豊田市自然観察の森,寺部池(豊田市),13:08
1枚目:遊歩道により近い池端は,水底が落ち葉で覆われていた。
こういう場所には原生生物はあまりいない。
2枚目:右側に草が多い場所がある。
さきほどのヨシの湿地から続く谷地の南端部だ。
水際に近付こうとすると靴が沈んだ。
豊田市自然観察の森,寺部池(豊田市),13:10
靴が沈むギリギリのところで
採集(豊田市自然観察の森-06)。
ここには予想以上にたくさんの原生生物がいた。
今回の採集では,ここと次のモロコの交差点近くの水田跡?(後出)の2ケ所だけが原生生物相が豊かな場所だった。
他はすべて駄目だった。
観察された生物:
Gymnodinium,
クリプトモナス2種(Cryptomonas sp.),
トラケロモナス(
Trachelomonas ovoides,
Trachelomonas sp.),
アスタシア(Astasia sp.),
小型鞭毛虫数種,
ポンフォリクソフリス(Pompholyxophrys sp.),
パールカンピア(Vahlkampfia sp.),
ナベカムリ(Arcella discoides),
フセツボカムリ(
Centropyxis aculeata),
ディフルギア(
Difflugia lobostoma,
Difflugia sp.),
ユーグリファ(
Euglypha acanthophora,
E. tuberculata),
トリネマ(
Trinema lineare,
Trinema sp.),
スフェノデリア(Sphenoderia),
レンバディオン(Lembadion lucens),
小型繊毛虫数種,
シヌラ(Synura),
珪藻各種,
クンショウモ(Pediastrum tetras),
フタヅノクンショウモ(Pediastrum duplex v. gracilimum),
イカダモ(
Scenedesmus arcuatus,
S. denticulatus var. linearis,
S. ecornis),
キルクネリエラ(Kirchneriella contorta),
イトクズモ(Ankistrodesmus spiralis),
ミクロスポラ(Microspora),
サヤミドロ(Oedogonium undulatum),
ヒザオリ(Mougeotia),
アオミドロ(Spirogyra),
ミカヅキモ(
C. acutum,
C. cornu ?,
C. intermedium ?,
C. setaceum,
Closterium sp.),
ホシガタモ(
Staurastrum gracile,
S. iotanum,
S. playfairi),
イボマタモ(
Euastrum binale,
Euastrum sp.)
ダルマオトシ(Hyalotheca dissiliens),
メリスモペディア(Merismopedia),
ユレモ(Oscillatoria sp.),
ワムシ,
ミジンコ,
カイミジンコ,
豊田市自然観察の森,寺部池(豊田市),13:10-13:11
1枚目:右の靴がかなり濡れてしまった。
ただし,2週間前(2014.01.23)の
麻機遊水地第1工区の時のように,靴の中まで水が入ることは無かった。
2枚目:iPad mini で現在地を確認。
モロコの交差点へ,寺部池の東岸沿いを南〜南南東へ(豊田市),13:12
1,2枚目:パノラマ撮影。
池端に近付けたのは,さきほどの場所だけだった。
その先からは,池よりかなり高い位置を歩くことになった。
前方で階段を上がる。
モロコの交差点へ(豊田市),13:15
若干空腹感があるので(今日は,午前6時半に朝食を食べて以降,これまで何も食べていない),
階段を上がった先で「よもぎ大福」を食べた。
これは,昨晩止まった春日井駅近くのホテル前にあるコンビニで夜食用として買ったものの残りだ。
モロコの交差点へ,寺部池の東岸沿いを南南東へ(豊田市),13:17
モロコの交差点へ(豊田市),13:18-13:19
1枚目:道の脇に根の部分が横倒しになった倒木があった。しかし,・・・。
横倒しになった幹から新しい幹が上に向って伸びている。
2枚目:上を見ると緑の葉が生い茂っている。枯れてはいないようだ。
3枚目:このように,横倒しになり根元近くで切断された幹から何本もの枝が出て,それらがまっすぐ上に向って伸びている。
4枚目:幹の側から根元付近を撮影。
5枚目:根のある側からも撮影。
ここだけを見ると,とてもまだ生きている木とは思えないのだが,,。
すごい生命力だ。
モロコの交差点へ(豊田市),13:20-13:21
1〜3枚目:パノラマ撮影。
この辺から下って行く。
4枚目:iPad mini で現在地を確認。
豊田市自然観察の森,モロコの交差点,案内図と道標(豊田市),13:22
交差点の先(東)にある水田のような場所をパノラマ撮影(豊田市),13:22-13:23
3,4枚目:右に舗装道がある。
4枚目:画面の右奥に寺部池の東端があるはずだ。
そこから流れ出る水路があり,さきほどの橋はそこにかかっている。
モロコの交差点前の水田のような場所(豊田市),13:23, 13:23, 13:25
1枚目:土手を左へ進んで,,
2枚目:水際の様子を観察。
ここは田圃なのだろうか?この先には田圃が広がっているのは確か(後出)だが,
ここは畦もハッキリしないし,稲株らしきものはあるが,整然と並んでいるわけではない(注)。
3枚目:ここで
採集(豊田市自然観察の森-07)。
ここにもたくさんの原生生物がいた。
これまで見たことのないトゲツヅミモ(Xanthidium)もいた。
サイズは中形。
半細胞にトゲが12本。どれも皆,他のXanthidiumに比べてかなり短い。
頭頂部のトゲがほぼ真上に向かって伸びている,などが特徴?
