加須市(旧騎西町) |
埼玉県環境科学国際センター & 種足ふれあいの森 |
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星川沿いを通る県道313号 北根菖蒲線の榎戸交差点の近くにある施設。
両者は隣接している。「種足ふれあいの森」の方は公園で自由に出入りができるが,その公園を通って入る環境科学国際センターは,
環境問題に対応するための研究・研修施設ということでやや敷居が高い。
内部に生態園(2.2 ha)があるが,直接入ることはできず,展示室を通らないと園内には入れない(注)。
一方,ふれあいの森にはアスレチック施設の他,池・湿地・林などがある。
ただし,人工の水辺なので原生生物相は貧弱。
ここへ来たのは,今回が二度目。 前回(2003.6.15)は,JR高崎線 鴻巣駅からタクシーで上谷公園まで来た後,県道38号 加須鴻巣線を歩いてここに立ち寄った。 その後,上記の榎戸橋を渡って騎西町へ入り,町中の二,三ケ所で採集した後,加須駅に辿り着いた。 注:そのため,生態園にはまだ入ったことがないのだが,センターに属する駐車場や, その外側の堀で採集しているので,一応,環境科学国際センターでも採集したことにした。 観察された原生生物名一覧(現在 2 種) |
採集日:2006.03.11 | ウオッちず | で位置確認 |
埼玉県環境科学国際センター & 騎西町 種足ふれあいの森(騎西町上種足=かみたなだれ),14:36-14:39
1〜3枚目:正門前の角を曲がろうとすると,そこに堀があった。
なかなか良さそうだったので,ここで採集。
かなり富栄養化しているので,ここの緑色は原核生物のアオコ(Microcystis)かと思ったが,
小型のクロロモナス(Chloromonas)が大量増殖したものだった。種同定中。培養にもチャレンジ中。
バクテリアが多いのでうまくいく可能性は低いが・・・。
4枚目:角を曲がると正門が見えた。
観察された原生生物:
クロロモナス(Chloromonas),
コルピディウム(Colpidium)
埼玉県環境科学国際センター & 騎西町 種足ふれあいの森(騎西町上種足=かみたなだれ),14:39-14:43
1枚目:正門を入るとすぐに広い駐車場がある。
2〜6枚目:駐車場の先に,湿地や芝生広場,林等があり,その間に様々な遊具が配置されている。
湿地には木道も敷設されているが柵があるため採集しずらい。見た目もあまり原生生物はいそうにない。
一部に柵のない部分があったので,そこで採集してみようかとも考えたが,
子供が遊んでいたので止めた。結局,ここで採集したのは正門前の堀のみとなった。
センターの建物の北東側にも池などがある模様。
県が作成したWeb page,環境科学国際センター全景(航空写真)を見ると,この北東側は,生態圏(ビオトープ)と名付けられ,池や田圃などがあるようだ。
この後撮影した正門近くの案内板には,この北東側が描いていなかったため,
私は自分が歩いたセンターの北西側の「種足ふれあいの森」しか採集ポイントがないものと勘違いしてしまった。
北西側を歩いた際,通路の右(東側)に2 m以上の高さがある金網の柵があった。その柵の奥に生態圏があったようだ。
金網の側に木々が生い茂っていたので,まったく見えなかったが・・・。
おそらく生態圏は全体が柵で囲まれていて,センターの建物の中からしか行けないようになっているのだろう。
上記の環境科学国際センター全景を見ると,種足ふれあいの森は「騎西町公園」となっている。
一方のセンターの建物や生態圏は,県の施設。したがって,本当の環境科学国際センターは,
建物と生態圏の部分のみで,「種足ふれあいの森」はセンターには含まれないものと思われる。
正門に「埼玉県環境科学国際センター」と「騎西町 種足ふれあいの森」が並記してある意味がやっとわかった・・・。
多くの地図には,この場所は「環境科学国際センター」とのみ記載されているため,
私はこれまで,公園部分を含めて全体が環境科学国際センターと思っていたが,間違いだったようだ。
しかし,公園の2/5は駐車場とセンターへのエントランスで占められている。
駐車場に停めてある車の大半はセンターへ来た人達のものなので,公園がセンターの機能の一部を担っているのは確かだ。
埼玉県環境科学国際センター & 騎西町 種足ふれあいの森(騎西町上種足=かみたなだれ),14:48-14:56
1枚目:正門近くにあった案内板。
2枚目:正門のすぐ側にあるベンチ(?)で,例によって,遅い昼食。隣の不思議な構造物は,時々水が流れ落ちて音を立てていた。