御在所湿原へ(八幡平市,旧松尾村),11:25-11:26
砂利道はすぐにゆるやかな下り階段となる。
御在所湿原へ(八幡平市,旧松尾村),11:27-11:29
前回(2005.07.16)は,最初からひどいぬかるみで,湿原の木道はほとんど水没状態で歩くのが大変だった。
それに比べると,今回はやや乾いている感じがしたが,それでも所々にぬかるみがあった。
御在所湿原へ(八幡平市,旧松尾村),11:29
ミゾソバ(Polygonum thunbergii)
御在所湿原へ(八幡平市,旧松尾村),11:30-11:31
1枚目:途中にはかなり急な階段もある。
2枚目:振り返って撮影。この方が急な状態がわかると思うが,,。
この辺から
御在所湿原?(八幡平市,旧松尾村),11:32-11:33
やがて平らになると,すぐに木道があらわれる(2,3枚目)。
この辺は湿地ではあるが,ススキの目立つ草原で,池塘があるような湿原のイメージはない。
御在所湿原(八幡平市,旧松尾村),11:34-11:36
木道の間に水たまりがあったので採集(
御在所湿原-1,
御在所湿原-2)。
観察された生物:
アスタシア(Astasia),
小型鞭毛虫各種,
ディフルギア(
D. acuminata?),
サイフォデリア(Cyphoderia),
小型繊毛虫数種,
ハネケイソウ(Pinnularia),
他の珪藻各種,
ミカヅキモ(
C. intermedium,
Closterium sp.),
ケンミジンコ,
ワムシ,
御在所湿原(八幡平市,旧松尾村),11:36
2〜4枚目:途中で沢を渡る。
御在所湿原(八幡平市,旧松尾村),11:37-11:38
1枚目:この一帯は鉄分が多いらしく,いたるところ赤く染まっている。木道もこのとおり。
前回来た時は,この辺の木道に足を降ろすと,木道が水面下に沈んでしまうので,歩くのが大変だった。
ここでも採集(御在所湿原-3)。
観察された生物:
ハネケイソウ(Pinnularia),
ケンミジンコ,
センチュウ,
御在所湿原(八幡平市,旧松尾村),11:39-11:40
2,3枚目:途中,前回はなかった新しい木道があった。
よく見ると,古い木道を撤去せずに,その上に新しい木道が設置してあった。
もともと地盤がやわらかく沈みやすいので,古い木道を有効活用したのだろう。
しかし,こうするとやがては木道周辺の地盤が固まって湿原内の水の動きが妨げられてしまう恐れもあるような気がするのだが,,,。
御在所湿原(八幡平市,旧松尾村),11:41
なにはともあれ,ここでも採集(御在所湿原-4)。
観察された生物:
ワムシのみ
御在所湿原(八幡平市,旧松尾村),11:41
御在所湿原(八幡平市,旧松尾村),11:41
しばらく行くと左前方に「五色沼」(赤沼ともいう)が見えてきた。
御在所湿原 五色沼(または赤沼,八幡平市,旧松尾村),11:42
御在所湿原 五色沼(または赤沼,八幡平市,旧松尾村),11:42-11:43
沼の水が流れ出ている場所がある。流路の岩や草に黄色味がかった糸状のものがたくさん付着していたので,
とりあえず採集(五色沼の流出口)。
観察された生物:
小型繊毛虫数種,
小型珪藻少々,
Klebsormidium?,
ヒザオリ(Mougeotia)?,
未同定の糸状藻類,
ワムシ,
イタチムシ,
御在所湿原 五色沼(または赤沼,八幡平市,旧松尾村),11:44-11:45
1枚目:沼に沿って歩くと前方に案内板がある。2枚目:その案内板。沼の特徴について詳しく書かれている。
4枚目:さらにその先には,隣にある御在所沼の展望台があり,その手前で右折する木道がある。
前回(2005.7.16),この辺は水びたしで,一部には木道もなかったため,歩くのが大変だった。
今回は新しい木道が敷設されていて歩きやすくなっていた。
御在所湿原 五色沼(または赤沼,八幡平市,旧松尾村),11:45-11:48
カップ付き指示棒が沼の岸辺に届いたので採集を試みたが,水は澄んでいて,岸辺は結構しっかりと固まっていて,
カップを擦りつけても思うようにサンプルが採集できなかった。
何度か擦りつけて,やっと何かがカップに入ったがミズゴケの一部のみで,原生生物はわずかしかいなかった
(五色沼の岸辺)。
観察された生物:
ナベカムリ(Arcella),
小型珪藻少々,
ヒザオリ(Mougeotia),
Part III: | 御在所湿原(2):五色沼〜御在所沼とその湿原 2006.09.12, 11:48 - 12:02 |