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2017.05.08, Part VIII

竹沢地区の溜池その2

前方で車道へ出て左折(一関市),13:21
竹沢地区を西へ。

竹沢地区を西へ(一関市),13:21
あいかわらず強い風が吹いている。

竹沢地区を西へ(一関市),13:22
1枚目:樹木が風で揺れていた。まだ芽吹いたばかりなので,それほどでもないが,葉が茂るともっと激しくゆれるだろう。 2枚目:道路の縁には メキシコマンネングサSedum mexicanum,ベンケイソウ科 キリンソウ属) ?が。

竹沢地区を西へ(一関市),13:23
1枚目:風はかなり強い。
2枚目:地図で現在地を確認。左にはさきほどの溜池へ通じる別の道がある。

さきほどの溜池へ通じる別の道の入口付近(一関市),13:23
こちらの方は途中まで鋪装されているようだ。道沿いに民家があるのでそのためだろう。 ただし,途中からは未舗装の山道になるはず。

前方の堰堤の先にも溜池があるはず(一関市),13:25
あそこが次の採集ポイントなのだが,,。

次の溜池へ(一関市),13:25
道路脇にはその溜池から流れでている水路がある。 見ると,水路の底は赤茶色の岩盤だ。 この辺は見た目は豊かな水田地帯だが,土壌のすぐ下はこのような岩盤でできている。
磐井丘陵は,かつては農業に適さない不毛の地だったそうで,人々の長年の努力で現在の耕作地帯に変わったという。 溜池が多いはそのためで,磐井丘陵には600を越す溜池があるらしい。
前回(2015.07.05)は, 厳美渓からスタートして,ここより南を流れる久保川の少し先まで往復したが, その久保川はさほど大きな川ではないが,ここと同様,川底は岩盤でできていた(下段)。
磐井川の支流である久保川の流域は自然が豊かで,これを守るために 「久保川イーハトーブ自然再生協議会」が2009年5月に設立された。 「自然再生協議会」は,自然再生推進法(2002)に基づいて日本各地に設置されているもので, 2015.03現在,25の協議会がある。 私は,はからずもこれまでの採集で自然再生協議会が設立された以下の5つの地域を訪れている。 荒川太郎右衛門地区自然再生協議会(埼玉県), 巴川流域麻機遊水地自然再生協議会(静岡県), 樫原湿原地区自然再生協議会(佐賀県), 久保川イーハトーブ自然再生協議会(岩手県), 多々良沼城沼自然再生協議会(群馬県)


久保川にかかる「もみじ橋」からの眺め,上流側(2015.07.05,12:13-12:14撮影)。
ここを見ても土壌のすぐ下は岩盤地帯であることがわかる。

下流側(2015.07.05,12:14撮影)。 こちらは川底と周囲の土壌との段差がほとんどない。

地図には描かれていないが,前方の溜池へ向う道があった(一関市),13:27
1,2枚目:パノラマ撮影。
3枚目:地図で現在地を確認。 なぜ道が描かれていないかは不明。この当時は存在しなかったか,見逃したか,あるいは,意図的に除外したか? この地図が描かれた頃はもっと狭い道だったとしても,これまで見て来たように,他では途中で途切れているような山道ですら きちんと描かれているのだから,見逃したのでなければ描かれるはずだ。
やはり地図が作成された当時は存在しなかったのだろう。 前方の杉林?沿いにも幅の狭い別の道があるが,こちらはしっかり描いてある(3枚目)。 おそらく昔はその道しかなかったのだが,現在の車道ができたので, 車道からあの溜池,そして,その奥に続く水田へショートカットして到達できるように(もしかすると,かつてあった溜池に 隣接する水田を一部埋め立てて?)現在の未舗装道を造った可能性がある。

2番目の溜溜池へ(一関市),13:28
はっきりした轍が続いている。農作業用の車が行き来しているのだろう。

さきほどの水路にかかる橋を渡る(一関市),13:28

溜池の右(東隣)は休耕田だ(一関市),13:29

溜池の右(東隣)は休耕田だ(一関市),13:29
1枚目:ここでも サワオグルマSenecio pierotii,キク科 キオン属) が咲いていた。
2枚目:望遠撮影。ここだけを見ると湿原のようだ。

林沿いの農道へ出て左折(一関市),13:30

溜池の全景が見えた(一関市),13:30

より近付いたところで再度パノラマ撮影(一関市),13:30-13:31
5枚目:現在地を確認。

溜池の先にも水田が続いている(一関市),13:31
さきほどの水路とこの景色を見ると,この辺はかつてはその水路(沢?)によってできた谷地だったと推測できる。

Part IX: 竹沢地区の溜池その2〜その3
2017.05.08, 13:31 - 13:47