritacea var. angustior)も群生していた。
これを見ると,高地の湿原にいるような気になる。
JAふれあいの森,道らしき跡を辿って北端へ(那須塩原市・那須町),11:15-11:16
1枚目:水辺を過ぎてさらに北へ向かって進んでみた。
2枚目:JAふれあいの森の北端が近付くにつれ,白い砂利を敷いた道らしき場所が現れた。
JAふれあいの森,北東端?付近まで来たが・・・(那須塩原市・那須町),11:16-11:17
1枚目:ほどなく樹林帯にぶつかった。
JAふれあいの森がこの樹林帯も含めるのか否かはわからない。
何度も既述したように,手持ちの国土地理院の地図だと,ここから先に進むと,
沼原湿原から「ひょうたん池」,「姥ヶ平」,「牛ヶ首」を経由して那須ロープウェイ山頂駅まで続く遊歩道に合流するはず,だった。
2枚目:しかし,一見するかぎり前方には倒木もあり道が続いているようには見えない。
3枚目:足下を見ると,草がなぎ倒されていて人が歩いた跡がある。
JAふれあいの森を出て北へ(那須塩原市・那須町),11:17
ということで,倒木を迂回して樹林帯の中へ入ってみることにした。
JAふれあいの森を出て北にあるはずの遊歩道へ(那須塩原市・那須町),11:17-11:18
1枚目:入るとすぐにコンクリート製の水路が前を横切っていた。
2枚目:その先は下り斜面。写真ではわかりにくいが一応,踏み跡らしきものが続いていた。
道しるべらしきものもあったが・・・(那須塩原市・那須町),11:18
目を上げると,木から赤い布が垂れ下がっていた。
あきらかにここを人が通る際の目印として付けられたものだ。
これなら遊歩道へ出られるかも,と期待しつつ斜面を下っていった。
しばらく坂を下ると・・・(那須塩原市・那須町),11:19
踏み跡を辿っていくとその先には笹薮があった。
一面の笹薮だった(那須塩原市・那須町),11:20-11:21
1,2枚目:最初は笹薮を迂回して先に出ようとしたが,笹薮はどこまでも続いていて迂回できそうにない。
踏跡らしき場所を辿りつつ薮こぎをする(那須塩原市・那須町),11:22
笹の下を見ると若干だが窪地が先に続いてるのがわかった。
おそらくかつてはここに道があったのだろうが,笹が生い茂って道を覆い隠してしまったようだ。
ということで,ひとまず笹をかき分けつつ窪地を辿ってみることにした。
しかし,私の背よりも高い笹(クマザサ?)なのでかき分けるだけでも一苦労。
鳥獣保護区の看板も立っていた,元はもっと歩きやすい場所だったのだろう(那須塩原市・那須町),11:24
1,2枚目:パノラマ撮影。
笹の中に鳥獣保護区の看板があった。
これは人に見せるために立てられたもののはずだから,やはりかつてはこの辺に通路があったはずだ。
これに元気付けられて先へ進んだ。
鳥獣保護区の看板の脇にあった苔むした大きな岩(那須塩原市・那須町),11:25
岩の脇を通ろうとしたが,深く落ち込んいた。危うく足がはまって傷つくところだった。
危ない危ない。
あの木々の付近に茶臼岳に向う遊歩道があるはずだが,,(那須塩原市・那須町),11:27-11:29
笹越しにどうにか前方が見える程度。笹薮は延々と続いていた。
前方に樹木が見えるので,もしかしたらその木々の根元付近に遊歩道があるのでは,と思って先へ進もうとしたが,
すでに踏み跡らしき窪地は見失い,薮はますます深くなるばかり。。。。
熊の寝床?らしき場所があった(那須塩原市・那須町),11:30
薮の中に笹を折って敷き詰めた,ちょうど人一人が横になれるくらいの場所があった。
葉はすでに枯れていたので,だいぶ前に誰かが作ったようだ。
しかし,人間がこんな場所で寝泊まりするはずはない(屋根はないし)。
とすると,これを作ったのは熊?・・・。と考えた時点でゾ〜〜とした。
もしかすると,近くに熊がいるかも・・・。
これ以上進むのは危険と判断して元へ戻ることにした(那須塩原市・那須町),11:37-11:38
さらに薮を漕いで先に進んだが,一向に遊歩道には到達しなかった。
元来た方向まで見失うと本当に遭難しかねないので,途中で進むのを断念。
Uターンしたが,すでにこれまでどの辺を通ってきたかがわからなくなっていた。
おそらくこちらの方向だろうと見定め,ひたすら薮を漕いだ。
1枚目:そして,ようやくさきほど撮影した鳥獣保護区の看板まで辿りついた。
これで一安心。
2枚目:なんとか元に戻ることができた。
樹林帯に入ったのが11:17だったので,20分ほど笹薮の中を彷徨い歩ったことになる。
Part V: | JAふれあいの森〜沼原駐車場 2009.09.11, 11:41 - 12:04 |