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2006.06.01, Part X

上の小池〜長池〜志賀自然教育園〜無名湿原

上の小池,15:27
ここでは前回(2005.6.19)か前々回(2004.9.26)採集したが,原生生物はほとんどいなかった。 池端の状態からして今回もあまりいそうにないので採集せず。

上の小池から長池へ,15:28
1枚目:池を通りすぎると前方で二股に分かれる。左へ行くと車道(国道292号 志賀草津道路)へ出る。 ここは右(信大自然教育園,注)へ。 2枚目:左側にある道標。3枚目:その向い側。右側の道にある道標。

注:ここの道標には信大自然教育園とあるが,当の自然教育園の入口には「志賀自然教育園」とあるので, この web pageでは志賀自然教育園をタイトルに採用した。 後の画像にあるように,正式名称は「信州大学教育学部附属 志賀自然教育園」となっている。 それを縮めて「信大自然教育園」と書いてあるのだろう。

長池,15:28-15:30
右折してから先は,道路沿いに長池がある。名前のとおり細長い。 ここも前回か前々回の採集(またはその両方)ではほとんど何もいなかったのだが,とりあえず, 前回と同じ場所で採集(長池)
観察された生物(6/2): トリネマ(Trinema), スピロストマム(Spirostomum), ミドリゾウリムシ(P. bursaria), ハネケイソウ(Pinnularia), ケンミジンコ, ミジンコ, ワムシ,

長池,15:30-15:31

タチツボスミレ,15:32
これまで歩いてきた途中では見なかったが,道の脇にタチツボスミレViola grypoceras A.Gray)がわずか数輪咲いていた。 前回の大峰沼の採集では,いたるところに咲いていたが,ここはまだ時期的に早いのだろうか。 それとももともとあまりないのかも知れない。

長池,15:32-15:33
1枚目:池の北側にある木道。 2枚目:木道から池を撮影。逆光であまりよく写らなかった。

志賀自然教育園,15:34-15:35
1枚目:どこからかハッキリしないが,この辺は志賀自然教育園。前方右に長池湿原がある。 2枚目:案内板。 3枚目:長池湿原と長池を仕切る木道。左が湿原で右が池。

長池湿原脇を通る,15:35
長池湿原を右に見ながら「下の広場」へ向う。湿原にはわずかにミズバショウの姿があった。

志賀自然教育園 下の広場,15:36-15:38
前回来た時(2005.6.19)は,ここから画面奥の山に昇って,途中にある木場湿原(注)まで行ったが, かなり時間と体力がいる場所なので,今回はパス。
1枚目:長池公衆トイレ。 2枚目:道標と観察路の説明「自然と友だちに」。画面の右にある「自然研究路」を登っていくと木場湿原がある。 3枚目:「上信越高原国定公園」と「志賀自然教育園」の周辺案内図。 4枚目:研究施設。

注:たしか行って戻るまでに1時間以上かかったはず。かなり急な昇りの場所もある。 前回はすでに3時間ほど山道を歩いた後(11:00 前山湿原→渋池→四十八池→ヒョウタン池 →12:55木戸池 →田ノ原湿原→三角池→日影湿原)だったので,途中から膝が痛み出した。今回はまだ膝が治っておらず, 歩き始める前から膝の具合が悪かったのと,時間的にも無理があるので木場湿原へ行くのは止めた。

志賀自然教育園入口へ,15:38-15:42
1,2枚目:研究施設の脇を通って国道292号 志賀草津道路へ出る。 3枚目:道路に出てから振り返って入口方向を撮影。「信州大学教育学部附属 志賀自然教育園」とある。 4枚目:その向いにある長電バスのバス停。ここは「信大自然教育園」となっている。

                信州大学教育学部附属 志賀自然教育園 入口 信大自然教育園バス停

無名湿原を経由して下の小池へ,15:42
1枚目:このバス停のすぐ隣に無名湿原を経由して下の小池へ至る遊歩道がある。 2枚目:下りの階段を降りるとその先に木道がある。そこが名前のない湿原。 ここは名前はないが,結構知られていて,前回(2005.6.19,もしくは前々回? 2004.9.26)来た時は, ここで写真撮影をしている人が4,5名いた。

無名湿原を経由して下の小池へ,15:43-15:44
1枚目:木道の始まり付近はササが多いが, 2枚目:すぐに湿原らしくなる。ただし,水たまりはあまりない。 3枚目:わずかにある水たまりだが,木道から離れすぎているので採集不可。

無名湿原を経由して下の小池へ,15:44
と思ったら,足下の木道下にわずかに水があるのに気づいた。 ここで採集(無名湿原)
観察された生物(6/2): フセツボカムリ(Centropyxis), ディフルギア( D. oblonga), Lesquereusia, アミカムリ(Nebela collaris), ユーグリファ(Euglypha), トリネマ(Trinema), スフェノデリア(Sphenoderia), ハネケイソウ(Pinnularia), ミクロスポラ(Microspora), ヒザオリ(Mougeotia), コウガイチリモ(P. minutum), ケンミジンコ, ワムシ, イタチムシ, 結構いた。
観察された生物(6/7): Lesquereusia or other genus ?,
観察された生物(7/4): ディフルギア( D. bacillariarum), Quadrulella
観察された生物(7/18): カメガシラモ(Tetmemorus granulatus),

無名湿原を経由して下の小池へ,15:46
木道はすぐに終わり,後は湿原を左に見ながら普通の山道を歩く。ササが多いので湿原がよく見えない。

Part XI: 無名湿原〜下の小池〜信大自然教育園バス停
2006.06.01, 15:47 - 16:18