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2009.06.28, Part X

黒湯温泉の脇を通って空吹湿原へ

橋の先はT字路になっていたが,右は地図にない(仙北市田沢湖生保内),13:05
右はおそらく住宅か何かへの入口だろうと思いつつ,左へ。

T字路で左前右を撮影(仙北市田沢湖生保内),13:05
1枚目:左側。これから向う方向。前方にも砂防ダム(先達川第1砂防ダム?)が見える。 その手前右が黒湯温泉。 2枚目:T字路の中央に立つ道標。「乳頭山,←3.6 km」とあるが, こちらはさきほど上がった孫六コースとは別のコース。 一本松沢沿いを東へ進み,乳頭山(烏帽子岳)の少し手前で孫六コース(および小白森・大白森方面)から来る登山道と合流する。 歩く距離は孫六コース(3.4 km,ないし 4.0 km?)とほぼ同じ(注)。 3枚目:右側。上述したように,こちらにも道があるが,国土地理院の地図には描かれていない。 比較的新しくできた道か,あるいは,道ではなくどこかの建物の入口かも知れない。

注:既述したように,孫六コースにある道標は,やや古い方が 4.0 kmで,新しいものが3.4 kmとなっていて, 登山口から頂上までの距離が一致していない。 ここにある道標はかなり古そうなので,孫六コースと比較する場合は,古い方の4.0 kmと比較すべきだろう。 とすると,孫六コースの方が若干長いということになる。 実際,地図上では孫六コースの方が田代平を経由する分だけやや長めに見える。

左折するとほどなく休暇村への分岐が現れた,ここで右折(仙北市田沢湖生保内),13:06
1,2枚目:パノラマ撮影。 1枚目:この先に黒湯温泉がある(はず)。 2枚目:角に立つ道標には「←乳頭山,休暇村→」と書かれている。 こちらへ進むと黒湯温泉沿いの坂を上がり,駐車場へ出た後は,市道 黒湯線を下って県道194号 西山生保内線へ出るが, その合流点に休暇村乳頭温泉郷(注)がある。
ここで右折。

注: ここも乳頭温泉郷にある7つの温泉宿のひとつらしい。 ここは従来「休暇村田沢湖高原」となっていたが,最近「休暇村乳頭温泉郷」に名称変更された(注2)。 たしかに位置的には田沢湖よりも乳頭温泉に近いのはたしかだし, 乳頭温泉のネームバリュー(観光的価値?)がそれだけ高くなってきたということなのだろう。 しかし,地図等では「休暇村田沢湖高原」となっているものがいまだに多いので,併記することにした。
注2:2001年12月に改築されたらしいが,もしかするとその際に名称変更されたのかも。断定はできないが。

黒湯温泉を左に見ながら坂を上がる(仙北市田沢湖生保内),13:06-13:10
1枚目:最初は普通の山道だったが,,。 2枚目:すぐに舗装された坂道に変わった。 この頃,上から降りてきた夫婦連れに「空吹湿原はどちらですか?」と尋ねられた。 車で来て黒湯温泉に宿泊中の人達で,近くに湿原があるので訪れたいと思って探し回っていたらしい。 しかし,ここから歩くと結構あるはず(この後の記録で約18分)。 私自身も始めて行く場所なのでどのくらいかかるか見当がつかない。 地図を見せながら,ここからはかなり遠いはずであることを示して別れる。

黒湯温泉の入口・駐車場へ上がる(仙北市田沢湖生保内),13:11
坂を上がると前方に小屋があった。

黒湯温泉の入口・駐車場(仙北市田沢湖生保内),13:11
1〜4枚目:小屋の脇から西〜北〜東をぐるりとパノラマ撮影。 ここは黒湯温泉の駐車場だった。 1枚目:前方に見えるのが市道 黒湯線。これからこちらへ進む。 2,3枚目:駐車場の様子。結構賑わっているようだ。 4枚目:今上がってきた坂の脇に立つ「黒湯温泉入口」と書かれた看板。 その左には「乳頭山登山道入口」の標柱も立っている。

車道(市道 黒湯線)を西へ進む(仙北市田沢湖生保内),13:12-13:13
1枚目:駐車場を出て西へ向って進む。 2枚目:ほどなくやや右に折れて北西向きに変わるが,その屈曲点付近に斜面を降りてくる何かのパイプがあった。 後でわかるが,この斜面の上に黒湯温泉の「温泉造成施設」(後述)があるので,そこから温泉に向けてお湯を引いてくるパイプのようだ。

