「桶ヶ谷沼,とんぼ茶屋」の右奥が入口だった(磐田市),11:10
1〜3枚目:おおよそパノラマ撮影。
当初は,とんぼ茶屋のすぐ右にある未舗装道(2枚目)が入口かと思ってしまったので,若干混乱した。
3枚目:よく見ると,その先になにやら看板が立っている。
あそこが桶ヶ谷沼の入口だった。沼を訪れたらしい女性が二人いたので,それと気づいた。
桶ヶ谷沼へ(磐田市),11:11
2014年01月の様子(2014.01.19,10:54撮影)。
桶ヶ谷沼,南東端からの眺め(磐田市),11:12
1,2枚目:パノラマ撮影。
2枚目:前回は右の階段の先に置いてあった移動柵が右に寄せてあった。
前回は「倒木のため通行できません」と書かれた紙が貼ってあったが,人通りがあった場所だ。
2014年01月の様子(2014.01.19,10:56撮影)。
桶ヶ谷沼(磐田市),11:12
南側の「観察路」沿いに並ぶ
ハンノキ(Alnus japonica,カバノキ科 ハンノキ属)
桶ヶ谷沼(磐田市),11:13
前回同様,南東端付近で採集することにした。
桶ヶ谷沼(磐田市),11:13-11:14
2枚目:前回と同じ場所で
採集(桶ヶ谷沼-01)。
原生生物はほとんどいない。前回より少なかった。
2014年01月の様子(2014.01.19,10:58-10:59撮影)。
桶ヶ谷沼(磐田市),11:15-11:16
この頃,周囲で水面が波立ってピチャピチャという音がしていた。
あちこちで
ゲンゴロウブナ(ヘラブナ,Carassius cuvieri,コイ科 フナ属)
が産卵していた(ようだ)。
かなり大きなフナだ。体長は少なくとも 20cm 以上あった。
動画を撮影しようとしたが,水が濁っているため,フナが水面に上がってこないと姿が見えない。
姿が見えたのでカメラを構えると,すぐに泥水の中に沈んでしまう。
何度か撮影を試みたが,思うように撮影できなかった。残念。
1枚目:採集したすぐ目の前で2匹のゲンゴロウブナが産卵していた。
この画像を撮影する直前にはフナの姿が見えたのだが,シャッターを切る寸前に泥水の中に沈んでしまった・・・。
2枚目:前方右の岸辺も波立っていた。
また,前方の芦原の近くでも水音がしていた。
桶ヶ谷沼(磐田市),11:17-11:18
上と同じ場所で水質を測定。
1枚目:
導電率は 128 μS/cm (17.0℃)。水は濁っているが,その割には導電率はさほど高くない。
2枚目:pH は 7.64。
南側の畑沿いに水路があった(磐田市),11:20
ここは前回は気づかなかった(前回は冬場なので干上がっていたため,気付きにくくなっていた可能性が高い)。
水の流れはないが,水路には水がある。
後出するように,この先にある木道の入口近くには桶ヶ谷沼から流れ出る水路がある。
おそらくそことつながっているのだろう。
この水路(溝?)は,
雨が降った際は,左側から流れ下る雨水をここで受け止めて,右の通路が水浸しにならないうようにするために造られたと思われる。
往路で乗車したタクシーの運転手によると昨日は雨が降ったそうだ。
その雨水がたまっているとは思うが,以下のように,水垢の他に緑色の藻塊があった。
よって一時的な水たまりではなく,ある程度長期間水がたまっていたと推測される。
南側の畑沿いにある水路(磐田市),11:20, 11:22, 11:23, 11:24
1枚目:枯草とともに水垢もある。多少は期待できそうだ。
2枚目:ここで
採集(桶ヶ谷沼-02)。
沼側に比べると原生生物はそれなりにいたが,とくに多いというほどではない。
3枚目:導電率は 307 μS/cm (16.7℃)。
桶ヶ谷沼からはわずかしか離れていないが,電解質の濃度は2倍以上ある(2.4倍)。
これはおそらく畑にまかれた肥料等の影響だろう。
4枚目:pH は 7.26。
南側の畑沿いにある水路際(磐田市),11:24-11:25
黄色い花が咲いていた。
これはおそらく
ケキツネノボタン(Ranunculus cantoniensis,キンポウゲ科 キンポウゲ属)
桶ヶ谷沼,南岸沿い(磐田市),11:26-11:27
沼岸に立つハンノキの根元には色々な花が咲いていた。
この白花は背は低いが,イチゴの仲間には違い無い。
葉が小さいので,まだ芽吹いてから間がないのかも。
この後,山側を歩いた際には,1m近くまで成長した個体もあった。
ニガイチゴ(Rubus microphyllus,バラ科 キイチゴ属)
に似ているが,,,。
カジイチゴ(=エドイチゴ,オオモミジイチゴ,Rubus trifidus,バラ科 キイチゴ属)
かとも思ったが,葉の形が違うような。。。
後述するように,これは
クサイチゴ(Rubus hirsutus,バラ科 キイチゴ属)
だった。
桶ヶ谷沼,南岸沿い(磐田市),11:27
ふたたび,イチゴの仲間。
クサイチゴ(Rubus hirsutus,バラ科 キイチゴ属)
のようだ。
これまでに色々なイチゴの仲間に遭遇したが,
クサイチゴは初めてだ(注)。
注:翌週(2017.04.09),小雨が降る中,大学近くの新見附橋沿いで,
このクサイチゴが咲いているのを発見した。この新見附橋は法政大学に就職してから30年近く歩いているが,
これまでクサイチゴが咲いているのには気づかなかった。
これまでは知らなかったし,花を探そうともしなかったので気づかなかったは当然か。
Part III: | 桶ヶ谷沼南岸沿いを西へ(2) 2017.04.02, 11:28 - 11:34 |