観察された生物:
マルウズオビムシ(Peridinium),
Gymnodinium,
クリプトモナス(Cryptomonas sp.),
ミドリムシ(Euglena mutabilis),
ウチワヒゲムシ(Phacus pyrum),
トラケロモナス(
Trachelomonas lacustris,
T. volvocina),
ペラネモプシス(Peranemopsis granulifera),
リピドデンドロン(Rhipidodendron),
スポンゴモナス(Spongomonas),
共生藻を持つアカントキスチス(Acanthocystis turfacea),
コクリオポディウム(Cochliopodium sp.),
ナベカムリ(
Arcella discoides,
A. vulgaris),
ディフルギア(
Difflugia sp.),
ユーグリファ(
Euglypha acanthophora,
E. strigosa),
コレプス(Coleps),
ナスラ(Nassula),
パラナスラ(Paranassula),
スティコトリカ(Stichotricha),
ディセマトストマ(Disematostoma bütschlii),
ラブドスティラ(Rhabdostyla),
棘毛類繊毛虫,
マルロモナス(Mallomonas sp.),
シヌラ(Synura),
サヤツナギ(Dinobryon sertularia),
トリボネマ3種(Tribonema),
珪藻各種,
グロエオモナス(Gloeomonas sp.),
ユードリナ(Eudorina)?,
アステロコッカス(Asterococcus sp.),
ヒザオリ(Mougeotia),
アオミドロ2種(Spirogyra),
ミカヅキモ(
Closterium acutum,
C. idiosporum,
Closterium sp.
初観察
C. baillyanumに似るがより大きく,両端部の形が異なる),
ツヅミモ(
Cosmarium furcatospermum),
トゲツヅミモ(Xanthidium
初観察
X. cristatumに似るが突起の向きが異なる,頂端部の突起が垂直&脇の突起が水平方向に出る,より短い),
ダルマオトシ(Hyalotheca dissiliens),
チリモ(
Desmidium swartzii),
未同定の糸状藻,
Nostoc,
ワムシ,
ミジンコ,
ケンミジンコ,
イタチムシ,
注:上段の3枚目を見ると,前方に仕切りのようなものがある。
あそこから先は見るからに田圃で,この時期として,他と同様,水が抜かれていて乾燥している。
しかし,その仕切りの手前にあるここは,このように水がたまっている。
もしかすると,冬期堪水の状態にしてある田圃なのかも知れないが,
耕作を止めて元の湿地に戻してある可能性が高い。何も説明がないので断定はできないが。
水田地帯に沿って東へ進む(豊田市),13:26-13:27
3枚目:iPad mini で現在地を確認。
さらに東へ(豊田市),13:30
1枚目:左前方に大きな岩がある。
2枚目:岩を望遠撮影。
かなり大きい。あの近くが「大石の交差点」,だが,まだ先だ。
Part XVII: | 大石の交差点〜モズの交差点〜旧鞍ヶ池展望台跡地広場へ 2014.02.11, 13:30 - 13:46 |