空吹湿原の案内があった,地図にはないが入ってみる(市道 黒湯線,仙北市田沢湖生保内),13:14
1,2枚目:右に折れたところでパノラマ撮影。 市道 黒湯線はこの先で左に折れて,ふたたび西向きに変わるが,その曲り角に南に向う林道?がある。 その林道の先に空吹湿原があるとガイドブックには書かれているのだが,,,。 ここにも工事の案内の脇に「↑空吹湿原」と書かれた案内がある。 これは地図やガイドブックには書かれていないが,とりあえず入ってみることにした。

坂を上がるとふたたび車道へ出た(仙北市田沢湖生保内),13:15-13:16
1枚目:最初は普通の山道を上がるが,,。 2枚目:ほどなく未舗装の車道(これが空吹湿原へ向う林道であることに後で気づく)が現れた。 近くには「黒湯」の案内があるだけで,空吹湿原の方向を示す道標がない。 左右どちらへ向えばよいのかわからずしばし迷う。

車道の手前で,左前右を撮影(仙北市田沢湖生保内),13:16
1〜3枚目:とりあえず林道へ出たところで周囲を撮影しておくことにした。 1枚目:左=南側。 3枚目:右=北側。 上述のように,どちらへ進んでよいか判断がつかなかったので,とりあえず楽そうな下りとなっている右へ向ってみることにした。

まず右へ降りてみたが,逆向きだった(仙北市田沢湖生保内),13:18-13:20
1枚目:坂を下ると,途中には鉄板が敷かれた場所があり,その前方に舗装道(市道 黒湯線)が見えた。 2枚目:車道へ降りると,林道入口の脇にこのような工事の案内板が立っていた。 これでやっと現在地が把握できた。 どうやら反対側へ出て来てしまったようだ。元へ戻るしかない。

坂を上がり,元来た方向へ向かう(仙北市田沢湖生保内),13:21

ここが今上がってきたT字路(仙北市田沢湖生保内),13:23
散策路の出口左側に道標が立っているが,そこには「黒湯」と書かれているだけ。 既述したように,空吹湿原の方向を示す道標はどこにもない。

黒湯温泉を左に見ながら南へ進む(仙北市田沢湖生保内),13:23
散策路の出口を過ぎると・・・。左に広場があった。

源泉?(仙北市田沢湖生保内),13:23
1枚目:その広場を撮影。 右に案内板がある。タイトルが半分消えているのでよくわからないが,ここはこの乳頭温泉郷の源泉のひとつのようだ(注)。 「・・・田沢湖高原温泉街に温泉を供給している温泉施設です。・・・ この施設の造成量は,1分間当たり800 l/分で,温泉の温度が62℃で,・・・」と書かれている。 さきほど市道 黒湯線を歩いた時に見えたパイプ(引湯管)はこの源泉から引かれているのだろう。 2枚目:道路の反対側を見ると,斜面を下る溝があり,その中心を狭い水路のようなものが通っていた(ピンぼけ)。 底には湯が通ったあとのような白いものが付着している。これは???

注:手持ちのガイドブック(日野・葛西著,北とうほく花の湿原,2003)には「温泉造成施設」と記されている。 Wikipediaによると,造成温泉とは「地中や蒸気に水を通すなどの手法により人工的に作られた湯で, 温泉法の基準を満たしているもの」とある。 この辺には地熱発電所が多いが,ここは地熱を利用した温泉のようだ。

空吹湿原へ至る道路には,所々に厚い鉄板が敷かれていた(仙北市田沢湖生保内),13:24-13:26
さきほどの工事の案内板にもあったが,この道路は現在,空吹湿原の南を流れる「蟹沢」に砂防ダムを建築するために 大型工事用車輌が通るようだ。 そのためだろうが,随所(ぬかるみやすい場所?)に厚い鉄板が敷かれていた。

鉄板が敷かれた道が湿原を横断していた,ここが空吹湿原らしい(仙北市田沢湖生保内),13:28
1,2枚目:前方に湿原らしい場所が見えたところでパノラマ撮影。 1枚目:ここは湿原の北端に近い場所らしいが,その途中を鉄板が敷かれた道路が横切っていた。 国土地理院の地図にも,湿原を横断する道が描いてあるが,それはこの先にある源泉?に上がって行く道で行き止まりになっている。 しかし,現在は,空吹湿原の東側を通って南にある蟹沢の工事現場まで大型車が通れる道路が新しくできているようだ。 2枚目:湿原の手前にある山道(散策路)。 これは従来からある道で,湿原の西側を通った後,東にあるブナ林の斜面を降りていくルート。 湿原を訪れた後,こちらへ進むが,まずは湿原へ。

Part XI: 空吹湿原〜休暇村乳頭温泉郷(休暇村田沢湖高原)へ
2009.06.28, 13:29 - 13:49