八幡平市(旧松尾村)
八幡平北西尾根に点在する湿原群
Part V: 八幡平頂上へ戻る(1)
ここで採集されたサンプルの観察結果を Google で検索 お知らせ

採集日:2015.09.24 ウオッちず で位置確認

八幡平北西尾根,第5湿原(八幡平市),12:54-12:55
1〜3枚目:パノラマ撮影。 池塘の奥は一面笹薮で囲まれている。 ここから薮に入り,さきほどの縦長の池塘が2つ並んでいる小湿原へ到達できないかと考えたが,, どうやら無理のようだ。
4枚目:iPad mini で現在地を確認。 ここからだと南西方向になる。
前回(2013.09.10) はここからさらに八幡平北西尾根を北北西へ進んで,草の湯分かれまで行き, その周辺を探索した後,西へ進んで田代沼まで行き,そこからはアスピーテラインを通って八幡平頂上バス停へ戻った。 しかし,今回は時間的に無理。 草の湯分かれまで行ってUターンして戻るくらいはできそうだが,ここから草の湯分かれの間には目立った湿原はない。
そこで,今回は,いったん八幡平頂上まで戻って,まだほとんど歩いていない(注),八幡平の西尾根を通って田代沼へ 至るルートを時間がゆるす限り歩いてみることにした。

注:前回は,田代沼から,八幡平の西尾根ルートを八幡平頂上に向って途中まで歩いている。

ということでUターン(八幡平市),12:55

八幡平北西尾根,第5湿原へ戻った(八幡平市),12:56

八幡平北西尾根,第5湿原の北端近く(八幡平市),12:57
さきほども撮影した笹薮だが,既述したように,薮の下を見ると水路,というか水たまりがある。 つまりそこだけ窪んでいるということだが,その窪みの先に,今回到達を試みた縦長の池塘が2つ並ぶ小湿原がある。 これも既述したように,もしかすると,眼前の窪み(雨が降った時は,おそらく沢になるはず)は, かつてその小湿原へ向うためのルートだった可能性がある(違うかも知れないが,,,)。


2013年09月の様子(2013.09.10,10:31撮影)。

八幡平北西尾根,第5湿原(八幡平市),12:58
木道を南へ向って進む。


2013年09月の様子(2013.09.10,10:30撮影)。

最初に薮こぎをしようとした場所へ再度戻った(八幡平市),13:01, 13:02, 13:03
1枚目:さきほどは笹薮沿いに進んだために,結局,登山道(木道)へ戻ってしまったので, どこかに笹薮を横切れる場所がないかと探した。 その結果,このような場所があった。薮の下に踏跡のような場所?があったので,薮こぎをしてみることにした。
2枚目:おそらく4, 5mは進んだはずだが,前方に樹木が見えたので,あの樹木の先はもしかすると歩きやすければ, 最初に目指した小湿原に到達できるのでは,と期待した。 しかし,樹木の先にも笹薮が広がっているように見えた。
3枚目:薮の中で,現在地を確認。小湿原はまだまだ先だ。 これではとても到達できそうにない。諦めて戻ることにした。

元へ戻る(八幡平市),13:04, 13:05

涸沢沿いの笹薮地帯の西,高台にも池塘があるはず(八幡平市),13:08, 13:08
到達するのはまず無理なので,周囲の写真を撮らなかった。

 

八幡平北西尾根,第2湿原まで戻った(八幡平市),13:23
1〜3枚目:パノラマ撮影。 ここは第2湿原の北端部だが,往路では,前方の笹薮(1枚目)の先で採集した。 右(3枚目)の湿原の北縁にある笹薮沿いはまだ歩いていないことに気づいて,少し薮沿いを進んでみることにした。
4枚目:iPad mini で現在地を確認。 この画像からは草地と笹薮の境は判別できない。 この航空写真は40年以上前のものなので今とはだいぶ違うのは当たり前かも知れないが,,,。

八幡平北西尾根,第2湿原(八幡平市),13:23
1,2枚目:パノラマ撮影。笹薮沿いを進むと池塘があった。
3枚目:iPad mini で現在地を確認。

八幡平北西尾根,第2湿原(八幡平市),13:24
手前のやや大きめの池塘? ここは水深が浅いし,水底には薄く水垢がたまっているだけだ。 ややヘドロに近い。これだと原生生物は期待できない。採集中止。

八幡平北西尾根,第2湿原(八幡平市),13:24
その先にある別の池塘。ここは,水底から草が生えているので多少は期待できそうだ。

八幡平北西尾根,第2湿原(八幡平市),13:25
ここも水深は浅く,水底の様子はさきほどとさほど変わらない。が,とりあえず 採集(八幡平北西尾根,第2湿原-04)
原生生物はわずかだが, ここにも 共生藻を持つラッパムシ(Stentor pyriformis) がいた。
観察された生物: ディフルギア( Difflugia oblonga), 共生藻を持つラッパムシ(Stentor pyriformis), サヤツナギ(Dinobryon sertularia), 珪藻各種, ミカヅキモ( Closterium aciculare), クロオコッカス(Chroococcus pallidus), ワムシ,

Part VI 八幡平頂上へ戻る(2) 2015.09.24, 13:28 - 13:38

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