加美町:荒沢湿原
サギ沼西の湿地
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宮城県加美町にある薬莱山(やくらいさん,標高 553.1m)の南西に点在する沼と湿原からなる地帯を荒沢湿原という。 その南西端にはビン沼サギ沼あるが, 道路挟んでサギ沼の向いに無名の小湿原がある。池塘はない。 ここもビン沼・サギ沼同様,原生生物が色々いそうに見えたが,意外と少なかった。
観察された原生生物名一覧(現在 10 種)

採集日:2009.5.24 ウオッちず で位置確認

林道 葡萄沢線を右に見て町道滝庭線をそのまま進む,ここから先は未舗装(加美町),10:55
サギ沼の東側へ向う前に,町道滝庭線の向いにも湿地があるはずなので, 町道滝庭線を少し先へ進んでみることにした。 ここから先は町道滝庭線も未舗装。

近くに「小野田町平成記念の森」の看板があった(加美町),10:55
「植栽年度 平成2年度,樹種 ぶな, 植栽面積 190ha, 所在地 小野田町字鹿原荒沢1-3, 事業名 いこいの森等整備事業」とある。 「小野田町 いこいの森」で検索したが何もヒットしない。

町道滝庭線,右に湿地の気配がした(加美町),10:56
1,2枚目:未舗装の町道滝庭線。 さきほどのビン沼同様,道標らしきものは何もないが,地図に従えば,この辺にその湿地があるはず。

踏跡らしい場所を発見(加美町),10:56
かすかにかつて人が通ったらしい場所を発見。入ってみることにした。 しかし,中に道らしい道はなく,立ちふさがる木々の枝をかき上げつつ先へ進んだ。

その先に小湿原があった(加美町),10:57
1〜3枚目:するとすぐ前に湿地が現れた。パノラマ撮影。

サギ沼近くの小湿原(加美町),10:58
1〜3枚目:今度は空を入れて,もう一度パノラマ撮影。

サギ沼近くの小湿原,ここで採集(加美町),10:59-11:00
1枚目:一見すると,乾いた草地のようにも見えるが, よく見ると成長しつつある葦(スゲの仲間?)の間にたくさんのミツガシワMenyanthes trifoliata)が生えていた。 近付こうとすると,ここもずぶずぶと靴が沈んだ。 枯草の下は一面水びたし状態。 2枚目:水面が顔を出している場所で 採集(サギ沼近くの小湿原)
観察された生物: 小型鞭毛虫数種, ディフルギア( Difflugia bacillariarum), ナベカムリ(Arcella sp.), Lesquereusia, ウロトリカ(Urotricha), コレプス(Coleps heteroacanthus), ミドリゾウリムシ(P. bursaria), 棘毛類繊毛虫, シヌラ(Synura), 珪藻各種, ヒザオリ(Mougeotia), ハタヒモ(Netrium digitus,2型), ワムシ, イタチムシ,

町道滝庭線を元に戻る(加美町),11:02-11:03
1枚目:林道 葡萄沢線との合流点まで戻る。ここから先は舗装道。 2枚目:舗装道を下る。

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