HOME | 研究資料館 | 地域検索 | 採集の記録 | 2013 . 03 . 15 | お知らせ

2013.03.15, Part VIII

菅生調節池(大木水門〜鬼怒川・利根川合流点〜鬼怒川右岸沿い)

大木水門(or 大木樋門,守谷市),12:20-12:21
越流堤から300mほど進むとこの水門(注)がある。 既述したように,これは調節池にたまった水を排水するための施設だ。 金井忠夫著,利根川の歴史,日本図書刊行会,1997によるとこの水門は昭和29年(1954)に完成したそうだ。 すでに58年が経過している。だいぶ古い。
1枚目:前方に見える水路が観音下流排水路。 2枚目:大木水門。 3枚目:観音下流排水路の続き。前方で利根川に合流している。

注:ほとんどの資料が「大木水門」としているので,それらに倣ったが,正しくは「樋門」と呼ぶべきかも知れない。 水門は通常,川の堤防間に設置されたゲートを指す(例:さきほど見た法師戸水門)が,ここはそうではない。 樋門,ないし,樋管は堤防に穴を開けて水を通す施設をいうが,ここはそれに当る。 樋門は比較的大きなもの,樋管は小規模なものという程度で両者を厳密には区別できないが,水門と樋門・樋管の違いは比較的明瞭だ。 ちなみに,茨城県のwebpage,「いばらきの農村発見/土地改良施設の歴史/滝下排水機場の歴史」ではここを「大木樋門」と記している。 他はほとんどが「大木水門」だが・・・。

大木水門の管理表示板(守谷市),12:21
ここにはしっかり「大木水門」と記されている。う〜む。

菅生調節池,利根川左岸沿いをさらに南南東へ(守谷市),12:22
前方に建物が見えてきた。その前を横切る形で送電鉄塔も並んでいる。

菅生調節池,利根川左岸沿いを南南東へ(守谷市),12:23
建物(畜舎等,注)はすべて高台に建てられている。 これは先日(2013.03.03), 母子島遊水地で見たのと同じだ。 母子島遊水地でも遊水地化する際に,「旭ヶ丘」という高台を作って低地にあった住宅を移転させたり, ここと同様,畜舎が周囲の耕作地から一段高い位置(堤防とほぼ同じ高さ)に建てられていた。

注:ある地図にはこの位置に6軒の牧場名が記してある。

菅生調節池,利根川左岸沿いを南南東へ(守谷市),12:25
この少し先に鬼怒川と利根川の合流点がある。そこを見るのも今回の目的の一つ。

鬼怒川右岸沿いの堤防が近付く(守谷市),12:27
合流点が近付くにつれ,離れた位置にあった鬼怒川左岸の堤防が迫ってきた。

堤防天端道路はここでV字に折れる(守谷市),12:28
前方にも道がある(注)。あそこを進むと合流点に近付けるはずだ。

注:Y字路から先は利根川と鬼怒川の間に敷設された堤防(背割堤)の上を通る道路ということになる。

鬼怒川と利根川の合流点へ(守谷市),12:28
1枚目:左が鬼怒川。合流点の先に利根川橋(常磐道,手前)とつくばエクスプレスの鉄橋(奥)が重なって見える。 2枚目:利根川橋とつくばエクスプレスの鉄橋を望遠撮影。 水面からの高さが同じなので,ここからだとほぼ重なって見える。

鬼怒川と利根川の合流点へ(守谷市),12:31
1〜3枚目:パノラマ撮影。 1枚目:鬼怒川右岸河川敷。 2枚目:道の左側(鬼怒川側)に「利根川から 0.0 kmです」と書かれた標柱が立っていた。 すなわち,ここが合流点だ。
道はこの先でかなりの急坂になっている(注)。前方を見ると何やら車と人の姿が見える。 この先へ進むと戻るのがしんどいのと,前方に人がいるので,先へ進まずに望遠撮影で済ますことにした。

注:すなわち,そこで背割堤が終わっているということだ。

鬼怒川と利根川の合流点を望遠パノラマ撮影(守谷市),12:32
1,2枚目:鬼怒川。 2,3枚目:合流点の手前は平坦な草地になっていて,何やら吹き流しのようなものがある。 車の脇には三人の人影とラジコン飛行機のようなものがある。 どうやらここはラジコン飛行機の離発着場として利用されているようだ。 近付いて邪魔をするのも何なので,やはりここでUターンした方がよさそうだ。 4枚目:利根川。

Uターンして元へ戻る(守谷市),12:32
さきほど写した「利根川から 0.0 kmです」と書かれた標柱の裏側には 「海から97.0 kmです」と書かれていた。これは利根川用だ。

Y字路まで戻った(守谷市),12:34
1〜3枚目:Y字路の手前でパノラマ撮影。 2枚目:さきほどは左側(利根川沿い)からやってきた。今度は右側(鬼怒川沿い)の堤防天端道路へ進む。 分岐手前には「海から97.5 kmです」と書かれた標識がある。 500m進むのに2分(12:32-12:34)かかった。
3枚目:鬼怒川の対岸に大きな建物が見える。あそこは常総環境センター。 この後,あの前の堤防道を通る予定。

菅生調節池,鬼怒川右岸沿いを北北西へ(守谷市),12:35
「利根川から0.5 Kmです」と書かれた標識を通過。 500m進むのに3分(12:32-12:35)かかった。

菅生調節池,鬼怒川右岸沿いを北北西へ(守谷市),12:36
さきほど利根川沿いから見た畜舎等があるエリア(6軒の牧場)の脇を通る。

菅生調節池,鬼怒川右岸沿いを北北西へ(守谷市),12:37
ほどなく道幅が広がり舗装道に変わった。ここからは快適に走ることができる。

菅生調節池,鬼怒川右岸沿いを北北西〜北へ(守谷市),12:38
堤防はゆるやかに右へカーブし北向きとなる。

菅生調節池,鬼怒川右岸沿いを北〜北北東へ(守谷市),12:39
さらに右へカーブし続け,北向きから北北東へ向きが変わる。

幅広い道が終わり前方で2つに分岐する,ここは右へ(守谷市),12:40
左の坂は通行止めのようだ。ここは「利根川から1.5 Kmです」地点。 さきほど「利根川から0.5 Kmです」地点を過ぎたのが12:35だったので,1 km進むのに5分かかったことになる。

菅生調節池,鬼怒川右岸沿いを北北東へ(守谷市),12:40
車止めが近付くとそこでも左に分岐していた。ここの左は通行可能。 右の車止めの手前の路面には「駐車禁止」と大きく塗られている。

「利根川から2.0 Kmです」地点を通過(守谷市),12:42
500m進むのに2分(12:40-12:42)かかった。

菅生調節池,鬼怒川右岸沿いを北北東へ(守谷市),12:42
鬼怒川が近くに見えるようになった。

菅生調節池,鬼怒川右岸沿いを北北東へ(守谷市),12:43
川面の様子がよくわかる。

鬼怒川の様子を望遠撮影(守谷市),12:43-12:44
1枚目:この辺は水深が浅いようだ。露出した岩盤?の上になにかの鳥がいる。ここからは識別不能。 2枚目:iPad mini で現在地確認。 まもなく菅生調節池の北東端だ。その先にある滝下橋を渡る。

Part IX: 滝下排水機場〜滝下橋〜板戸井T字路〜四季の里公園
2013.03.15, 12:45 - 12:58