小松原湿原 下屋敷(下ノ代)に到着(標高約1,340 m,十日町市),08:15
1枚目:前方に開けた場所が現れた。
2枚目:ここが小松原湿原の最初の湿原,下屋敷(または,下ノ代)のようだ。
登山道に入ったのが07:54だったので,ここまで来るのに21分かかったことになる。
現在の標高はおよそ1,340 m。登山口と変わらない。
水平に500m弱移動しただけだが,普通の道(500mだと7分位?)を歩くよりだいぶ遅い。
小松原湿原 下屋敷(下ノ代)(十日町市),08:15-08:16
これは雨に濡れたツマトリソウ(Trientalis europaea)。
花にピントを合わせようとしたが,薄暗いので,どうやってもピントが合わない。
小松原湿原 下屋敷(下ノ代)(十日町市),08:17
1〜3枚目:湿原に入ったところで周囲をパノラマ撮影。
ワタスゲの果穂があるが,数はやや少なめ。
ここからは池塘は見当たらないが・・・。
小松原湿原 下屋敷(下ノ代)(十日町市),08:17-08:20
1,2枚目:少し進むと,木道脇に小さな池塘があった。
3枚目:ここで採集(小松原湿原 下屋敷)。
種数はそれほど多くないが,高地の湿原に特有の
チラキディウム,プラチオフリア,アンフィトレマがいたのが特徴的。
ただし,接合藻が少ない。たくさんいたのはハタヒモ2種。
いずれも活発に動いていたが,とくにNetrium oblongumは,目を疑うほどの速さで移動していた。
アメーバの移動速度よりも速い。
観察された生物:
カリキモナス(Calycimonas physaloides),
小型鞭毛虫数種,
ヒアロスフェニア(Hyalosphenia papilio),
ディアフォロドン(Diaphoropodon),
アンフィトレマ(Amphitrema stenostoma),
共生藻を持つチラキディウム(Thylakidium),
共生藻を持つプラチオフリア(Platyophrya similis),
小型繊毛虫数種,
珪藻各種,
エレモスフェラ(Eremosphaera viridis),
Elakatothrix gelatinosa,
アワセオオギ(Micrasterias truncata),
ハタヒモ(
Netrium digitus 多数,
N. oblongum 多数),
タテブエモ(Penium polymorphum),
クロオコッカス(Chroococcus),
ワムシ,
イタチムシ,
センチュウ,
小松原湿原 下屋敷(下ノ代)(十日町市),08:21
木道を南西に向って進む。
木道は湿原の東縁近くに敷設されている。
小松原湿原 下屋敷(下ノ代)(現在地の確認,
十日町市),08:22
1〜4枚目:湿原の中央付近で周囲(木道の南〜西〜北)をパノラマ撮影。
1枚目:進行方向。
2,3枚目:木道の西側に広がる湿原。奥の方にも池塘らしきものがありそうだが,ここからはハッキリとはわからない。
4枚目:やってきた方向。
小松原湿原 下屋敷(下ノ代),木道が水没している(十日町市),08:22
湿原を歩く訳にもいかないので,靴を水没させながら歩く。
いったん樹林帯の中の木道へ(十日町市),08:23
ふたたび滑り止めの横木が付いた木道へ。左右・上から雨水がたっぷり着いた草木の葉が身体にあたる。
小松原湿原 下屋敷(下ノ代),ふたたび小さな湿原が現れた(十日町市),08:27
小松原湿原 下屋敷(下ノ代),ここには池塘はない(十日町市),08:27
1〜3枚目:進行方向〜右に広がる湿原をパノラマ撮影。
茂みと小湿原が繰り返す(十日町市),08:27
2枚目:ここでいったん湿原は終わる。ここが下屋敷(下ノ代)の南西端。
コバイケイソウの道(十日町市),08:29
コバイケイソウ(Veratrum stamineum)が木道を覆い隠す。
木道を歩いて,小さな沢を渡る(十日町市),08:30-08:32
1,2枚目:連続して2ケ所,沢を渡った。
地図を見ると,この下屋敷(下ノ代)の西側は斜面になっていて,その下を「黒滝沢」が流れている。
おそらくそこへ向って流れるのだろう。
わずかに上昇(十日町市),08:33
沢を渡った後で木道が途切れた。ここからは徐々に傾斜が増す。
傾斜が出てくると,よくある抉れた山道となる(十日町市),08:33-08:34
途中,落ち葉の積もった歩きやすい道もあるが(十日町市),08:35-08:36
すぐまたV字状に抉れた道や,激しいぬかるみが現れる(十日町市),08:37-08:38
Part VI: | 名称不明の分岐〜急傾斜の階段を上がる 2010.07.04, 08:39 - 09:11 |